Saltbox|エクストリーム自閉症育児絵日記

米国東海岸の郊外の一家。 難易度高めの自閉症児ボビー、オモシロ定型児マイキー、マイペースなオット君、保護猫シェルどん、そして私、Cheeは自由過ぎてエクストリーム!

カテゴリ:ボビー > 自閉症タイピング

私が住んでいるマサチューセッツ州は、全米の中でも学力が高い事で有名です。元々有名大学や医療、研究施設が多いため、住民が割と高学歴というのもあります。公立学校も私立学校も州の統一テストを受けさせて、学力が低いところに、よりサポートが回るように州が援助するシ ... 続きを読む
私が住んでいるマサチューセッツ州は、全米の中でも学力が高い事で有名です。元々有名大学や医療、研究施設が多いため、住民が割と高学歴というのもあります。

公立学校も私立学校も州の統一テストを受けさせて、学力が低いところに、よりサポートが回るように州が援助するシステムを、他の州よりもだいぶ前からやっているというのもたぶんあります。

底上げの努力をしてきた州って感じ。

州によってはできる子を伸ばすのに力はいれるけど、底上げしないとこもあるみたいだからね。

やっぱりリベラル州。


でも小学3年生からテストが始まり、高校卒業時に基準に達しないと卒業できない仕組みです。

リベラル州でも自治体格差もありますし、先生も生徒も親も大変です。アメリカは「お受験」プレッシャーは無いですが、こういうのはあるんですよ。

しかし全体的に、マサチューセッツ州は普通の郊外のどこでもまあまあ学校は悪くないです。つまりリッチでない普通の子にも色々と道が開けてる。


その代わり、あんまり「ギフテッド」教育は無いけれど、実はマイキーが私立学校の特別授業に参加できたのは、州のテストで高スコアだったからなんです。


そういうのはやってくれる。

じゃあ逆に、ボビーみたいな子はどうなっちゃうのか?って話なんですが、普通の学業ができないレベルの場合は、その子のレベルに合わせた内容の「アセスメント」的なテストが行われます。それもちゃんと基準があり、学校はそれに沿ってやるようです。

ちなみに、知的な問題は少ないけれど、発達障害やその他の身体的な能力で普通のテストが受けられない場合も、それに合わせてテストや環境が用意されます。なので高校卒業も達成できます。

それでなんつーんだろう?
ボビーの場合は、最初から「高卒」を諦めてるじゃん?w

ちょっとみんな、想像して欲しい。

小学校1年生で、周りがみんなキラキラしている時に、これを受け入れて生きている親を。w

可愛らしい、あどけない顔を見て、涙が溢れそうになるの。それを堪えて、ニコニコ公立学校に行くの。

誰も私が学校や学区に、「この子は高卒資格貰えないでしょう」宣言されているなんて知らないわけよ。

そんな孤独な母ちゃんだったの。


でもね。今年の統一テストも相変わらず幼稚園レベルだけれど、ボビーだいぶまともになったよ!

「この絵本の主人公は誰ですか?」という質問に、3ヶ月くらい練習を重ねて、〇で囲めてた!(ちなみに3択で残り2人は誰やね~ん!って絵。w)

進歩!

年齢?もうすぐ12歳~!w

ハイ。今でもちょっと悲しくはなりますよ。

やっと3歳くらいのレベルかな…いやでも3歳はもっとできるな。根本的に違うから。

今こうやって1年前に私立の自閉症専門の学校の寮生になって、本当に良くなった。

睡眠の問題や暴れる事が無くなった。
食生活も改善した。家族みんなが助かった。

こういう子が大変なのは、公立学校のせいでも、先生のせいでも、親のせいでも無いの。

ここが世間で理解されていないよね。
そんな簡単な話じゃないのよ。
私くらい頑丈な母ちゃんでも無理なんだから。w


構造化されたシンプルで静かな環境で、1年365日の予定をキッチリその通りにやる学校だから達成できているの。そしてどの親も泣きながら寮に入れるのよ。
そりゃ胸が張り裂けるほど辛いさ。


でもそれを乗り越えて、ここまで来た!
今日も会いに行って来たんだけれど、

何かが繋がってきているのは感じた。
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むしろ、他の2名は繋がって無い。

かわいいんだ~。今日にも家に連れて帰りたいんだ~。

オット君と一緒に泣きそうになることはある。

オット君に言わせるとね。

X-Menが通う学校あるじゃん?
あれ。


確かにちょっと似てる!

この子たち、X-Men要素あるし!w

まず、感覚過敏がX-Men!

そしてハリーポッターっぽさもある。


魔術は使ってると思う。
なんかブツブツ言うし。


州の統一テスト。
どうでもいいな。
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前回、ペアレント・トレーニングで私が暴走し、学校と関係が悪くなってしまった話を書きました。 私は社会的にキチンとした人間ではありません。これでもみんなに迷惑をかけないよう努力はしていますが、真っ直ぐ過ぎてうまくやっていけないタイプです。それでもボビーの難 ... 続きを読む
前回、ペアレント・トレーニングで私が暴走し、学校と関係が悪くなってしまった話を書きました。




私は社会的にキチンとした人間ではありません。
これでもみんなに迷惑をかけないよう努力はしていますが、真っ直ぐ過ぎてうまくやっていけないタイプです。

それでもボビーの難しさは増していく。



学校に相談しても、先生の学校の集団の中のボビーに対する経験と、家や外での親の経験は全く違います。

学校はもちろんその事はわかっています。
自閉症に限らず、子供は学校と家では態度が違うもんです。

面白い事に、ボビーに体当たりで付き合ってくれている先生には、私と同じような経験があるみたいです。愛情に対する甘え…これが愛しくて仕方が無いんですよね。

療育の中で、信頼関係を築くというのはものすごい大切な事で、でもそれ故に「けじめ」が難しいところがあるんです。学校のような構造化されたスケジュール通りの環境なら、それがコントロールしやすいですよね。集団行動も多いですし。しかし同じ事を親が家庭やうるさいショッピングモールでできるかというと…

…わかるでしょう?

わたしもさ。若くて無知で自分で子育てする前は、「ちゃんと躾けしないの?」くらい思ってたけどさ。

今は究極に近いのを育ててる。w


だから理論ばかりの「ペアレント・トレーニング」に腹が立ってくるの。

さて。日曜日もボビーに会いに行きました。家族でダンキンドーナツに行って、ドーナツ食べて帰ってきただけ。店はBGMがうるさく、ボビーが耳を押さえ始めたので、結局すぐに学校のロビーに戻りました。

ボビーのために本を用意していました。
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日本でも売っていると思いますが、「ぞうさんぶたさん」シリーズ。読みやすく、話も面白い本です。キャラクターの表情も豊か。セリフがフキダシで書かれているので、ボビーが話し言葉を覚えながら読むのにちょうど良いかなと。

ところが、これを取り出したとたんに、私たちからスーっと離れていくんです。ロビーをウロウロし始めました。ボビーを何度椅子に座らせても、ずり落ちるんです。そして逃げる。

またか…。

小さい頃からずっとこうなんです。
昔は本をビリビリにして、ヤギみたいに口に入れて抵抗したこともあるくらい、読み聞かせに抵抗するんです。

だから、わたしはユーチューバーになったんですけどね。


なかなか座ってくれないので、学校のスタッフに手伝ってもらいました。おかしな事に、学校のスタッフが来ると、「あ、やべえ。」って感じでサラッと座って本を読むんですよ。

でもね。そのスタッフもまさかボビーが本を読めるって知らなかったみたいで、ビックリしていました。

そんなボビーを見て悲しくなりました。
いつも以上に悲しくなりました。1年前に寮に入ってから、私たちは限られた時間しか会えません。プライバシーのあるゆったりした時間などありません。

学校の言う通りに一生懸命やっているのに…どうして私たちに対してそうなの?

