Saltbox|エクストリーム自閉症育児絵日記

米国東海岸の郊外の一家。 難易度高めの自閉症児ボビー、オモシロ定型児マイキー、マイペースなオット君、保護猫シェルどん、そして私、Cheeは自由過ぎてエクストリーム!

カテゴリ:ボビー > ボビーの伝説

発音的には、Lilappaliだよ。Lilapadiっぽい時もあるよ。この子は何語も喋れない子だったのに、「りらっぱりー」はかなりハッキリ言っていたよ。全くテレビやキャラクターに興味が無い子だから、そういうのでも無さそう。でもピタゴラスイッチは好きだったよ。構って欲しくて ... 続きを読む
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発音的には、Lilappaliだよ。
Lilapadiっぽい時もあるよ。

この子は何語も喋れない子だったのに、「りらっぱりー」はかなりハッキリ言っていたよ。

全くテレビやキャラクターに興味が無い子だから、そういうのでも無さそう。でもピタゴラスイッチは好きだったよ。

構って欲しくてやっているのでは無くて一方的だったよ。
たぶんりらっぱると、体が落ち着くんだろね。
本人は凄く楽しそうだったよ。

りらっぱりーは5歳くらいの時に去って行ったよ。
あんなにウザかったのに、時々会いたくなるよ。

  

りらっぱりの頃(こちら)、散歩していると時々こう言う事がありました。2歳半くらいから始まったかな。この子はいわゆる「喃語」というものがありませんでした。「ママ」も「ダダ」も「マンマ」も「ワンワン」もそんなのは一切ありませんでした。でも言葉自体が出ない子では ... 続きを読む
りらっぱりの頃(こちら)、散歩していると時々こう言う事がありました。
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2歳半くらいから始まったかな。
この子はいわゆる「喃語」というものがありませんでした。
「ママ」も「ダダ」も「マンマ」も「ワンワン」もそんなのは一切ありませんでした。

でも言葉自体が出ない子ではありませんでした。じゃあ何を言っていたかというと、ひたすら数字、それからアルファベット、簡単な英単語も読めて、ひらがなも半分くらい読めていました。2歳台で。
むしろ知能高くね?と当時は思ったくらいです。

ところがコミュニケーション能力を全く感じられませんでした。

私たちはいまだに「マミー」とか「ダディー」とか呼ばれません。こちらの意識を誘って指さして「見てみて!」的な事を言われたことも一切ありません。

もちろん当時もそうでした。指さししない、どこ見てるかよくわからない、表情もなんかよくわからない…そんな子が、

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何だよややき!

外に出て歩いていると言うんだよね。さあみんなも探してみて!
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見つかったかな?

わからん!
こんな日々が続きました。

ある日、家の近くを散歩していると突然、ボビーが恐怖の表情を見せて、動かなくなりました。そして、

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普段、感情表現が薄い子なだけに、何か余程のことがあるのかと、周りを一生懸命見渡しましたが誰もいないし、むしろ小ぎれいでおしゃれっぽいマンションの前だったので、怖い要素はゼロ。

わけわかりませんでした。


もしや彼にしか見えないオバケ!

いやいや、私はそういうタイプの人間ではございません。
オバケが逃げていくタイプの人です。

それ以来、ボビーはここに近づく前に全力で抵抗するようになったので、他の道を散歩するようになりました。

さてここでもう一回、見てみましょう。

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ちゃんと、この絵の中にややきがあるのです。

何か月もしてから分かりました。
私がニッコリ笑いかけた時、ボビーが急に真剣なまなざしで、私の口をこじあけ覗き込みました。歯科医のように。
そして、

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どうやら私の歯のことです。

嫌、yucky?

かと一瞬思いましたが、そんな意味のある表現ができる子ではありません。それだったら嬉しいです。

皆さん、「あれ?さっきの絵の中に、歯なんて無いじゃん?」て思ったでしょ?

実は、砂利の事だったんです。特に小さめの丸石っぽいやつ。
おしゃれマンションの植え込みが白い丸石で、たぶん彼はあれは歯だと思っていたんじゃないかと。


そらこええわ!

