Saltbox|エクストリーム自閉症育児絵日記

米国東海岸の郊外の一家。 難易度高めの自閉症児ボビー、オモシロ定型児マイキー、マイペースなオット君、保護猫シェルどん、そして私、Cheeは自由過ぎてエクストリーム!

カテゴリ:ボビー > 自閉症タイピング

やってみましたよ~。パペット使って言葉を引き出す作戦! まずはマイキーをボーディングスクールに送り、 学校のロビーでボビーに会いました。ボビーは私たちの手を引き「Car!」と外に連れていかせようとしましたが、「今日は図書室で遊ぶよ。外は凄く寒いからね。」と伝え ... 続きを読む
やってみましたよ~。
パペット使って言葉を引き出す作戦!


まずはマイキーをボーディングスクールに送り、


学校のロビーでボビーに会いました。
ボビーは私たちの手を引き「Car!」と外に連れていかせようとしましたが、「今日は図書室で遊ぶよ。外は凄く寒いからね。」と伝えると、

No paint a picture!

と叫びました。これには私たちはビックリしました。
こんなに複雑な事を言う事は滅多に無いんです。
休み時間にたまに図書室で塗り絵(本当はcoloringと言う)やるんですよね。
たぶんボビー的には、

塗り絵は嫌だよ!外連れてってよ!

って事だったんだろうなと。こんなに意思が聞ける事は滅多に無いんです。

オット君と思わず顔を見合わせました。

でも説得して図書室に連れて行きました。
図書室は私たちだけです。

持ってきたパペットを取り出しました。

puppets
オット君が言いました。
念のためこれ持ってきた~!
puppet01182020_2
ゴキパぺ!

どういう意図なの!www

オット君はさっそくゴキパぺを装着しましたが、ボビーは全く反応せず。

キモイ!ヤメテ!
…叩き潰すぞゴルア!
と反応したのは、私だけでした。w

気を取り直して、ボビーに小さいパペットを装着させました。すぐに外して投げるんじゃないかと思ったら、意外にも着けたままウロウロ徘徊し始めました。
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私たちもパペットを装着しました。
オット君はバート、私はアーニーです。

オット君のバートのモノマネがソックリなんです!本人かと思うレベル。w

私もできるだけアーニーのモノマネで話しました。
よく噂されるんだけど、バートはアスペ系、アーニーはADHD系ね。

さすがにボビーもちょっとこっちに意識が向いてきた。

そこで図書室にあったこの本で、演技をする事にしました。
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ボビーは一緒に読もうとはせず、ウロウロしていました。
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でも確実に聴いているようでした。

話が面白くなってくると近づいてくるんですよ。

思わずニヤッとしている時もありました。

こういう所なんですよ。
自閉症の子って本当に話が解らないの?ってこっちも解らなくなっちゃうの。

オット君!iPadは?質問してタイプさせてみようよ!



…持ってくんの忘れた…。
puppet01182020_2
…これは持ってきたのにね…。

仕方が無いので、学校にあるiPadを借りました。
本の絵や内容を多少はタイプさせましたが、あまり続きませんでした。
マイキーのお迎えまで、まだ時間があったので、そのiPadに入っていた、幼児向けのゲームアプリをやらせてみました。

するとね…。

ものすごい高速でやり始めた!

ゲーマーかよ!
高橋名人かよ!

っていう集中力とスピードで。


内容は3歳児向けくらいなんだけどね。
こういうのも今までは見た事なかった。
アプリはもちろんやらせたことあるけれど、まずやろうとしない。全くやらないか、やっても10秒くらいですぐやめる感じだったの。

成長?

やっぱおかしいって。
この子、精神年齢1,2歳って言われてんのよ。

それなのに自分の考えている事をほとんど伝えられない。

どうしたらいいんだろう?
…そんなすごい事は望んでいないのよ。
ごく普通に、知的障害あっていいから、何考えているかだけでももう少し知りたいの。ボビーのためにも。

どうしたら?