涙がポロポロ出てきました。
オット君もマイキーもいましたが。

すると、急にボビーが近づいてきて本を拾い、
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座り、私と一緒に指差ししながら読んだんです。


そう。彼は全て解っているんです。
私がどうして泣いているのかも。

ボビーがトイレを要求し始めたので、オット君が連れて行きました。その間、私は茫然としていました。

何で…どうして…マイキー、私がダメだから?

…お母さん、聞きたくないかもしれないけどさ…ボビーにやりたくない事やらせてもやらないよ。

でもあの子、何もやらないじゃないの。

…僕はわからないよ…。

この時点で、私の悲しみは怒りに変わり始めてしまいました。マイキーには悪い事をしてしまった。

私がダメなんでしょ。そういう事でしょ!
もうボロボロでした。

様子に気が付いたスタッフと寮の監督が来てくれました。監督は優しく説明してくれました。学校と家とでは違うのは普通だと。どんなに経験がある人でも、簡単な事では無いんだと。

その時、ボビーとオット君が戻ってきました。
監督が本を読むのを手伝ってくれました。

すると…

エエエエエエエエエ!
ちょっと待って!
ボビーこんなに読めるの!?
エ?
エエエ!?


…そう。彼は知らなかったのです。

その夜、私は眠れませんでした。
そして気が付きました。

私がどうして学校に辛く当たってしまったのか。
マイキーに怒ってしまったのか。

私…ボビーと2人っきりになるチャンスが無いんです。
私とボビーが2人っきりの時は、ボビーはものすごい甘えて来ます。赤ちゃんになってしまったかのように。
最後にそんな瞬間があったのは、この日でした。



私とボビーとシェルどんで、ゴロゴロ仲良くしていたのに急に豹変。考えてみると、オット君が部屋に入って来てしばらくしてからかな…。

逆の場合もあるんです。ボビーとオット君でなんかゴロゴロくっついていて、私が近づいたら走って行ってしまうとかも。

本当にわからないの。何が何だか。

明け方、学校にメールを書きました。
いつも親身に相談に乗ってくれているペアレント・トレーニングの担当の方と、ボビーが読めるのを目撃した寮の監督宛てで。

私たちに必要なのは、小さい部屋でのプライベートな時間かもしれないと。

ずっとセラピー漬け、ペアトレ漬け、病院、学校漬けで、ゆったりとした自分たちの時間を何年も持てていない…。
上の事も全て説明しました。

朝、すぐに2人から連絡が来ました。

次のペアレント・トレーニングは個室でやりましょうと。

やっと話が通じた気がします。
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今日もボビーに会いに行ってきました。まずはマクドナルドとウェンディーズの写真を見せ、選ばせました。ムーじゃないよ。ミ~。M&M's!ミク~。ミクダーナル!いつもこんな繰り返しです。自宅のiPadを持ってくるのを忘れてしまったので、学校のボビー用iPadを使いました。タ ... 続きを読む
今日もボビーに会いに行ってきました。
まずはマクドナルドとウェンディーズの写真を見せ、選ばせました。

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ムーじゃないよ。ミ~。
M&M's!
ミク~。
ミクダーナル!
いつもこんな繰り返しです。

自宅のiPadを持ってくるのを忘れてしまったので、学校のボビー用iPadを使いました。
タイプさせようと、AAC(補助代替コミュニケーション)アプリを立ち上げました。

ところがキーボードが使えるように、全くセットされていません。
つまり、私たちは学校とキーボードを使えるようにしようと話を重ねてきたにもかかわらず、誰もやっていないということです。

まあこのiPadはレジャー用で、学習用は別であるのですがね。
1ヶ月ほど前に、担当の言語聴覚士に見せてもらった時は、そちらも簡単にタイプ用画面にならない設定になっていました。

先生は「タイプさせてます」と言っていましたが、どうも信用ならない。

そんな時にその先生の「ペアレント・トレーニング」があったのです。
そこで配られたのがこれでした。

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これがその補助代替コミュニケーションの画面なんです。

英語で話すのにはそんなに単語は要りません。100語程度が繰り返し頻繁に使われます。なので私たちが話す時に、iPadでこれを指さしながら教えてください。
ここにある基本単語のみを使って、文章を作成してみてください。

普通の英語でなくていいんです。
「I not play.」「Stop eat.」でもいいんです。


え?w

すると、もう1人のお母さんが、「うちの子、こんな難しい画面を見てくれません。手で突き返してきます。」って言いました。

うちも!w

でも先生は、
名詞よりも基本の単語が大切なんです。

そこで

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となったのです。w

というのも、Verbal BehaviorというABAから派生した言語を教える技術があって、その視点では、フレーズで喋ればいいってもんではないと、名詞一言でも、自分の言葉が使えることが大事であると。私はそちらに同意です。

具体的にはこちら:



続けました。

日本人は10年くらいかけて何千語も英単語を覚え、文法も学びますが、流暢に喋れる人は少ないです。全然違うタイプの言語の言葉を引き出して発語まで持って行くには、かなりのプロセスが必要です。時間を要します。慣れて脳がrewireするまでかなり経験も要します。あまり喋れない人でも、わかっていないわけではありません。そう見えるかもしれませんが。特に書かれた物に関しては、かなり高度な事も理解しています。


ある意味、自閉症と同じ状況なんです。w
私自身そういう経験してきましたから。

オット君:ホントにそうです。

Chee: 例えば、私の母がこれ使って会話できると思えません。しかもわざわざブロークン英語を教える事になってしまいます。
普通の人にはそう教えませんよね?
それとも自閉症ならいいって事ですか?

ボビーもこのくらいの言葉は知っているでしょう。それでも喋らないし、このAACを全く使わないんですよ。何年もやっていますが。
周りを見ても、使いこなせている子をほとんど見た事無いです。
せいぜい食べ物やトイレの要求くらい。それだったら別に絵カードでもそんなに変わらないレベルです。

オット君:僕も見た事無い。


ハイ!こうして皆を怒らせました~。w
オット君も巻き添えくらった!(すまんな、いつも。)

校長には「オット君は悪くないので責めないでください。私の態度が悪かったんです。」と言いました。

だから私はタイピングを教えた方がいいって言っているんです。
普通の本の内容を読み聞かせる。
日常生活の普通の言語をタイプさせる。
声では、名詞や動詞を1つ絞り出すだけで大変な子だからね。

でも言語聴覚士が頑固。

頑固 vs 頑固!