皆さん、GWお疲れさまでした。子連れでテーマパークに行かれた方も多いのではないでしょうか?本当に大変ですよね。あれは修行。さて、もうタイトルで皆さんビビっているとは思いますが、うちのボビーは伝説級です。そこに至るまでの話をしましょう。2年前に日本に行った時の ... 続きを読む
皆さん、GWお疲れさまでした。子連れでテーマパークに行かれた方も多いのではないでしょうか?本当に大変ですよね。

あれは修行。

さて、もうタイトルで皆さんビビっているとは思いますが、うちのボビーは伝説級です。そこに至るまでの話をしましょう。

2年前に日本に行った時の話です。

我が家はディズニーに興味がありません。アメリカ人のくせに。

ウォルトの人生はなかなか面白くて好きだけど。

だったら行くなよって感じですが、アメリカのディズニーからは遠いところに住んでいるんです。だからわざわざ行く気が無くてね。東京に行ったついでに行ってみようぜと。子供が小さいうちしか行かないだろうし。

そんな人たちなので深く考えずに行きましたが、開園の8時に行って、普通に入ることができました。


とは言え、東京ですからね…想像以上に混んでいて、想像以上に平日の朝から若者だらけでした。

あいつら学校は?仕事は?
そんで勢いよく走っていく姿が見えました。


その時は、その時点で自分たちが敗北している事を知りませんでした。

ディズニーでは、列に並んでいる事が困難な障がいがある方は、受付に行くと、特別なカードを貰える仕組みになっています。

我が家はまずそこに行きました。どういう事かというと、列に並んでいられない時に、係員が待ち時間をカードに書いてくれるんです。それで列から離れても、その時間に戻ってくればファストパスの入り口から入れるようになっています。もちろん1つのアトラクションが終わるまでは他では使えませんから、他の人と待ち時間の条件は同じになります。悪くないサービスでしょ?

そしてそれを貰ってから、アトラクションに向かいました。


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しかし我が家はこんな調子です。ボビーは腰ひも付きです。命綱です。やっと人気そうなところに着いたら、すでに長い列ができ、ファストパスも取れない状態でした。

ここで悟りました。

この施設は、ハッピー子連れの夢の国じゃねえ!

うちみたいのとか、乳児、幼児連れの超低速、ウロウロモードでは完全敗北。勝ち負けの過酷な世界じゃねーか!

高い金払ったが、すでに帰りてえ!

しかし気持ちを切り替え、人気無さそうなアラジンとこ行きました。ボビーが乗れるレベルの乗り物をとりあえず探そうと。

お。いいのがあったぞ。あの魔法の絨毯がゆるく回るだけのやつ。2歳くらいも乗れるやつ。


これこれ、これでいい。(早くもテキトー)

それでもすでに30分待ちでした。
さて、例のカードを使うべきか使わないべきか…悩みました。

問題はここなんですよ。ボビーの場合は身体的な問題は、まああるっちゃあるんですが、見た目的には問題ないわけですよ。それよりも多動だとか、自閉症特有のわけわからない行動が問題なわけで、それさえ制すれば下手にウロウロするよりも、その場にいた方が楽だったりするわけです。

使わないで普通に並ぶ事にしました。

ところがですね…幼児も多いアトラクションだったので、泣き声や騒ぐ声がたくさんありました。私たちは全然構わないんですよ。
りらっぱりーされても平気な人たちですから。ただですね…ボビーが耐えられないんです。子供の泣き声に。

こうなりました。

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オット君とマイキーはそのまま並び、私は従業員にカードを見せ、一旦列から離れるけれど順番が来たらオット君のところに戻る許可を得ました。

順番が来て、絨毯に乗り込むよう促しましたが、ものすごい抵抗でもうダメでした。

乗り物が全くダメな子では無いんですよ。自動車や電車、いや飛行機の中でさえ、案外大人しいんです。動くものに乗るのが好きなんでね。そしてグルグル回転するのも好きですから、こういうのは小さい頃は大丈夫だったんです。しかしその場でひっくり返り…


「乗るんですか?乗らないんですか?」

従業員に促されるとこまでいってしまいました。
オット君たちはすでに乗っていたので、助けはいません。
案外ここの従業員冷たいんだな…と思いました。

仕方なく引きずるように出口から出しました。

このゆるーいのがダメって…もうどうなるんだよ。

もう悪い予感しかしませんでした。

(続く)