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今週は重要なミーティングが2つありました。1つは学区。何も理解せず、私たちにボビーを家に頻繁に連れて帰れとプレッシャーかけてくるやつです。ペアレント・トレーニングの回数をチェックし、私たちのプライバシーや人生を完全に無視して踏み込んでくるやつです。まあ今 ... 続きを読む
今週は重要なミーティングが2つありました。
1つは学区。
何も理解せず、私たちにボビーを家に頻繁に連れて帰れとプレッシャーかけてくるやつです。ペアレント・トレーニングの回数をチェックし、私たちのプライバシーや人生を完全に無視して踏み込んでくるやつです。
まあ今回は、こんな事や、

こんな事が

あったので、移動する車内でさえ暴れ、安全の問題もあるので、簡単に連れて帰れないと説得しました。
学校も全て記録してくれているので、フォローしてくれました。

それから、行動だけを見ても無駄だという事も言いました。コミュニケーション能力の欠如が根本的な問題ですからね。そしてそれに対して、学校と協力して頻繁に学校に通いトレーニングしていると。

基本的なコミュニケーション能力が無く、記憶の問題からか、スケジュールの理解がどこまであるのかもわからない子に、何をどうやっても通じない。目の前に起こる事に突発的な反応をしてしまう。不安で暴れてしまう。

私たちだってもちろんボビーと一緒に暮らしたい。自分たちが一番必死なんだと何度も言いました。

それでも、次の3月のミーティングまでには家に少なくとも何回か連れ帰れとプレッシャーをかけてきました。

クソ~!!!!!!!!がーあー=あーs=g」g」pれあp「おffld!お前らに何がわかるんだ!!こっちは命がけだぞ!運転中に蹴られてみろボケ!!

…言葉遣いすいません…内心、こんなで耐えてるんです。

ちなみに、ここまでクソな学区は珍しいそうです。w

でもさ。この学区、一方でマイキーの待遇はめちゃくちゃいいでしょう?

実はこれってボストン近郊あるあるなんだよね。

良い学区だからこそ期待も大きいっていうかさ。色々と厳しいの。親は大変だけどね。
教育熱心でない学区や、金で解決系の学区だと、逆に「うちらの手に負えないのでバイバーイ!」みたいにアッサリした方向になる事もあるらしい。一見良いようだけれど、きょうだい児の事を考えると、これはこれで問題でしょう?判断が難しいところよ。

というわけで今回も苦しかったけれど、多少は厳しいのは伝わったとは思う…。(だといいな。)

さてもう1つのミーティングはタイピングの件。
読み書きの先生とスピーチの先生と話しました。
お二人とも工夫と努力はされていましたが、私が考えるタイピングとは全然違う方向でした。基本的に、表面に出てくる言語や反応だけでボビーの理解度や能力を判断しているからです。

先生という立場でトレーニングされている方たちですから、仕方が無いんでしょうけれどね…。

やはり、自分たちで頑張るしかなさそうです。

家に帰って、オット君と話し合いました。
今のところ、ボビーはタイピングに対して、発語よりも比較的反応が良いけれど、まだ簡単な質問でさえ答えてくれません。欲しい物をタイプするだけです。ケガしても、どこがどのくらい痛いのかを伝えられない…。
親としては、こういうのがどうにかなって欲しいんですよね。

どうやったら、彼の気持ちだとか、好きなものだとか、もっと一般的な事がわかるんだろう?

でね。ふと思ったんです。
ミラーを通すと目が合ったり、電話だと会話が多少できたりって話があったでしょう?


もう1つ、不思議な現象があるんです。

先々週、会いに行った時なんですけれど、学校のロビーで落ち着かなくて、私が座るように言っても5秒くらい座るとまた立って走ってしまう時にね。
ポケットに入っていた軍手を使って、こういう手袋人形を作ったの。

puppet
昔、自分の母が作ってくれたの思い出してさ。

そしたらね。
まるでカワイイお人形を扱うように、頬を寄せて抱っこして、チュッてやったの。w
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面白いでしょう?
手袋人形、そんなにかわいくないのに。w
顔が無いからむしろ怖いのに。w