さて。
マクドナルドで、先生のAACの画面を出しました。
先生がこれを教えているっつーなら、やってみようと。

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ボビー、ホームボタンを連打。
他のボタンは一切触らず。
こっちが促して、「ほら。eatはここ。」とかやっても触らず。

もう1つのページに行くには、右下の「2」のボタンを押さないといけない。つまり、2ページ目は存在していないも同然。

結局、タイピングの方ができた。
促しながらだけれど、「chicken」ってタイプさせてから、お気に入りのチキンサンド買った。


名詞。大切。

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先週末のボビーの話です!タイピングやパペットで、声は出るけれど話せない自閉症のボビーとどうにかやり取りしようと頑張っている我が家。 相変わらず多動(どうしてもジッとしていられない)が大変なんですけれど、私たちは危険じゃない場合は無理に止めずに、ひたすら「 ... 続きを読む
先週末のボビーの話です!

タイピングやパペットで、声は出るけれど話せない自閉症のボビーとどうにかやり取りしようと頑張っている我が家。




相変わらず多動(どうしてもジッとしていられない)が大変なんですけれど、私たちは危険じゃない場合は無理に止めずに、ひたすら「普通に」話しかけるようになりました。
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最初は疑っていたけれど、本当にこんな感じなんだわ。

iPadのタイピングアプリにも慣れてきました。学校でもより頻繁に使わせてくれているようです。

それでね。上のリンクのパペットの記事に書きましたけれど、幼児向けのアプリをすごい速度でやるので、もうちょっとレベルの高い、単語やフォニックスのアプリをやらせてみたんですよ。

そうしたら結構できたんです。
小学校の時からiPadはありますが、アプリにほとんど反応しない子だったんですよ。嫌がって。

だから驚きました。
学校にも相談しはじめましたよ。


今でも、手先の不器用さを考慮していない、デザインがウザい(子供っぽくてゴチャゴチャしている)、エフェクトがうるさい、ボビーみたいな人にわかりにくい説明や言い回しのアプリはダメです。

シンプルで「学校の先生が作ったんじゃね?」って感じのアプリの方がいいです。

特に良かったのはこのアプリ!

無料のLite版もあるよ!

このアプリのいいのは、答えが解らない時に、そっとビジュアルのヒント(プロンプト)くれるのね。だから私が手を出さないでも自分でできました。

ただ単語は150語のみ…まずはこれをやらせますが、これ以上のレベルもトレーニングできるシステムがあればいいのに!

…私が作る!みんな待ってて!

こんな感じでコツコツと話しかけとタイピングを続けていたら、「ムー」って呼んでいたマクドナルドが、
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「M&M's」(エムネムス)になったんですよ。

M勝手に増やすな!w


その後、 McDonald's  ってちゃんと書いてあるのを店で見せて、何回か読ませたら自信無さげな小さい声で「みくだーなる」と言うようになりました。

そう…こういうのも、以前は教えても無視されていたんですけれど、私たちの接し方やタイピングのせいか、徐々に反応が良くなってきているんです。

まだ聞き取れない事が多いけれど、ボビーが何かブツブツ言うのも増えてきました。

この前の土曜日なんですが、車を停めて出てきたところで、

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ロックしないと。

ってポロッと言ったんですよ。
オット君も私も同じのを聞いたので、聞き間違いじゃなさそうです。

今なんつった?とボビーに聞くと無視されますがね。

エコラリアなのか?自分の言葉なのか?

そこは分からないのですが、

正しい状況とタイミングで適切なコメントを発した!

やっぱりあの出来事は偶然じゃない。


もうすぐ12歳だけれど、これから話せるようになるのかも??

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アップリケじゃないよ。アプリだよ。作り方知ってるの?ううん。今から学ぶ。wいや、でもね。私はこの年代(40代半ば)にしては早く中学生の時にPC-8801で、ベーマガ買って独学で簡単なプログラムは作れるようになってた女子なの。なのにソフト部のパワーヒッター。あんまい ... 続きを読む
アップリケじゃないよ。

アプリだよ。

作り方知ってるの?

ううん。今から学ぶ。w

いや、でもね。
私はこの年代(40代半ば)にしては早く中学生の時にPC-8801で、ベーマガ買って独学で簡単なプログラムは作れるようになってた女子なの。

なのにソフト部のパワーヒッター。

あんまいないパターンでしょ?w

その後、高校生の時にCADの方に興味が行き、大学でFortranは習ったけど、今は全然覚えていない。ちなみに大学の時にウィンドウズ95が出た世代ね。

そんでそのまま、どういうわけかITにはそれほど興味無かったんだよね。道具としてしか。

それから何十年…何を考えているのかというと…。

ボビーみたいな子がタイピングを学ぶためのアプリを作りたい!

いや、誰か作ってくれって感じなんだけれど、誰も作っていないんだわ。まあ金にならないだろうからな。w

ほら、子供向けのものってさ、やたらカワイイ絵柄でカラフルじゃない?そんで複雑過ぎ、うるさ過ぎるの。

ボビーはもうすぐ12歳だからね。
幼児や小学校低学年向けのは、さすがに嫌がることもある。知的な遅れがあるとされているけれど、精神的にはそこまで遅れていないからね。

子供の発達や多様な好みに合わせ、視覚や聴覚に優しい教材って本当に少ないのよ。
私がユーチューバーとして成功している理由でもある。



秘密でもなんでもなくて、もっとみんなそういうのを意識して教材を作って欲しいって心から願ってるのね。

そして思ったの。
ボビーとマイキーを見て。
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私がやるしかないんじゃないかと。
そして、ここ1週間くらい、走りながらチュートリアル見てます。
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今のところ、XcodeとAndroid Studioの初心者向け講座をザっと観ました。Appleは持っていないので、とりあえずAndroidでやってみる事にしました。

折角だから、マイキーも興味あるか聞いてみました。

マイキーとスクラッチは一緒にやってきたからね。
最近、そこからもうちょい先に進もうと、一緒にPythonをやり始めたんだけれど、ちょっとつまらないんだよね。


アプリ開発っていう目的がある方がいいんじゃないかと。

そしたらマイキーも興味を見せ始めました。

そこで今日は、私の古いPCをアップデートして、とりあえずAndroid Studioをインストールして、ダイニングルームに設置したところです。

少しずつでも一緒に勉強してみるか…。


するとそれを見ていたオット君、

僕も仲間に入れて~!!

エエエ…。w

さあどうなることやら!w

全くの初心者なので、皆さんのツッコミ待ってます!
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やってみましたよ~。パペット使って言葉を引き出す作戦! まずはマイキーをボーディングスクールに送り、 学校のロビーでボビーに会いました。ボビーは私たちの手を引き「Car!」と外に連れていかせようとしましたが、「今日は図書室で遊ぶよ。外は凄く寒いからね。」と伝え ... 続きを読む
やってみましたよ~。
パペット使って言葉を引き出す作戦!