さて、アラジンの魔法の絨毯という完璧な狙い目のやつが乗れなかった後(その話はこちら)しばらく悩みました。ボビーはキャラクターには興味が無い子だし、たぶんミッキーマウスは認識できるけれど、他は認識していないし、激しいのはダメでしょ?ショーも無理。まだ暑さが ... 続きを読む
さて、アラジンの魔法の絨毯という完璧な狙い目のやつが乗れなかった後(その話はこちら)しばらく悩みました。

ボビーはキャラクターには興味が無い子だし、たぶんミッキーマウスは認識できるけれど、他は認識していないし、激しいのはダメでしょ?ショーも無理。まだ暑さが残る時期でした。


ボビーは暑さに弱いんです。

これも自閉症の子にありがちな問題です。体温調整の感覚がちょっと違うんですよね。それで暑がり方が異常だったり、冬に裸になってしまったり難しいんですよ。

こんな風にまたちんたら歩いていると…

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そんでリトルマーメイドのラグーンみたいな建物に入りました。

これが正解でした。

薄暗い室内、サイケデリックな照明。センサリー(感覚統合)の問題が多い子にはここおススメします。ここでやっと落ち着きを取り戻し始めました。

そして乗り物をいくつか試してみましたが、唯一乗れるのがありました。クラゲが上下するやつです。これがまた全然人気無くて、すぐに2回も乗れました!おススメ!

しかしマイキーが言いました。


「これつまんない。僕、人気のやつ乗りたいよ。」

そうなんですよね。きょうだい児(障がい児の姉妹兄弟のこと)というのは可哀想な思いをさせてしまうことが度々です。そこで決めました。オット君とマイキーはファストパスも取って、多少長い列に並んでもいいから人気のに乗る。私はボビーと適当に過ごす。もう私は何でもいいから。

しかしこれは思ったよりも大変でした。
私は待っている側ですからね。何時間も。時間が流れるのが止まってしまったんじゃないかと思うくらい長く感じました。

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今でもそうなんですけれど、ボビーはこちらが常に声掛けをしないと真っ直ぐ歩けない。何度でもトイレを要求する(何かと暗く狭いところに隠れたい)。立ち止まったり何かを嫌がったりしていても理由がわからない。そんな子なんです。

オット君とマイキーが2つくらい楽しめた後、言いました。


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そして、せめて1つくらい、家族みんなで楽しめるのに乗って、それでヨシとしないかと提案しました。みんな賛成でした。

前回、ウォルト・ディズニーの人生が面白いというのをちょっと書きましたが、「親も子も一緒に楽しめるところを作りたい!」というのが本来のディズニー氏の構想だったわけです。

興味がある方は、こちらをご覧ください。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの入園者数データです。
http://www.olc.co.jp/ja/tdr/guest/profile.html

年代別来園比率が、大人40歳以上、大人18~39歳、中人(中高生)、小人(小学生以下)と分かれていますが、2018年度の小人は、なんとたったの15.2%なんです。2011年度をみると18.3%です。そして大人(40歳以上)が増加しております。そうです。
つまり…


東京ディズニーリゾート高齢化!

歩いていてそんな気はしたんだよね…。まあ儲からないと商売にならないからあれなんだろうけれど、子供向けの施設では無くなってるのはこういう背景もあるのかね?

さてマップを広げてみました。
事前に大丈夫そうなアトラクションはネットで調べてはいましたが、細かいことまではわかりません。当日にボビーがどういう反応をするかもわかりません。でもまあ「幼児」が大丈夫なとこならいいだろうと。知能テストだと1,2歳って出る子ですけど。笑

ありました。4人揃って乗れそうなのが。


しかしこれが大間違いでした。

(続く)


前回、ボビーと歩き回るだけのディズニーシーに疲れ、家族で乗れるアトラクションに行こうとマップを広げて決めたとこまで話ました。さあどこでしょうねえ?ヒント1:どう見てもお子様に人気のキャラです。カワイイです。ちょっと怖いとかそういう雰囲気はゼロです。ヒント ... 続きを読む
前回、ボビーと歩き回るだけのディズニーシーに疲れ、家族で乗れるアトラクションに行こうとマップを広げて決めたとこまで話ました。

さあどこでしょうねえ?

