ボビーがグループ療育で噛まれてしまって以来、建物に近づくだけでダブル連続逆さバイバイするようになってしまいました。(全力で帰りたい事を示している)その話はこちら

施設に相談し、隣の教室に行くことになりました。その部屋は親はマジックミラーの外から子供を観察していました。

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あ、そうそう。今はね。ボビーはすっかり噛まれ慣れしたよ。重度の方の自閉症のクラスだとどうしてもあるからね。もちろんアメリカの学校は医療処置も、親へのレポート、記録も迅速だよ。

さて話を戻しますが、マジックミラー部屋はこんなところでした。
作業療法士ですかね。英語だとOT(Occupational Therapist)のような方が3名いらっしゃいました。
まず最初の5分は親も部屋の中に入り、あいさつ、そして今日の予定などの話をします。そして運動や作業などのアクティビティーをした後、最後の5分で、親に説明と指導をし、みんなでさようなら、という流れです。

他の2人の男の子は、ボビーよりも1歳ほど上でした。お母さんの一人は、私と同じく赤ちゃんがいました。もう1人は上に小学校に入ったばかりのお兄ちゃんがいるとの事でした。お二人共、もちろん子育てでお疲れでしたが、以前のクラスと較べると、はつらつと輝いていました。

それまでどん底にいた私に希望の光が差し込みました!
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あいさつの後、マジックミラーの外からの観察が始まりました。
先生が「名前を呼ばれたら、手を挙げてお返事してください。」と言いました。


こういう子たちはちょっと観察していると、すぐおかしなとこが見えます。モジ君はモジモジボソボソで下ばかり見つめていました。ヨソミ君は落ち着きが無く、外が気になって仕方がないようでした。そして、ボビー…。
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さっきの希望の光、2分で消えたよ!

まあ外で突っ立ってるのもなんでしたし、気まずかったので、お母さんたちに自己紹介しました。
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上にお兄ちゃんがいるモジ君のお母さん(ハキハキしている)が言いました。

モジ母:心配しなくて大丈夫よ。まだ2歳で、このクラス初めてなんだから。

チー:大丈夫ですかねえ?全然指導に従えていないですけど。

モジ母:実はうちのお兄ちゃんの方もここに通ったの。やっぱり下の子みたいな感じでね。でも今は普通に喋れるようになって、うるさいくらい。普通の小学校に入ったのよ。

チー:へー!ちゃんと成長してそんな風になるんですね。

ヨソミ母:うちの子も最初は全然だったけれど、今はだいぶ従えるようになったのよ。大丈夫!

チー:そうですね。これからどうぞよろしく!

とは言ったものの…何か心の引っかかりは取れませんでした。帰り道、かんしゃくボーイのゾンビ母を見かけました。

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この時、私はなんとなく知っていました。

自分たちはゾンビ側であることを。

しかし自閉症スペクトラムという区切りの無い世界で、周りに翻弄され続けることは、この時はまだ知りませんでした。

続く

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