これを使って話しかけたら会話をしてくれるかっていうと、Hi!にちゃんとHi!って返すくらいはしてくれる。
面白いのが、私の手としては扱っていないのね。
しかも生きているかのように笑顔で見るの。猫のシェルどんに対する反応と似ている。

…鏡、電話、パペット…どうして顔を合わせない方向だと反応が良いんだろう。

私が何となくタイピングに行きついたのも、こういう所なんだよね。言葉が無いんじゃない。理解できないんじゃない。

何かが理由でできない。やらない。
ほら、自閉症によくある「クレーン現象」ってあるでしょう?自分でやらないで、人の手を使って物事をやらせようとするやつね。

タイピングできる自閉症のイド・ケダーさんによると、あれは単に自分ができないから、人にやってもらおうとしているって事らしいのね。

で、思ったの。
ボビーが喋らないのってさ。同じことなんじゃないかなって。何かが理由でできないんだけれど、手じゃなくて声だから、クレーンもできない。

パペットを使って、声じゃない形でなんらかの意思の疎通できないかな。

パペットに対する反応の気づきは、幼児の頃からあるんです。ボビーはセサミストリートが好きだったし。
だから実は我が家にはたくさんパペットがあるんです。

だから明日、これ持って行ってみる。
なんかやってみる。

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ボビーの手につけてみる。
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このケースを観た後も、RPM以外の方法でタイピングの能力を得たケースを調べ始めました。実は、有名なカナダ人のCarly Fleischmannさんのケースもダニエル君のケースと似ているのよね。数人がかりのセラピーを受け続けてもどうにもならなかったカーリーが、突然10歳の時に ... 続きを読む
このケースを観た後も、


RPM以外の方法でタイピングの能力を得たケースを調べ始めました。

実は、有名なカナダ人の
Carly Fleischmannさんのケースもダニエル君のケースと似ているのよね。

数人がかりのセラピーを受け続けてもどうにもならなかったカーリーが、突然10歳の時に、歯が痛いのを伝えるために、置いてあったコンピューターにHelp Tooth Hurtと打った。

それ以来、親もセラピストもビックリして、タイピング能力を上げる訓練をする。どうも生活の中でやりたい事や欲しいものを使ってトレーニングしたらしいのよね。

ABAでもそうだったけれど、ナチュラル且つ強いモチベーションがいい。

他の子の事例で面白いと思ったのは、10代の子だと、グーグルやユーチューブ検索の入力がモチベーションだったりするみたい。面白いよね。

実はボビーにも私たちそのテクニックは使っていました。

ユーチューブキッズアプリの検索ね。
自分なりに観たいのをタイプしようとしていたので、手伝ってあげていたんです。でもあの子、なぜか「eight」とか「five」とか数字を検索したがるんだよね。

だから訳の分からない事になる…。

でも今こうやって、ゼロからでは無くタイピングできるのは、こういうのをしてきたからかもです。

調べていて思ったんだけれど、タイピンングできるタイプの子にしても、本格的にコンピューターやタブレットのキーボードを使い始めるのって、だいたいボビー前後から上の年齢みたいね。ティーンエイジャーになってからの子もたくさんいる。

だからみんな焦る必要は無いヨ!

そりゃそうだよね。定型発達だって、小さい頃からタイピングする子なんてあんまいないもんね。

例の空耳、"It's my wish"事件の翌日、また学校に伺いました。この日は外に連れ出す事にしました。

まずは近所の店の写真を並べました。
元旦でも開いてそうなとこの4択です。ボビーが行きたい場所をモチベーションにしようと。
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ボビーはCVS、ドラッグストアを選びました。

意外。いつもすぐに出たがるのに。

さっそく「CVS」とタイプさせました。

CVSに着いて、店を1周して出ればいいかと思ったら、奴はすかさずドリトスを手にしました。w
なので、Doritosとタイプさせました。
Dorritosって、rが2個になってたけどね。
そして更に進むと、今度はオレオを手に取りました。w

ドラッグストアを選んだ理由が明らかに!w

なので、
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とすると、なんと素直に「Oreo」とタイプして、ドリトスを元の場所に戻しました!