まずはマイキーをボーディングスクールに送り、


学校のロビーでボビーに会いました。
ボビーは私たちの手を引き「Car!」と外に連れていかせようとしましたが、「今日は図書室で遊ぶよ。外は凄く寒いからね。」と伝えると、

No paint a picture!

と叫びました。これには私たちはビックリしました。
こんなに複雑な事を言う事は滅多に無いんです。
休み時間にたまに図書室で塗り絵(本当はcoloringと言う)やるんですよね。
たぶんボビー的には、

塗り絵は嫌だよ!外連れてってよ!

って事だったんだろうなと。こんなに意思が聞ける事は滅多に無いんです。

オット君と思わず顔を見合わせました。

でも説得して図書室に連れて行きました。
図書室は私たちだけです。

持ってきたパペットを取り出しました。

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オット君が言いました。
念のためこれ持ってきた~!
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ゴキパぺ!

どういう意図なの!www

オット君はさっそくゴキパぺを装着しましたが、ボビーは全く反応せず。

キモイ!ヤメテ!
…叩き潰すぞゴルア!
と反応したのは、私だけでした。w

気を取り直して、ボビーに小さいパペットを装着させました。すぐに外して投げるんじゃないかと思ったら、意外にも着けたままウロウロ徘徊し始めました。
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私たちもパペットを装着しました。
オット君はバート、私はアーニーです。

オット君のバートのモノマネがソックリなんです!本人かと思うレベル。w

私もできるだけアーニーのモノマネで話しました。
よく噂されるんだけど、バートはアスペ系、アーニーはADHD系ね。

さすがにボビーもちょっとこっちに意識が向いてきた。

そこで図書室にあったこの本で、演技をする事にしました。
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ボビーは一緒に読もうとはせず、ウロウロしていました。
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でも確実に聴いているようでした。

話が面白くなってくると近づいてくるんですよ。

思わずニヤッとしている時もありました。

こういう所なんですよ。
自閉症の子って本当に話が解らないの?ってこっちも解らなくなっちゃうの。

オット君!iPadは?質問してタイプさせてみようよ!



…持ってくんの忘れた…。
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…これは持ってきたのにね…。

仕方が無いので、学校にあるiPadを借りました。
本の絵や内容を多少はタイプさせましたが、あまり続きませんでした。
マイキーのお迎えまで、まだ時間があったので、そのiPadに入っていた、幼児向けのゲームアプリをやらせてみました。

するとね…。

ものすごい高速でやり始めた!

ゲーマーかよ!
高橋名人かよ!

っていう集中力とスピードで。


内容は3歳児向けくらいなんだけどね。
こういうのも今までは見た事なかった。
アプリはもちろんやらせたことあるけれど、まずやろうとしない。全くやらないか、やっても10秒くらいですぐやめる感じだったの。

成長?

やっぱおかしいって。
この子、精神年齢1,2歳って言われてんのよ。

それなのに自分の考えている事をほとんど伝えられない。

どうしたらいいんだろう?
…そんなすごい事は望んでいないのよ。
ごく普通に、知的障害あっていいから、何考えているかだけでももう少し知りたいの。ボビーのためにも。

どうしたら?

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今週は重要なミーティングが2つありました。1つは学区。何も理解せず、私たちにボビーを家に頻繁に連れて帰れとプレッシャーかけてくるやつです。ペアレント・トレーニングの回数をチェックし、私たちのプライバシーや人生を完全に無視して踏み込んでくるやつです。まあ今 ... 続きを読む
今週は重要なミーティングが2つありました。
1つは学区。
何も理解せず、私たちにボビーを家に頻繁に連れて帰れとプレッシャーかけてくるやつです。ペアレント・トレーニングの回数をチェックし、私たちのプライバシーや人生を完全に無視して踏み込んでくるやつです。
まあ今回は、こんな事や、

こんな事が

あったので、移動する車内でさえ暴れ、安全の問題もあるので、簡単に連れて帰れないと説得しました。
学校も全て記録してくれているので、フォローしてくれました。

それから、行動だけを見ても無駄だという事も言いました。コミュニケーション能力の欠如が根本的な問題ですからね。そしてそれに対して、学校と協力して頻繁に学校に通いトレーニングしていると。

基本的なコミュニケーション能力が無く、記憶の問題からか、スケジュールの理解がどこまであるのかもわからない子に、何をどうやっても通じない。目の前に起こる事に突発的な反応をしてしまう。不安で暴れてしまう。

私たちだってもちろんボビーと一緒に暮らしたい。自分たちが一番必死なんだと何度も言いました。

それでも、次の3月のミーティングまでには家に少なくとも何回か連れ帰れとプレッシャーをかけてきました。

クソ~!!!!!!!!がーあー=あーs=g」g」pれあp「おffld!お前らに何がわかるんだ!!こっちは命がけだぞ!運転中に蹴られてみろボケ!!

…言葉遣いすいません…内心、こんなで耐えてるんです。

ちなみに、ここまでクソな学区は珍しいそうです。w

でもさ。この学区、一方でマイキーの待遇はめちゃくちゃいいでしょう?

実はこれってボストン近郊あるあるなんだよね。

良い学区だからこそ期待も大きいっていうかさ。色々と厳しいの。親は大変だけどね。
教育熱心でない学区や、金で解決系の学区だと、逆に「うちらの手に負えないのでバイバーイ!」みたいにアッサリした方向になる事もあるらしい。一見良いようだけれど、きょうだい児の事を考えると、これはこれで問題でしょう?判断が難しいところよ。

というわけで今回も苦しかったけれど、多少は厳しいのは伝わったとは思う…。(だといいな。)

さてもう1つのミーティングはタイピングの件。
読み書きの先生とスピーチの先生と話しました。
お二人とも工夫と努力はされていましたが、私が考えるタイピングとは全然違う方向でした。基本的に、表面に出てくる言語や反応だけでボビーの理解度や能力を判断しているからです。

先生という立場でトレーニングされている方たちですから、仕方が無いんでしょうけれどね…。

やはり、自分たちで頑張るしかなさそうです。

家に帰って、オット君と話し合いました。
今のところ、ボビーはタイピングに対して、発語よりも比較的反応が良いけれど、まだ簡単な質問でさえ答えてくれません。欲しい物をタイプするだけです。ケガしても、どこがどのくらい痛いのかを伝えられない…。
親としては、こういうのがどうにかなって欲しいんですよね。

どうやったら、彼の気持ちだとか、好きなものだとか、もっと一般的な事がわかるんだろう?

でね。ふと思ったんです。
ミラーを通すと目が合ったり、電話だと会話が多少できたりって話があったでしょう?