ヒント1:どう見てもお子様に人気のキャラです。カワイイです。ちょっと怖いとかそういう雰囲気はゼロです。

ヒント2:家族で並んで座れます。タイヤやレールがついていない系です。回転もしません。高所にも行きません。室内です。

ヒント3:待っている列が水沿いです。水が大好きな自閉症児が並んでいられます。

わかったかな?

そう。


ニモ&フレンズ・シーライダー!

きっと詳しい人はこの時点で、

うわ~母ちゃん、やっちまったなあ!と思うでしょう。


でも上の条件見て。普通これは大丈夫だと思うじゃん。


随分長い事並びました。1時間半くらい。オープンした年だから大人気でね。せめて家族の良い思い出作ろうと、もの凄い頑張った。

そして席に着いてシートベルトを装着。この時点でちょっと不安がよぎりました。シートベルトが、ガッチリついて動けなくなる系じゃなかったんです。普通の飛行機のやつみたいなのでさ。

そして自分たちの後ろは、若いキャピキャピの女の子のグループでした。ボビーは甲高い声が苦手なんですよね。こればっかりは、どうしようも無いですが、「うわ~、これはマズイ。」とその時思いました。

そして部屋が暗くなり、ライドが始まりました。
ボビーはちゃんと座ってスクリーンを見ているようで、一安心しました。その時です。


キャアアアアアア!
二モー!ドリー!
〇〇ー!(←なんか知らん奴)
キャアアアアアア!

後ろの女の子たちが、キャラが出てくるたびに、アイドルの声援並みに叫び始めました。

これって、こうやって見るものなのかい?
それとも、私の運が悪かったの?
みなさん?


ハイ。ここでもうボビーは耐えられない状態になっていました。

私は腰ひもをできるだけ短く握って、落ち着かなくなっているボビーをどうにか押さえていました。

が、中盤になり、思いのほかライドが激しくなってきました。音も大きく、ガッタンガッタン結構凄くなってきました。それ以上に後ろの女子たちの叫びが、

キャアアアアアアアアアア!

凄いことになりました。その時です。

ブー!
とブザーが鳴り、突然照明がつきました。

ザワザワ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ

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ボビー立ってました。
子供じゃあんなベルトすり抜けるから。


ウ、ウソ…。


120席分の目が私たちに集まりました。

後ろの女子たちの声が聞こえました。
「あー、子供が騒いだのね。しょうがないね。」

従業員が来ました。
「最後までお座りになられそうですか?」
「いいえ。」
「ではこちらから…。」

ボビーと私は背中に痛い視線を受けながら出ました。

私はもうこんな生活を長い事送っていますから、羞恥心とかありません。しかし申し訳なさと悲しさと半分怒りのようなものがこみあげてきました。

誰のせいでもない。
でもなんで、なんで私がいつもこういう思いをするのよ。


いや、私だけでないはず。こういう家庭はたくさんある。
きっとみんなこんな思いをしている。

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出口で待機していた従業員に言いました。

「こういう子がもう少し楽しめる方法って無いんですかねえ?例えば私たちが、端っこの席にしてくださいって言ったら、できたものなんですか?最初から立ち見とかってのも可能でしたか?」

「いや、そういう事は…。」

「でも車椅子の方が端っこにおられましたよね。あんな感じで。」

「ああ、はい…ちょっとその辺は…。」

「あの、こういった提案ってのは、どなたにできるのでしょうか?」

「よろしかったら上の者に連絡しますが…。」

「お願いします。」

その時、オット君とマイキーが出てきました。もちろん他の客も出てきました。たぶん、あのバカ親!と思われていたでしょう。笑

オット君ももう声も元気が無い状態でした。マイキーも悲しそうでした。ちゃんと問題を伝えるために、担当者を呼んでもらっていると話すと同意してくれました。みんなの安全、そして他のお客さんのためにも、起きた事をちゃんと伝えるべきですからね。

担当の人が来た時は、もう私はこんな感じでした。

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担当者さんに起きた事、思う事を伝えました。
担当者さんは良く話を聞いてくれました。そして提案してくれました。

