りらっぱりの頃(こちら)、散歩していると時々こう言う事がありました。
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2歳半くらいから始まったかな。
この子はいわゆる「喃語」というものがありませんでした。
「ママ」も「ダダ」も「マンマ」も「ワンワン」もそんなのは一切ありませんでした。

でも言葉自体が出ない子ではありませんでした。じゃあ何を言っていたかというと、ひたすら数字、それからアルファベット、簡単な英単語も読めて、ひらがなも半分くらい読めていました。2歳台で。
むしろ知能高くね?と当時は思ったくらいです。

ところがコミュニケーション能力を全く感じられませんでした。

私たちはいまだに「マミー」とか「ダディー」とか呼ばれません。こちらの意識を誘って指さして「見てみて!」的な事を言われたことも一切ありません。

もちろん当時もそうでした。指さししない、どこ見てるかよくわからない、表情もなんかよくわからない…そんな子が、

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何だよややき!

外に出て歩いていると言うんだよね。さあみんなも探してみて!
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見つかったかな?

わからん!
こんな日々が続きました。

ある日、家の近くを散歩していると突然、ボビーが恐怖の表情を見せて、動かなくなりました。そして、

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普段、感情表現が薄い子なだけに、何か余程のことがあるのかと、周りを一生懸命見渡しましたが誰もいないし、むしろ小ぎれいでおしゃれっぽいマンションの前だったので、怖い要素はゼロ。

わけわかりませんでした。


もしや彼にしか見えないオバケ!

いやいや、私はそういうタイプの人間ではございません。
オバケが逃げていくタイプの人です。

それ以来、ボビーはここに近づく前に全力で抵抗するようになったので、他の道を散歩するようになりました。

さてここでもう一回、見てみましょう。

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ちゃんと、この絵の中にややきがあるのです。

何か月もしてから分かりました。
私がニッコリ笑いかけた時、ボビーが急に真剣なまなざしで、私の口をこじあけ覗き込みました。歯科医のように。
そして、

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どうやら私の歯のことです。

嫌、yucky?

かと一瞬思いましたが、そんな意味のある表現ができる子ではありません。それだったら嬉しいです。

皆さん、「あれ?さっきの絵の中に、歯なんて無いじゃん?」て思ったでしょ?

実は、砂利の事だったんです。特に小さめの丸石っぽいやつ。
おしゃれマンションの植え込みが白い丸石で、たぶん彼はあれは歯だと思っていたんじゃないかと。


そらこええわ!