もう1つ、不思議な現象があるんです。

先々週、会いに行った時なんですけれど、学校のロビーで落ち着かなくて、私が座るように言っても5秒くらい座るとまた立って走ってしまう時にね。
ポケットに入っていた軍手を使って、こういう手袋人形を作ったの。

puppet
昔、自分の母が作ってくれたの思い出してさ。

そしたらね。
まるでカワイイお人形を扱うように、頬を寄せて抱っこして、チュッてやったの。w
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面白いでしょう?
手袋人形、そんなにかわいくないのに。w
顔が無いからむしろ怖いのに。w

これを使って話しかけたら会話をしてくれるかっていうと、Hi!にちゃんとHi!って返すくらいはしてくれる。
面白いのが、私の手としては扱っていないのね。
しかも生きているかのように笑顔で見るの。猫のシェルどんに対する反応と似ている。

…鏡、電話、パペット…どうして顔を合わせない方向だと反応が良いんだろう。

私が何となくタイピングに行きついたのも、こういう所なんだよね。言葉が無いんじゃない。理解できないんじゃない。

何かが理由でできない。やらない。
ほら、自閉症によくある「クレーン現象」ってあるでしょう?自分でやらないで、人の手を使って物事をやらせようとするやつね。

タイピングできる自閉症のイド・ケダーさんによると、あれは単に自分ができないから、人にやってもらおうとしているって事らしいのね。

で、思ったの。
ボビーが喋らないのってさ。同じことなんじゃないかなって。何かが理由でできないんだけれど、手じゃなくて声だから、クレーンもできない。

パペットを使って、声じゃない形でなんらかの意思の疎通できないかな。

パペットに対する反応の気づきは、幼児の頃からあるんです。ボビーはセサミストリートが好きだったし。
だから実は我が家にはたくさんパペットがあるんです。

だから明日、これ持って行ってみる。
なんかやってみる。

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ボビーの手につけてみる。
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このケースを観た後も、RPM以外の方法でタイピングの能力を得たケースを調べ始めました。実は、有名なカナダ人のCarly Fleischmannさんのケースもダニエル君のケースと似ているのよね。数人がかりのセラピーを受け続けてもどうにもならなかったカーリーが、突然10歳の時に ... 続きを読む
このケースを観た後も、


RPM以外の方法でタイピングの能力を得たケースを調べ始めました。

実は、有名なカナダ人の
Carly Fleischmannさんのケースもダニエル君のケースと似ているのよね。

数人がかりのセラピーを受け続けてもどうにもならなかったカーリーが、突然10歳の時に、歯が痛いのを伝えるために、置いてあったコンピューターにHelp Tooth Hurtと打った。

それ以来、親もセラピストもビックリして、タイピング能力を上げる訓練をする。どうも生活の中でやりたい事や欲しいものを使ってトレーニングしたらしいのよね。

ABAでもそうだったけれど、ナチュラル且つ強いモチベーションがいい。

他の子の事例で面白いと思ったのは、10代の子だと、グーグルやユーチューブ検索の入力がモチベーションだったりするみたい。面白いよね。

実はボビーにも私たちそのテクニックは使っていました。

ユーチューブキッズアプリの検索ね。
自分なりに観たいのをタイプしようとしていたので、手伝ってあげていたんです。でもあの子、なぜか「eight」とか「five」とか数字を検索したがるんだよね。

だから訳の分からない事になる…。

でも今こうやって、ゼロからでは無くタイピングできるのは、こういうのをしてきたからかもです。

調べていて思ったんだけれど、タイピンングできるタイプの子にしても、本格的にコンピューターやタブレットのキーボードを使い始めるのって、だいたいボビー前後から上の年齢みたいね。ティーンエイジャーになってからの子もたくさんいる。

だからみんな焦る必要は無いヨ!

そりゃそうだよね。定型発達だって、小さい頃からタイピングする子なんてあんまいないもんね。

例の空耳、"It's my wish"事件の翌日、また学校に伺いました。この日は外に連れ出す事にしました。

まずは近所の店の写真を並べました。
元旦でも開いてそうなとこの4択です。ボビーが行きたい場所をモチベーションにしようと。
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ボビーはCVS、ドラッグストアを選びました。

意外。いつもすぐに出たがるのに。

さっそく「CVS」とタイプさせました。

CVSに着いて、店を1周して出ればいいかと思ったら、奴はすかさずドリトスを手にしました。w
なので、Doritosとタイプさせました。
Dorritosって、rが2個になってたけどね。
そして更に進むと、今度はオレオを手に取りました。w

ドラッグストアを選んだ理由が明らかに!w

なので、
Saltbox_00111_2
とすると、なんと素直に「Oreo」とタイプして、ドリトスを元の場所に戻しました!

両方欲しい!って愚図られるかと思ったら!

なのでオレオを買ってやり、車に戻り何個かあげました。残りはトランクに隠しました。
そうでないと騒ぐ。w


次はランチです。
これまた、いつでも開いてそうなところの4択ね。
彼が選んだのは…マクドナルド。

元旦マック~!w

オット君が、マクドナルドって打ってとタブレットを差し出しましたが、何度言っても、
Saltbox_00111_3
と打つんです。

要するに早く車出せと。w
これでも何気に進歩ですよね。
完全に自力でタイプして要求しているわけですから。


あ、そうそう。この子の場合は、タイプしたことを自分で読みます。
東田さんがそんな感じだよね。


さてどうしよう?
これでもいいんだけれど、もうちょい動詞を使って欲しい…。

なので、もう一度写真を見せて、
"Go to McDonald's."
とプロンプトを与えながら打たせてみる事にしました。

すると…

”Go to M"

まあね。McDonald'sなんて綴り難しいもんね…。

ボビーが読みました。

ゴートゥー、ムー!


ムーて!www


オット君が言いました。

あ、ホントだ。
ムーだわ。w

え?

写真見て。
Saltbox_00111_4
どこにもMcDonald'sって書いてなかった!w

ボビー正解!

こんな調子ですが、今年はタイピング頑張ります!

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RPM以外の方法でタイピングによる会話ができるようになったダニエル君の話を発見した私たち。オット君の表情もこうなりました。う、うん。これならできそうだ。しばらく諦めていたけれど、もう一回頑張ってみよう!で。何から始める?とりあえず昨日、図書館で落ち着いていた ... 続きを読む
RPM以外の方法でタイピングによる会話ができるようになったダニエル君の話を発見した私たち。

オット君の表情もこうなりました。
avatar_otto_01
う、うん。これならできそうだ。
しばらく諦めていたけれど、もう一回頑張ってみよう!

で。何から始める?