「大変でしたね。実は一つ、ご家族で乗れるいいのがあるんです。良かったら私が案内します。もちろんお待ちいただかなくて大丈夫です。」

「え?」

海底2万マイルなんですが。」

「え?あれ…私たちでも大丈夫なんですか?」

そう。これはこんな怖そうなの無理だろうと思って、計画に入れていなかったやつだったんです。

「はい。6人乗りの潜水艦なので、ご家族だけでお乗りになれます。シートベルトも無いものなので。」

「いいんですか?」

「はい。ぜひぜひ。」

「ありがとうございます!」泣

そして、

海底2万マイル、楽しみました!
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担当者さん!
あんた夢の国のヒーローだよ!


昨日は発達障がい児への配慮が完璧なセサミプレイスの紹介をしました。(こちら)今日はダメな方のを紹介するよ!去年の話だよ。住んでいる州の企画で、子供から成人までの知的障碍者とその家族が、田舎の遊園地に一緒に行って遊んでピクニックするという催し物がありました ... 続きを読む
昨日は発達障がい児への配慮が完璧なセサミプレイスの紹介をしました。(こちら

今日はダメな方のを紹介するよ!
去年の話だよ。

住んでいる州の企画で、子供から成人までの知的障碍者とその家族が、田舎の遊園地に一緒に行って遊んでピクニックするという催し物がありました。団体で入り、ここも障がい者は優先でアトラクションを利用できるという事で、なかなか良いんじゃないかと。

場所はCanobie Lake Park。ニューハンプシャー州にあります。
1902年創業ですから、117年もやっている老舗遊園地です。


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ザ・遊園地!って感じ。「としまえん」っぽい。
赤いシャツがマイキー。ね。髪型が絵のそのままでしょ?

雰囲気も良く、小ぎれいでとても楽しいところです。
乗り物がレトロなのもいい感じ。

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ただ問題はここ。
こういう遊園地は、ドアとかシートベルトとか、そういうのの水準が低そうな感じなんですよね…。
この写真のやつとか横にドア無いし。こういうのには、ボビーは乗せられません。

絶叫マシンはそんなにない遊園地なのに、意外と難しい事が判明しました。

そこで、これは大丈夫じゃないか?というスキーリフト的なものに乗りました。腿のところにバーがあるし。

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ところが乗って、大後悔!
子供の大きさだと、落ちようと思えば、簡単に滑って落ちられる乗り物でした。

足がブラブラするのも良く無かった。ボビーは足が安定しないの苦手な子なんです。どうしてこれに乗せてしまったのか…。

「どうかパニックにならないでくれ!どうか落ちないでくれ!」
と、心の中でつぶやき続け、落ち着きを失っているボビーを横に、真っ青になりながら無事生還しました。

こんな普通の乗り物が、私たちにとっては絶叫マシンよりも怖いんです。

その後、これなら大丈夫だろうと乗った、そんなに大きくない観覧車もこの通り…。

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我が家だけ絶叫マシーン!

またこれが、ゆーーーーーっくり回るタイプのでね。一番高いところで長い事停まるんだわ。泣

これ外から見たら酷い状態だったと思う。遊園地に怒られるんじゃないかと思ったよ!

窓が無くて落ちられるタイプの観覧車には、こういう子を乗せてはいけません!!

それから体を固定する仕組みも気を付けてくださいね。
古い遊園地では特に。もちろん新しいからと言って油断はできません。

結局いつも通り、オット君がマイキーと楽しいやつに乗って、私がボビーとウロウロする1日でした。レールの上をクラシックカーが走るだけのやつとか、そういうのには乗れました。

ボビーみたいな子の場合は、地上に近い乗り物、足場が安定しているものの方が良いです。


どんなに周りが楽しそうでも、ダメそうだったら諦めてヨシ!

例え知的障碍者の団体主催だから、遊園地側が優先的に乗せてくれるからと言って、私たちにとって安全とは限らないのだというのを学びました。

本当に判断が難しいですし、折角遊びに来たのに楽しめなかったり、家族や友人が「乗ろうよ、乗ろうよ」うるさかったりしますがね。


乗らないという選択も悪くない!
判断に迷ったら、我が家のこの絵を思い出してね。
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絶対楽しく無いから!