両方欲しい!って愚図られるかと思ったら!

なのでオレオを買ってやり、車に戻り何個かあげました。残りはトランクに隠しました。
そうでないと騒ぐ。w


次はランチです。
これまた、いつでも開いてそうなところの4択ね。
彼が選んだのは…マクドナルド。

元旦マック~!w

オット君が、マクドナルドって打ってとタブレットを差し出しましたが、何度言っても、
Saltbox_00111_3
と打つんです。

要するに早く車出せと。w
これでも何気に進歩ですよね。
完全に自力でタイプして要求しているわけですから。


あ、そうそう。この子の場合は、タイプしたことを自分で読みます。
東田さんがそんな感じだよね。


さてどうしよう?
これでもいいんだけれど、もうちょい動詞を使って欲しい…。

なので、もう一度写真を見せて、
"Go to McDonald's."
とプロンプトを与えながら打たせてみる事にしました。

すると…

”Go to M"

まあね。McDonald'sなんて綴り難しいもんね…。

ボビーが読みました。

ゴートゥー、ムー!


ムーて!www


オット君が言いました。

あ、ホントだ。
ムーだわ。w

え?

写真見て。
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どこにもMcDonald'sって書いてなかった!w

ボビー正解!

こんな調子ですが、今年はタイピング頑張ります!

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RPM以外の方法でタイピングによる会話ができるようになったダニエル君の話を発見した私たち。オット君の表情もこうなりました。う、うん。これならできそうだ。しばらく諦めていたけれど、もう一回頑張ってみよう!で。何から始める?とりあえず昨日、図書館で落ち着いていた ... 続きを読む
RPM以外の方法でタイピングによる会話ができるようになったダニエル君の話を発見した私たち。

オット君の表情もこうなりました。
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う、うん。これならできそうだ。
しばらく諦めていたけれど、もう一回頑張ってみよう!

で。何から始める?


とりあえず昨日、図書館で落ち着いていたからさ。基本同じでいいんじゃないかな。

絵本を読んでそれに関する事を、タイプするかどうかを試してみよう。

レッツゴー!
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ビューン!
行動力!
ちょうど日本はお正月を迎えた頃です。

図書館で選んだ本は、
"If you give a mouse a cookie"
という有名な絵本。

これね。幼稚園から小学校1年生向けでしょうか。

本の内容については答える事はできませんでしたが、
センテンスの単語穴埋めは結構できました。

こんな感じで。
Saltbox_00110
本当は a glass of milkなんだけどね。

if you give a mouth a cookie
自信が無いところは、こうやって本を見せると、綴りを確認しながら打ちました。
if you give a mouth a cookie02
見ての通り、私たちは触れていません。
iPadを支えてもいません。
これは「House」と打っているところです。

使っているアプリは、ダニエル君と同じ「Proloquo2Go」です。タイプしたことを音声化してくれる機能が付いています。

まだ簡単な1単語がやっとですが、手応えを感じました。

私たちはボビーに対する話しかけ方も完全に変えました。全部理解できている設定にしたのです。

「今日はこの本読むよ。それでタイピングの練習をするよ。ボビーが何が欲しいか分かるようにするためだよ。わかっているのを証明するためだよ。いい?」

みたいな感じで。

途中で他の生徒たちが入って来くると、落ち着きを失って癇癪を起しました。でも10分くらい、上の写真のようにちゃんと自分で椅子に座ってやりとりができました。

そして不思議な事が起こりました。

ボビーが、私の目をしっかり見て、3回何かブツブツ繰り返したのです。

でも何を言っているのかわからない。
フニャフニャした早口…。

その場には、オット君もマイキーもいましたが、誰も聞き取れませんでした。でも7、8語はあるセンテンスに聞こえました。3回とも同じでした。

そして、私が「ゴメンね。わからない。」と言うと、

「いすまいふぃしゅ。」

と早口で言いました。
私は内心、「It's my fish?」と思いました。
え?何?みたいな。

するとその1秒後、オット君が声に出して、

"It's my fish?"