とりあえず昨日、図書館で落ち着いていたからさ。基本同じでいいんじゃないかな。

絵本を読んでそれに関する事を、タイプするかどうかを試してみよう。

レッツゴー!
Saltbox_0002_1
ビューン!
行動力!
ちょうど日本はお正月を迎えた頃です。

図書館で選んだ本は、
"If you give a mouse a cookie"
という有名な絵本。

これね。幼稚園から小学校1年生向けでしょうか。

本の内容については答える事はできませんでしたが、
センテンスの単語穴埋めは結構できました。

こんな感じで。
Saltbox_00110
本当は a glass of milkなんだけどね。

if you give a mouth a cookie
自信が無いところは、こうやって本を見せると、綴りを確認しながら打ちました。
if you give a mouth a cookie02
見ての通り、私たちは触れていません。
iPadを支えてもいません。
これは「House」と打っているところです。

使っているアプリは、ダニエル君と同じ「Proloquo2Go」です。タイプしたことを音声化してくれる機能が付いています。

まだ簡単な1単語がやっとですが、手応えを感じました。

私たちはボビーに対する話しかけ方も完全に変えました。全部理解できている設定にしたのです。

「今日はこの本読むよ。それでタイピングの練習をするよ。ボビーが何が欲しいか分かるようにするためだよ。わかっているのを証明するためだよ。いい?」

みたいな感じで。

途中で他の生徒たちが入って来くると、落ち着きを失って癇癪を起しました。でも10分くらい、上の写真のようにちゃんと自分で椅子に座ってやりとりができました。

そして不思議な事が起こりました。

ボビーが、私の目をしっかり見て、3回何かブツブツ繰り返したのです。

でも何を言っているのかわからない。
フニャフニャした早口…。

その場には、オット君もマイキーもいましたが、誰も聞き取れませんでした。でも7、8語はあるセンテンスに聞こえました。3回とも同じでした。

そして、私が「ゴメンね。わからない。」と言うと、

「いすまいふぃしゅ。」

と早口で言いました。
私は内心、「It's my fish?」と思いました。
え?何?みたいな。

するとその1秒後、オット君が声に出して、

"It's my fish?"

「私もそう思った!」と言うと、マイキーも。

ボビーにもう一度聞きましたが、答えませんでした。

帰りの車でハッと思いました。

"It's my wish."

オット君!マイキー!

"It's my wish!”

2人とも一瞬無言になりました。

オット君が言いました。

明日も来よう。

続く!


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とりあえずcontroversialと言われているRPMを試してみた私たち。私たちの感覚では、これでも「まあまあ」の反応だったとは思います。全然合わないセラピーもありますからね。それからしたらかなりいい方。でもやっぱり、紙やボードの位置で誘導するのはちょっと気が引ける。 ... 続きを読む
とりあえずcontroversialと言われているRPMを試してみた私たち。

私たちの感覚では、これでも「まあまあ」の反応だったとは思います。
全然合わないセラピーもありますからね。それからしたらかなりいい方。でもやっぱり、紙やボードの位置で誘導するのはちょっと気が引ける。

私はRPMが言わんとしていることはわかっているのよ。
この記事見ればわかる。

2歳の健診の時に、膝の上に乗せてやったら全部できちゃった。
不思議なんだよね。この子ら。ホントにこういう現象あるの。
この時なんか、私はまだ自閉症の知識なんて無い時だからね。
健診は親と離してやった方がいいかもって今は思うよ。

こっちの学校にもだいぶ言ったんだけれどね。何度も。

「どうして同じできない事を繰り返しやらせるんですか?試しにちょっと手を添えてちょっと推す感じでやってみてくださいよ。そうするとできるんです!」

ってね。するとみんな「それはできない。」って言う。
アメリカは特に他人に触れたり、強制したりするのは厳しいんでね。

「どうしてこの子はこうなんですか?」
「自閉症だからねえ。」
「そんなのは知ってる。」

何度これが繰り返されてきた事か。
病院や学校での検査結果の帰り道、何度涙が溢れるのを堪えてきた事か。

そこにSomaさんのような母親の実体験に基づいた成功例、
「これはこうだから、こうすればいいんです。」が、
ドーン!
って出てきたら…そりゃ「お?」ってなる人続出ですよ。

でもな。言わせていただこう。
Somaさん、詰めが甘いわ!

よし。聞いて。

私とオット君は科学的根拠が無いのは疑ってかかるタイプの親。

ボビーはわがまま暴れん坊。やりたい放題。この子を操り、ウソの意思を親が伝えるのは今のところ不可能。w

ボビーと同じような子が150人くらいいる学校にいるから、だいたいどんな道を歩むのかわかっていて、「これでもまあえっか~」という心境には至っている。(ミラクルは信じてない。)

ボビーは寮におり、普段の生活情報を共有していないから、いくらでも本人しか知らない情報がある。

こんな私たちが、アメリカの教師や医師が納得する方法で、できるところまでやってみる!

どうだね…。
つまり…私たちが一般的な環境とツールで、ボビーに触れたり、ボードを持つ事無く、タイピングで意思を伝える方法を教えられれば、多くの自閉症者が救われる。
どっかで引っかかったらそれはそれで有用な情報となる。

こんな事が頭に浮かんだから眠れなくなったんです。

そして朝のジョギング中に、ユーチューブで適当に検索している時に、凄いのを発見しました!

その時の私の反応。
Saltbox_00109
ワキ汗がひどい。w

この動画。


ちょうど1年前の1時間くらいの動画。
チャンネルはJulie Hornokさんのもので、自身も自閉症の娘さんがおり、北テキサスでペアレントサポートや自閉症関連の出版などをしている方。

動画の最初の方はこの14歳の自閉症のDaniel君がまったりタイピングする様子。発語が全然無いタイプの子ね。

私のイラストのボビーとは雰囲気似てるよね。w
なぜか自閉症の子ってハンサムカワイイ顔立ち多い。

36分くらいのところから、お母さんの話が始まる。

それが衝撃なんです!

いいですか?みなさん。
私がざっくり訳します。
ーーーーー
ダニエルは3歳の時に自閉症の診断が出たけれど、親は驚かなかった。模倣や言語が遅れていたから。彼が物事をどこまで理解しているかはミステリーだった。クラッカーが欲しいかと言えば来るし、無いと言えば怒る。しかしそれ以上の話が理解できているのかはわからない。

3年くらい前、私たちが今まで出会った中で唯一ダニエルを本当に理解しているスピーチセラピストが、「ダニエル君、たくさんスペリングできるの知ってますよね?」って聞いてきたんです。私は「本当?」と。w

で、そのスピーチセラピストが「いやホント、タイピングやった方がいいかも。」と。

最初は紙のキーボードを使ったんです。ところがどういうわけか、ダニエルは指すべきキーでは無くて、その周りのキーを押してしまう。でもそのキーを押そうとしているのはわかったんです。
(ここでダニエル君乱入w)

スピーチセラピストは、もしかしたらキーに指がかかると、その字が見えなくなるから?と考え、四角い枠の外、上部分にABCを書いたんです。ダニエル本人に今聞くと、「それは違う。文字によってフォーカスが難しかっただけ。」と言うけど、私はあれは割と助けになったと思う。そのあと、ピザとかアイスクリームとかそういう欲しいものをタイプする練習をしました。

(で、こっからしばらく、大変だった人生、学区とのやりとりの辛さの話になります。私の経験とほぼ重なる。w ダニエル君本人によると、複数の絵カードにフォーカスすると頭痛がするそう。)