家に帰り、庭を見て思いました。

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ボビーには、これで十分。

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この手のハンモックはおススメだよ。
家に木が無くても、公園なんかの2本の木の間に使えるよ。
ブランコ替わりにもなるし、ボビーはよく包まって横型ミノムシになってるよ。

タイヤスイングは私の手作り。

こんな方が平和だよ。

ボビーが6歳の頃に描いた4コマをいくつか載せましたがその頃の話です。(その1、その2、その3)冬のある夕方、オムツが切れている事に気が付き、ベビーザらスに行きました。ボビーは6歳くらいでしたが、まだまだ必要でした。どんなにトレーニングしても、どうもお腹から ... 続きを読む
ボビーが6歳の頃に描いた4コマをいくつか載せましたがその頃の話です。(その1その2その3

冬のある夕方、オムツが切れている事に気が付き、ベビーザらスに行きました。ボビーは6歳くらいでしたが、まだまだ必要でした。

どんなにトレーニングしても、どうもお腹から腿の辺りの感覚が弱い感じがあって、自分でも気が付けないように見えました。(10歳くらいまでそんな感じでした。)

いつも買い物は大変でした。多動と感覚過敏があるのでね…オムツ売り場までの道のりでも抵抗されました。
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アメリカの大型のチェーン店って、天井も高くて、明るくてガランとしているじゃないですか?

ボビーはあれが苦手なんですよね。
たぶん空間認知とかそういう問題じゃないかな…。

カリスマ歯科医の話で、ちょっと書きましたが(ココ)、そういう空間、言ってみれば体育館みたいなとこにボビーを置くと、いつにも増して落ち着かなくなって、ルンバみたいな動きを始めるんです。
いやホントに。手で壁をこすりながら。w

これは今でもそうです。

だからこっちはこういう場所ではかなり気を付ける習慣はついています。しかし、このくらいになると力も付き、足も速くなり、パッと振り切られる事も出てきました。

そして…

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この日はやられました!
しかも、
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凄い速さで壁の後ろに回り込み!

これはまずい!

しかししょせんベビーザらス、ベビー服とベビー用品ばっかのこんなとこ、すぐ見つかるだろう…

と思って壁の後ろに急いで行くと…


いない!
血の気が一瞬で引きました。
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普通の小さい子が、おもちゃ売り場に走っていってしまうのとかとは違います。「僕、あれ欲しい!」とかの言葉のヒントもありません。


さあ、あなたならどうする?


続きをお楽しみに!

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ベビーザらスで突発的に走って消えた6歳の超多動自閉症児ボビー。(前回はこちら)こういう行動は日本語だと何て表現するのかしら?英語だと、ボビーのこんな動きは、「Bolting」(駆け出し、逃走)って呼ばれていました。確かに、ウサイン・ボルト降臨しちゃってるから、し ... 続きを読む
ベビーザらスで突発的に走って消えた6歳の超多動自閉症児ボビー。(前回はこちら
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こういう行動は日本語だと何て表現するのかしら?

英語だと、ボビーのこんな動きは、「Bolting」(駆け出し、逃走)って呼ばれていました。確かに、ウサイン・ボルト降臨しちゃってるから、しっくりくる。w

他にも、色んな表現があります。
wandering (off)(徘徊)
running off(逃げる)
escaping(逃げる)

fleeing(逃げ走る)
elopement(駆け落ち)
よく聞くのはこの辺でしょうか?

しかしシャレにならないんですよね。
自閉症の子の事故の多くはこれが原因です。
強いこだわりや感覚過敏、不安や恐怖のために突発的に起こるので、どんなに気を付けていても完全に防げるものではありません。

もし「あれ?」という子がいたら、ちょっと様子を見たり、店員に伝えてください。
違ったら違ったで万々歳ですから。

私自身、すぐに店員に助けを求めれば良かったのかもしれませんが、この時はまだ経験が浅く、パニクりました。
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は!まさか外!

慌ててドア付近に行きました。外に出ていなければ、とりあえずは安全が多少は確保されます。

ああ、出口はレジの向こうだから、店員は気づくはずか…。(聞けよ。)

あ!入口のコインで動く乗り物のところ!
これは可能性ある!
前に1回乗せてやったから。

しかし…
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うわあああああ。

どこ?どこなのよお
…!
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そうだ。
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あのやたら抵抗した辺りだ。
しかし何だろう…
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ん?




