前回の話の続き!

そう。
不動産エージェントも見に行くのを渋ったこの家。
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実際に行ってみると、うん。通りで一番みすぼらしい家でした。でも、アメリカではこういう家こそが投資には良いとされます。

最初から直してある家は、当然いい価格になります。
直していない家は安い。

でもリノベーションにお金かかるじゃん?
面倒じゃん?

そりゃそうよ。でもお金が無い人は仕方が無いじゃん?それに、すでに安いところからスタートだから、直せば価値が上がる。

リスクが小さい。

しかしあまりにもボロければ、修繕費用が大変な事になります。そういうリスクはあります。

この家もそういう事だったら辞めるつもりでした。

ところが意外にも、建物自体は今まで見た中で一番しっかりしていたんです。

内装はいかにもおばあちゃんち。何十年もこの状態なんだろうなあって感じのね。しかも家中汚れているし、壁紙は剥がれかけているし、キッチンはベタベタだし。

でも建物自体も間取りも悪くない。
どうして買い手がつかなかったんだろう?

エージェントに興味があると言うと、売り手側のエージェントにコンタクトして、色々調べてくれました。

どうやら、20年前に夫を亡くした80代の高齢女性が長いこと独り暮らしをしていたそう。息子さんが時々面倒を見ていたけれど、そろそろケアしてもらえるところにって話だったと。

売り急ぐほどでは無かったけれど、おばあさんはオープンハウスの日にも居間から動かず、家は汚れたまま。

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買い手が見つからずにその年は諦めるというのを数年繰り返していた。(アメリカはそういう記録も全部ネットに出ちゃうから隠せない。w)

そうしているうちに、おばあさんが転んで手首を痛め、とうとう施設に入る事に。それで息子さんたちが、最近もう一度売りに出したけれど、この不況。

家としては悪くないのにタイミングが悪かったということが判明。

なるほど…でもね。
写真を見せましょう。
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寝室
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主寝室
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ダイニング

これは躊躇するよね。w

写真だからまだいいけれど、実物はかなり汚いよ。
あまり触りたくないレベル。w


もちろん水回りは全部古い。屋根は漏れはないようだけれど、葺き替えが必要。電気も暖房も古い。外壁も直さないといけないし、断熱材も必要。

これはお金がかかりすぎるんじゃないか…。
でもロケーションは良い。

まあ今まで見てきた家もだいたい汚いし、似たようなもんだからなあ。(これがボストンよ。)

うーん。

エージェントもあまり乗り気で無かったけれど、どういうわけかオット君は気に入ったの。

性格でいうと、オット君は、コップ半分の水を「半分しかない」と思うタイプで、私は「半分もある」って人なのね。

そんなオット君だから、今まで見てきた家は全部100点満点中20点くらいの扱いしてきたのに、この家には60点くらい与えたわけ。私は50点くらいだったんだけど。w

理由を聞いたら、直感的、空間的になぜか良い感じがしたってのと、1955年築だから地下室が比較的新しいのが良いと。

これが「新しい」。
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確かに。この家の基礎のコンディションは非常に良い。
昔の石造りのとこだと、水漏れやネズミの巣などの問題がよくある。この家の基礎はひびも無く、ジョイントも滑らか、水が入ってきた形跡も無い。

オット君、こういう勘は意外と良いからな…。
しかし予算的にこれは厳しくないかい?

するとエージェントが、たぶん状況的に向こうは早く売りたいから交渉の余地があると。

そこでインスペクターを雇い、住めるコンディションにするコストなどを算出、かなり思い切った価格交渉をすると…

受け入れられました!

契約の時に聞きましたが、
「若い家族が幸せになるなら…。」
っておばあさんは言っていたそうです。涙

ここで息子さんを2人育てたそうです。


私もいずれ…。

数年後、おばあさんは亡くなったと近所の方から聞きました。とても良い方だったそうです。

ありがとう、おばあさん!
おかげで貧乏な私たちが家を持つことができました。
ローン返済額を1BRのアパートの家賃よりも低くできました。(どんだけ金無いの?w)
大事に使わせて頂きます。

…しかしこの家、本当に直せるのかね?

次回はその話。
我が家は常にアドベンチャー!



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