「私もそう思った!」と言うと、マイキーも。

ボビーにもう一度聞きましたが、答えませんでした。

帰りの車でハッと思いました。

"It's my wish."

オット君!マイキー!

"It's my wish!”

2人とも一瞬無言になりました。

オット君が言いました。

明日も来よう。

続く!


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とりあえずcontroversialと言われているRPMを試してみた私たち。私たちの感覚では、これでも「まあまあ」の反応だったとは思います。全然合わないセラピーもありますからね。それからしたらかなりいい方。でもやっぱり、紙やボードの位置で誘導するのはちょっと気が引ける。 ... 続きを読む
とりあえずcontroversialと言われているRPMを試してみた私たち。

私たちの感覚では、これでも「まあまあ」の反応だったとは思います。
全然合わないセラピーもありますからね。それからしたらかなりいい方。でもやっぱり、紙やボードの位置で誘導するのはちょっと気が引ける。

私はRPMが言わんとしていることはわかっているのよ。
この記事見ればわかる。

2歳の健診の時に、膝の上に乗せてやったら全部できちゃった。
不思議なんだよね。この子ら。ホントにこういう現象あるの。
この時なんか、私はまだ自閉症の知識なんて無い時だからね。
健診は親と離してやった方がいいかもって今は思うよ。

こっちの学校にもだいぶ言ったんだけれどね。何度も。

「どうして同じできない事を繰り返しやらせるんですか?試しにちょっと手を添えてちょっと推す感じでやってみてくださいよ。そうするとできるんです!」

ってね。するとみんな「それはできない。」って言う。
アメリカは特に他人に触れたり、強制したりするのは厳しいんでね。

「どうしてこの子はこうなんですか?」
「自閉症だからねえ。」
「そんなのは知ってる。」

何度これが繰り返されてきた事か。
病院や学校での検査結果の帰り道、何度涙が溢れるのを堪えてきた事か。

そこにSomaさんのような母親の実体験に基づいた成功例、
「これはこうだから、こうすればいいんです。」が、
ドーン!
って出てきたら…そりゃ「お?」ってなる人続出ですよ。

でもな。言わせていただこう。
Somaさん、詰めが甘いわ!

よし。聞いて。

私とオット君は科学的根拠が無いのは疑ってかかるタイプの親。

ボビーはわがまま暴れん坊。やりたい放題。この子を操り、ウソの意思を親が伝えるのは今のところ不可能。w

ボビーと同じような子が150人くらいいる学校にいるから、だいたいどんな道を歩むのかわかっていて、「これでもまあえっか~」という心境には至っている。(ミラクルは信じてない。)

ボビーは寮におり、普段の生活情報を共有していないから、いくらでも本人しか知らない情報がある。

こんな私たちが、アメリカの教師や医師が納得する方法で、できるところまでやってみる!

どうだね…。
つまり…私たちが一般的な環境とツールで、ボビーに触れたり、ボードを持つ事無く、タイピングで意思を伝える方法を教えられれば、多くの自閉症者が救われる。
どっかで引っかかったらそれはそれで有用な情報となる。

こんな事が頭に浮かんだから眠れなくなったんです。

そして朝のジョギング中に、ユーチューブで適当に検索している時に、凄いのを発見しました!

その時の私の反応。
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ワキ汗がひどい。w

この動画。


ちょうど1年前の1時間くらいの動画。
チャンネルはJulie Hornokさんのもので、自身も自閉症の娘さんがおり、北テキサスでペアレントサポートや自閉症関連の出版などをしている方。

動画の最初の方はこの14歳の自閉症のDaniel君がまったりタイピングする様子。発語が全然無いタイプの子ね。

私のイラストのボビーとは雰囲気似てるよね。w
なぜか自閉症の子ってハンサムカワイイ顔立ち多い。

36分くらいのところから、お母さんの話が始まる。

それが衝撃なんです!

