さて。自閉症児にタイピングを教えるとなると、チラホラ聞く言葉があります。
そう。
RPM。
これについて私の見解を書いていきます。

その前にまず、もう一度皆様に伝えたい。

私は基本的には、
「科学的根拠に基づいた王道」
が好きな人です。(このブログの読者はもうわかっていると思いますが。)

ただね。「科学的根拠」が、その団体の都合によって偏っていたりとかさ、対象や手法によって結果が違ったりさ、あるじゃん?

ここに思いっきり書いてある。
ハゲ治療とかダイエットと同じだと。w


どれが正しいとかって問題じゃないんだよね。やってみないとわからない部分もある。常識がひっくり返る事もある。

それを踏まえて聞いてください。

RPMとは、Rapid Prompting Methodの事です。
Rapid:迅速な
Prompting:促し
Method:手法

これが本ね。私が持っているのは比較的新しい、発語があるケース向けの本。
RPM book
RPMを開発したのは、インド人のSoma Mukhopadhyayさん(読めないw)。キレッキレのリケジョ母ちゃん。

重度自閉症のTito君の知性を信じ、めっちゃしつこく教育したの。手足を動かすのも大変な子なのに。手取り足取り。それだけじゃなくて、毎日の生活から自然科学から音楽から何から何まで、もの凄いインプットをするのね。えんぴつを輪ゴムで手に括り付けて字を書かせたり。思いつくこんなん?w

さすがインド人!すげえ!って思う。w

んでTito君が13歳の時に渡米、Somaさんはアメリカの自閉症の子供たちに教え始めるんです。どういう経緯かわかんないけれど。

それがアメリカのメジャーな報道番組で取り上げられたのね。

それがコチラ!(英語わからなくても見ればわかる!)



司会がTito君に聞くの。

お母さんが、プッシュしなかったら今はどうだったと思う?

Tito君が鉛筆で書くわけよ…。

「植物人間だったと思う。」

そりゃ一大センセーションよ!


ちなみにTito君今は30代で哲学者/詩人みたいになってる。
東田さんもそうだけどさ。

こういう人って思考が深いよね。
Saltbox_00105

でもね。

母ちゃんが意思をコントロールしてるんじゃね?疑惑は出るよね。w

今では全部自立して受け答えしているけどさ。

そうなんです。

残念ながら、RPMは疑似科学とされているんです。

ウィキ:


さて。ここまではRPMの簡単な背景を書きました。

私の見解?

このウィキを読めばわかりますが、確かに科学的根拠が弱すぎる!

手法として、サポートする人間がステンシルやキーボードを顔の前に差し出す形なので、意思をコントロールしているのを疑われても仕方が無い!

自閉症の子の手足のコントロールが効かないのはわかります。思っているとこと全然違うとこを指さしちゃうのも、私の経験上わかっています。

でもね。
例え難しくとも、それをやると疑われるのは当然です。

ここに書きましたが、


学校では、全く受け入れられていません。
親は酷く批判されます。

あとね。これもウィキに書いてあるけれど、バイアス無しのサイエンティストの検証を拒んでいるらしいんです。こういうのも疑われる原因です。

RPMはそこが問題!
本は参考になったし、方向性はいいと思う。

だったら堂々と証明してくれ!って思う。

というわけで、私たちはこの手法ではやらない事にしました。

今はコンピューター機器を通してタイプできる発語の無い自閉症者は珍しくも無くて、ネットに一杯います。特にipadやタブレットの出現で、すごく増えましたよね。RPMじゃない方法で習得した人も多くいます。

そんな有名な人とやり取りしたこともあります。

なので重度自閉症者でもタイピングができる可能性は高いです。普通の家庭でも取り組めます。

コミュニケーション能力が上がれば、情緒安定、行動改善につながると思います。

RPMのやり方が合っている子もいるでしょうし、効果が無いとは言いません!

今日はここまで!

次回は、
だけどRPMやってみた!
です。

おもろいでしょ?この企画。


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