そして私は思ったんです。彼にとっては「お腹が痛い」を伝えられる事が、学校の勉強よりも大事だと。そこで毎日の生活でタイピングをさせる事にしたんです。「レストランで何する?」とかそういうのを全部。もちろんめちゃくちゃ拒否されました。イライラを見せました。諦めようと思う時もありました。絵カードアプリのProloquo2goもやりましたけどね。欲しいものを要求するだけで…(これもボビーと同じ!)。

その後もタイピングを続けましたけれど、やる気は潮の満ち引きのように上がったり下がったり…私も無理せずに、彼がイライラしている時は引き下がったり…そんな時でした。

1年前です。私の母が亡くなったんです。予期できませんでした。
その日、ダニエルにタブレットを渡し、「どう?」と聞くと、
「Sad」
「何で?」
「おばあちゃん」
「おばあちゃんがどうしたの?」
「おばあちゃん死んだ」
とても集中し、落ち着いていました。

彼は初めて欲しいものではなくて、自分の感情をタイピングしたんです。

そんな夏の後、学校に戻り話をしましたが理解されませんでした。
なので学校に行くのを止め、家庭で絵本について、タイピングで返答するところから始めました。「この女の子は何している?」みたいなのを。ゆっくりでしたが、ダニエルは全部答えられたんです。「何でこの女の子はそうしたの?」とかまで。

11月になる頃には、チャプターブックス(児童小説)を聞いて質問に答えられるようになりました。でもこの時点ではプロンプト(促し)は必要でした。でも私の知らない彼の好みの匂い(オレンジ)なんかも答えたりもしていました。

その半年後が今です。

私は「もうちょい上」とかのヒントは与えましたが、ボードやタブレットを持ってあげるようなことはしませんでした。

イライラして打てない時もありましたが、そういう時はやらないで待ちました。
ーーーーー

どう?

なかなか良いヒントになったんじゃないでしょうか?

私たちはipadを持って、その日…こちらの大晦日、日本の年明け頃にボビーに会いに行きました!

続く

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昨日の記事では、RPMについて、かなり厳しい事を書きました。どうしてここまで書いたのかというと、自閉症を取り巻くセラピーというのはものすごい数があります。療育分野だけでなく、医療分野、怪しい理論の危険なもの、カルトか詐欺かこれは?ってのまで。なので慎重な判断 ... 続きを読む
昨日の記事では、RPMについて、かなり厳しい事を書きました。


どうしてここまで書いたのかというと、自閉症を取り巻くセラピーというのはものすごい数があります。
療育分野だけでなく、医療分野、怪しい理論の危険なもの、カルトか詐欺かこれは?ってのまで。なので慎重な判断をしていく必要があります。

そういう意味で言うと、RPMは身体への危険は無いセラピーですのでそれほどリスクは無いとは思います。残念ながら世間の目は冷たい…これは事実。

まあ私たちにできるのは、個人レベルで実際にやってみて、どういうことなのかってのを掴んでみるところからでしょう。

もちろん、1回やっただけで変化がわかるわけではないので、メソッドの理解のためにやってみるって意味です。

オット君も私も本を読み、ユーチューブにあるビデオを参考に練習もし、準備をしました。
参考にしたのはこれです。




実施場所は、学校の図書館の静かな一角。

学習に使える本も豊富。

私たちこういうの、意外とうまいんですよ。
ABAとかDTTとかやってきたからね。
かなり再現できたと思います。

つかオット君が才能あってウケた!

本を読み、その内容に関する質問をし、ビリッとわざと音を立てて破いた紙に、鉛筆でカシャカシャ音を立てて書いた文字の2択を選ばせるんです。その同じ鉛筆でこれとこれ、という風にトントンと音を立てて、本人に鉛筆を渡して選択させる。

わざと「こっちに決まってるじゃん!」っていう選択なのね。
Saltbox_00104
ウケんでしょ?w

IMG_20191230_142135388
で。やってみた!の感想!

まず良いところね。


1.ボビーが珍しく15分くらい一緒に座っていた!
途中でグネグネはしたけれど、席は離れなかった。

構造化された慣れた学校内というのもあるけれど、音を立てて気を引いたというのもあったかもしれないけれど、私たちの観察では、そこよりも本や質問の内容。たぶんこれだと思う。

毎年耳鼻科で耳の検査をします。耳鼻科で検査するのは、耳?それとも犬?とかさ。

笑うわ!w

ボビーもちょっとケタケタって笑ったりしたの!変な質問の時。

ほらこういう子たちって、知能低いと思われているから、3歳児みたいな内容ばっかりやらされるでしょう?今の私立自閉症学校は違うけれど、公立のDTTばっかやるクラスはそうだった。

でもRPMは、日常の事実に関する事とか、自然科学とか、そういうのを淡々と質問するのね。これは良い事だと思う。

もちろんもっと微妙な選択肢にしてもいいんだけれど、確実に正しい方を鉛筆で指せるようにするトレーニングだから、わざと極端な回答を用意したりする。

2.苦手な絵カードじゃないから、見てくれた。
これは後に書きますが、RPM関係無く、タイピング系の人がほとんど共通して、複数の絵カードを扱うのが辛いって言っています。文字だけのペラペラの紙の方が楽なんだと思う。これは私の経験とも一致。
wordcards

3.エラーレスラーニング
上のビデオを見るとわかりますが、まあハッキリ言って答えを誘導してますよね。

これがRPMが「ファシリテーテッド・コミュニケーションだ!」って誤解を受ける部分だと思うんですよ。

でもこれを、エラーレスラーニング、間違いをさせないよう、成功体験を積み重ねるトレーニングと見たらどうでしょう?発達障害の子によく使われるテクニックです。

そういう意味で、親子ともストレスが少ないトレーニング方法だとは思います。


さて。じゃあボビーにはどうなのかっていう話ね。

子供が寝た後に、かなり話し合いました。
12月30日の夜ね。


ボビーが簡単なはずの質問に、自力でどれだけ正答できたかですが、20質問中3問でした。低い!
しかも答えたのは最初の5分くらいだけね。
すぐに集中力が切れてしまいました。

エコラリアになっちゃったんだよね。
回答が。

A or B?って聞いて、全部Bになっちゃうパターンの時と、答えが「
A or B?」って鉛筆で両方叩くパターンとね。もちろんその度に修正させようとはしますが、かなりしつこくエコラリア。

もっとトレーニングすれば!
って思うかもしれませんが、10年やってもうまく行かないのは、やり方を変えていくしかないってのが、今回のチャレンジなのでね。

紙のQWERTYキーボードを鉛筆で指させるのも実は試してみているんです。

keyboard1
やっぱりこれの方が2択より良さげ。
やる気出てた。

しかしながら、文字をトントンと指すのでは無く、文字を〇で囲み始めてしまいました。
ボビーは常に斜め上!w

そこでこうやって斜めに持つのをやめて、テーブルに置いたら、今度はそこに普通に文字を書こうとしてしまいました。


しかも質問の内容では無く、
突然、自分の名前書いた。

自由すぎる。

良く言えば、全くファシリテーションができない子ってことですけどね。

ボビーは自由すぎる。

そしてオット君に言いました。

RPMって基本的に無発語で、手足や口のコントロールの不自由が目立つ子が、意思の疎通をトレーニングするには適しているけれど、ボビーみたいのには向いてなくね?