いいですか?みなさん。
私がざっくり訳します。
ーーーーー
ダニエルは3歳の時に自閉症の診断が出たけれど、親は驚かなかった。模倣や言語が遅れていたから。彼が物事をどこまで理解しているかはミステリーだった。クラッカーが欲しいかと言えば来るし、無いと言えば怒る。しかしそれ以上の話が理解できているのかはわからない。

3年くらい前、私たちが今まで出会った中で唯一ダニエルを本当に理解しているスピーチセラピストが、「ダニエル君、たくさんスペリングできるの知ってますよね?」って聞いてきたんです。私は「本当?」と。w

で、そのスピーチセラピストが「いやホント、タイピングやった方がいいかも。」と。

最初は紙のキーボードを使ったんです。ところがどういうわけか、ダニエルは指すべきキーでは無くて、その周りのキーを押してしまう。でもそのキーを押そうとしているのはわかったんです。
(ここでダニエル君乱入w)

スピーチセラピストは、もしかしたらキーに指がかかると、その字が見えなくなるから?と考え、四角い枠の外、上部分にABCを書いたんです。ダニエル本人に今聞くと、「それは違う。文字によってフォーカスが難しかっただけ。」と言うけど、私はあれは割と助けになったと思う。そのあと、ピザとかアイスクリームとかそういう欲しいものをタイプする練習をしました。

(で、こっからしばらく、大変だった人生、学区とのやりとりの辛さの話になります。私の経験とほぼ重なる。w ダニエル君本人によると、複数の絵カードにフォーカスすると頭痛がするそう。)

そして私は思ったんです。彼にとっては「お腹が痛い」を伝えられる事が、学校の勉強よりも大事だと。そこで毎日の生活でタイピングをさせる事にしたんです。「レストランで何する?」とかそういうのを全部。もちろんめちゃくちゃ拒否されました。イライラを見せました。諦めようと思う時もありました。絵カードアプリのProloquo2goもやりましたけどね。欲しいものを要求するだけで…(これもボビーと同じ!)。

その後もタイピングを続けましたけれど、やる気は潮の満ち引きのように上がったり下がったり…私も無理せずに、彼がイライラしている時は引き下がったり…そんな時でした。

1年前です。私の母が亡くなったんです。予期できませんでした。
その日、ダニエルにタブレットを渡し、「どう?」と聞くと、
「Sad」
「何で?」
「おばあちゃん」
「おばあちゃんがどうしたの?」
「おばあちゃん死んだ」
とても集中し、落ち着いていました。

彼は初めて欲しいものではなくて、自分の感情をタイピングしたんです。

そんな夏の後、学校に戻り話をしましたが理解されませんでした。
なので学校に行くのを止め、家庭で絵本について、タイピングで返答するところから始めました。「この女の子は何している?」みたいなのを。ゆっくりでしたが、ダニエルは全部答えられたんです。「何でこの女の子はそうしたの?」とかまで。

11月になる頃には、チャプターブックス(児童小説)を聞いて質問に答えられるようになりました。でもこの時点ではプロンプト(促し)は必要でした。でも私の知らない彼の好みの匂い(オレンジ)なんかも答えたりもしていました。

その半年後が今です。

私は「もうちょい上」とかのヒントは与えましたが、ボードやタブレットを持ってあげるようなことはしませんでした。

イライラして打てない時もありましたが、そういう時はやらないで待ちました。
ーーーーー

どう?

なかなか良いヒントになったんじゃないでしょうか?

私たちはipadを持って、その日…こちらの大晦日、日本の年明け頃にボビーに会いに行きました!

続く

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昨日の記事では、RPMについて、かなり厳しい事を書きました。どうしてここまで書いたのかというと、自閉症を取り巻くセラピーというのはものすごい数があります。療育分野だけでなく、医療分野、怪しい理論の危険なもの、カルトか詐欺かこれは?ってのまで。なので慎重な判断 ... 続きを読む
昨日の記事では、RPMについて、かなり厳しい事を書きました。


どうしてここまで書いたのかというと、自閉症を取り巻くセラピーというのはものすごい数があります。
療育分野だけでなく、医療分野、怪しい理論の危険なもの、カルトか詐欺かこれは?ってのまで。なので慎重な判断をしていく必要があります。