んん?




え?




いたー!!


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ちょ。

場所!w

バービー幼児ベッドルームセット!!



しかも、
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って顔して正座してくつろいでた。w


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去年の話です。ボビーが我が家で暮らしていた時ね。10歳のボビーは、どんどん難しくなっていきました。公立学校のスクールバスは、朝7時半に来ます。家に帰って来るのは3時過ぎ。スペシャルニーズの子のバスは普通の子のバスと違って、あっちゃっこっちゃ遠回りをするの ... 続きを読む
去年の話です。
ボビーが我が家で暮らしていた時ね。
10歳のボビーは、どんどん難しくなっていきました。
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公立学校のスクールバスは、朝7時半に来ます。家に帰って来るのは3時過ぎ。スペシャルニーズの子のバスは普通の子のバスと違って、あっちゃっこっちゃ遠回りをするので、学校は家から車で10分くらいのとこなのに、40~50分くらい乗る事になってしまいます。それでもボビーは乗り物は好きなんですよ。

乗り物の動く感じがいいのか、揺れがいいのか、流れる景色が良いのか…でもあれなんですよ。意外にも飛行機では大人しいんです。だから景色は関係無いのかも。何だろう…。

夜泣きしている赤ちゃんを、ダッコやベビーカーで歩き回ると大人しくなる現象あるじゃん?
あれと同じじゃないかと思う。

それで上の絵の通り、外に出せ!車に乗せろ!と騒ぐことが多くてね。もちろんダメな時はダメですから、他の事に切り替えさせようとしたり、スケジュール見せたり、自分の部屋に行くように促したりはするんですけれど、なかなか難しくてね。

まあ暴れてたわ。

長い学校の後に、さらに数時間のABAセラピーでしたから、セラピストが帰ると自分のやりたい事で一杯で爆発するようになってしまっていたんです。(これじゃあ逆効果だって言ってるのに、学区に無理にやらされてた。)

仕方が無いので、厳重に対策をして、簡単に脱走できないようにはしていました。
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家の内部が破壊されましたが。
まあこの辺は後々書きますけどね…。


それである日ふと、ボビーが万が一脱走したら、どっちの方向を探せば良いんだろうか?という疑問が湧きました。
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機嫌がそんなに悪くない時に確かめてみようと、ボビーを尾行する散歩をしたんです。すると迷う事無く、一本道を真っ直ぐ歩き始めました。

何か目的でもあるかのように。
そして突然走り始めました!
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ダッシュまでは行かないけれど、結構いいペースのランニングで!ひょえ~!

なんとなく歩道は歩きますが、信号や交通ルールは全く分からない子です。交差点前でギリギリ止めました!
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その後、帰ろうかとも思いましたが、ここまで来たら謎を明かしたい…ボビーはもう急ぎモードになってしまっているので、すぐ隣を伴走するような感じでジョギングペースで尾行(?)を続けました。

気が付くと結構な距離…

駅の近くまで来ていました。

その時は駅は工事中で電車が停まらないようになっていました。代わりに隣の駅まで行く振り替えバスが停まっていました。すると…

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迷う事無く乗ろうとした!
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この後落ち着かせるまで大変で、その後、気を取り直したかと思ったら、次の駅の方向に歩き出し始めた!

さあ皆さん、これがどういう事かわかります?

ボビーはどこに駅があるかも解っているし、バスも同じような役割と知っている。普段はほとんど車移動だから、今回通った道を歩かせた事無いのに知っている。

普段はこんな感じだけれどね。
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色んなことを知っている。
知能が低くてbehavior(行動)に問題があるって事にされちゃうけどさ。

確信犯。

というわけで。

もしボビーがボストン行きのバスか電車に乗って、うっかり空港に行き、うっかり日本に来てしまったら、確保して連絡ください。

週末、これを首にかけさせるようにしています。
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アプリで落とし物の場所がわかるやつ。
bluetoothでチャイム音発生させられるやつ。
今のところつけてくれています。
タイルの裏に電話番号も書いといた!