そう。私たちはIdo Kedarさんのブログも著書も読んでいます。彼はRPMで成功した人です。

自分の体験を詳しく書いてくれているので参考になります。ボビーとそっくり重なる部分もあれば、そうでない部分もあります。

オット君は言いました。

うん。正直さ。紙をビリッて破いたりとか、鉛筆でトントンとかも、ボビーにはあんまり関係ない感じがした。
年齢相応の本を読んで、それに関する質問をするというのはいいと思う。あれには反応していたよね。

同意。

他の方法も試してみよう。

私は実はちょっとショックであまり眠れず、ずっとネットで他の方法を調べたりしていました。

そして朝が来たのでとりあえず走りながらユーチューブを見ました。

次回:Day 2!



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明けましておめでとうございます!そしていきなり今年の抱負!ボビーのコミュニケーション能力を上げる!そして体力を維持する!まあ毎年これだけどね。wというわけで。この年始は、自閉症児のタイピングを取り巻く情報、そして私たちが今やっている取り組みについて書いて ... 続きを読む
明けましておめでとうございます!
そしていきなり今年の抱負!

ボビーのコミュニケーション能力を上げる!
そして体力を維持する!

まあ毎年これだけどね。w

というわけで。
この年始は、自閉症児のタイピングを取り巻く情報、そして私たちが今やっている取り組みについて書いて行きます。


まずはですね。これが起きたのは2年前くらいかな。
ボビーがまだ今の学校に入っていない頃の話ですが、深い自閉ワールドにいるボビーの知性が見える時って、こんな感じっていう話をします。



ある日の夕方、私の運転で家族で近所を移動していました。
Saltbox_00107_1
そして、街外れのこういう交差点に来ました。

なんだこりゃ?って感じでしょ?w

停止線はそこだけどさ。止まる場所ビミョーでね?

でも、このフェンスの向こうは、荒れた資材置き場みたいなとこでね。明らかに線路は使われていない。

しかし一応、線路だからこういう標識がある。
Saltbox_00107_2

踏切り
線路上で止まるべからず


でも、まあみんな線路上で止まるわな。

私も止まった。

その瞬間ですよ。

Saltbox_00107_3

ボビーがパニックに!w

やばいやばいやばい!
バックバックバック!

私もパニックです。w

とりあえず線路から外れようと思ったら、ちょうど青になったので、そのまま交差点を渡りました。

フウ…。

Saltbox_00107_4







え?


ボビーちょっと待てお前!
シレっとすんな!w

…こういうとこなんですよ。

ね。

今の時点でも、ボビーは言われた通りにタイプする事はできます。
Saltbox_00108
読む事もできます。

でも…自閉ワールドにいるんです。

このもどかしさ。

さて、私たちに何ができるのか!

今年もこのブログは熱い!

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ボビーがどうもその場の事しかやらない、記憶力に問題あるんじゃないかという話をしました。療育ではスケジュールとか視覚化のものは多く使いますよね。今までどんだけやってきたか知れません。こういう子は視覚化で理解させるしかないと。でもね…。ボビーはあまり上手くい ... 続きを読む
ボビーがどうもその場の事しかやらない、記憶力に問題あるんじゃないかという話をしました。

療育ではスケジュールとか視覚化のものは多く使いますよね。今までどんだけやってきたか知れません。
こういう子は視覚化で理解させるしかないと。

でもね…。ボビーはあまり上手くいかないところがあります。
こういう携帯スケジュール表を持って歩いていますが、
schedule1
全く理解できていないわけでは無さそうなんだけれど、時間のスパンが大きいじゃん?数十分から数時間の話でしょ?だからその都度、

「はい?」って顔されんの。w

彼の頭の中で流れになっていないんだよね。
たぶんの話だけど。
でね。
bathroom3
この手の歯磨きとか手洗いとか、作業手順系のやつあるじゃない?こういうやつの方はまだ反応がいい。

やっぱさ。物事の流れを長いスパンでは見ていないんだよね…。たぶんだけど!

構造化された学校の寮生活を繰り返しているなら、長いスパンもさすがに理解しているみたいで、問題は少ない。しかし家庭だとか家族の訪問、ホリデーなんかで、違うスケジュールになった時だよね。問題は。

たぶんこの事件はそれで起きたんじゃないかな。

急にスケジュール混乱したんじゃないかと…。
うぉおおおおお!なんで俺は家にいるんだああああ!
みたいな。

それと視覚化って言っても、なかなか見てくれない問題もあるのね。
例えばボビーはiPadのこういうやつは持っているんだけど、

proloquo01
使えないんだ。
今までたくさんの先生の手を借りてやっているけど。
どうもデジタルデバイスが上手くいかない。

今の学校がくれたこういうやつ
visual
の方がまだ使えるので持って歩いてる。

でもさ。こういうのもなんというか、これしか選択肢が無いじゃん?もっとフレキシブルにボビーに教える事はできないの?



ひらめけひらめけ~

ひらめいた!!(昭和)

でで~ん!!
IMG_20191224_100929735

夏休みに日本に行った時に無印良品で買った、4コマメモパッドと消せるボールペーン!
ちなみに夏休みエピソードはこちら。


ボビーにザックリしたスケジュールを見せて、それに従わせるんじゃなくて、ボビーがやっている事を実況絵日記化して見せてみたらどうなるんだろう?

フフフフフフフフフフフ。
天才か!

というわけで。

やってみた!

こんな感じ。スティックマン。
xmas lunch
これは学校のクリスマスディナーの席ね。

反応まあまあだったよ!

どうやってやるのかというと、

ボビーがやる事をいちいち描くの。
そして見せて読んであげるのね。
お母さんが即興で描いている変な絵だから、ボビーも思わず見るし、マイキーは「超ウケる!」みたいな感じでケタケタ笑いながらでね。楽しいわけ。

動詞はing形にしてる。

これで動詞を覚えさせると、現在形にも過去形にも名詞としても使えていいというアドバイスをブログ仲間さんに頂いたので。

その後、ディナー終わって一休みしている時に一緒に読んでみた。番号も読んだ。

たった今起きた出来事をレビューするわけよ。

週末はね。
こうやって近所の店の写真を撮ってプリントしたのを持って行ったの。
stores
そしてボビーに選ばせた。
そしてその一日を絵日記にし、その都度絵を見せ、
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そして最後にレビューした。
Saltbox_00103
どうこの作戦?w
効果あるかわかんないけどさ。
少なくとも、いつものスケジュールよりはちょっと見てもらえた気がする。

要するに、スケジュールという概念を理解させる実験。

自分でお昼食べるとこ選んだしね。
自分がやった事の流れなら、少しはわかるんじゃないかなと。

どや!
bobby122019
最近のボビー野球部っぽい。w

皆さんのアイデア求ム!

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