そういう意味で言うと、RPMは身体への危険は無いセラピーですのでそれほどリスクは無いとは思います。残念ながら世間の目は冷たい…これは事実。

まあ私たちにできるのは、個人レベルで実際にやってみて、どういうことなのかってのを掴んでみるところからでしょう。

もちろん、1回やっただけで変化がわかるわけではないので、メソッドの理解のためにやってみるって意味です。

オット君も私も本を読み、ユーチューブにあるビデオを参考に練習もし、準備をしました。
参考にしたのはこれです。




実施場所は、学校の図書館の静かな一角。

学習に使える本も豊富。

私たちこういうの、意外とうまいんですよ。
ABAとかDTTとかやってきたからね。
かなり再現できたと思います。

つかオット君が才能あってウケた!

本を読み、その内容に関する質問をし、ビリッとわざと音を立てて破いた紙に、鉛筆でカシャカシャ音を立てて書いた文字の2択を選ばせるんです。その同じ鉛筆でこれとこれ、という風にトントンと音を立てて、本人に鉛筆を渡して選択させる。

わざと「こっちに決まってるじゃん!」っていう選択なのね。
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ウケんでしょ?w

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で。やってみた!の感想!

まず良いところね。


1.ボビーが珍しく15分くらい一緒に座っていた!
途中でグネグネはしたけれど、席は離れなかった。

構造化された慣れた学校内というのもあるけれど、音を立てて気を引いたというのもあったかもしれないけれど、私たちの観察では、そこよりも本や質問の内容。たぶんこれだと思う。

毎年耳鼻科で耳の検査をします。耳鼻科で検査するのは、耳?それとも犬?とかさ。

笑うわ!w

ボビーもちょっとケタケタって笑ったりしたの!変な質問の時。

ほらこういう子たちって、知能低いと思われているから、3歳児みたいな内容ばっかりやらされるでしょう?今の私立自閉症学校は違うけれど、公立のDTTばっかやるクラスはそうだった。

でもRPMは、日常の事実に関する事とか、自然科学とか、そういうのを淡々と質問するのね。これは良い事だと思う。

もちろんもっと微妙な選択肢にしてもいいんだけれど、確実に正しい方を鉛筆で指せるようにするトレーニングだから、わざと極端な回答を用意したりする。

2.苦手な絵カードじゃないから、見てくれた。
これは後に書きますが、RPM関係無く、タイピング系の人がほとんど共通して、複数の絵カードを扱うのが辛いって言っています。文字だけのペラペラの紙の方が楽なんだと思う。これは私の経験とも一致。
wordcards

3.エラーレスラーニング
上のビデオを見るとわかりますが、まあハッキリ言って答えを誘導してますよね。

これがRPMが「ファシリテーテッド・コミュニケーションだ!」って誤解を受ける部分だと思うんですよ。

でもこれを、エラーレスラーニング、間違いをさせないよう、成功体験を積み重ねるトレーニングと見たらどうでしょう?発達障害の子によく使われるテクニックです。

そういう意味で、親子ともストレスが少ないトレーニング方法だとは思います。


さて。じゃあボビーにはどうなのかっていう話ね。

子供が寝た後に、かなり話し合いました。
12月30日の夜ね。


ボビーが簡単なはずの質問に、自力でどれだけ正答できたかですが、20質問中3問でした。低い!
しかも答えたのは最初の5分くらいだけね。
すぐに集中力が切れてしまいました。

エコラリアになっちゃったんだよね。
回答が。

A or B?って聞いて、全部Bになっちゃうパターンの時と、答えが「
A or B?」って鉛筆で両方叩くパターンとね。もちろんその度に修正させようとはしますが、かなりしつこくエコラリア。

もっとトレーニングすれば!
って思うかもしれませんが、10年やってもうまく行かないのは、やり方を変えていくしかないってのが、今回のチャレンジなのでね。

紙のQWERTYキーボードを鉛筆で指させるのも実は試してみているんです。

keyboard1
やっぱりこれの方が2択より良さげ。
やる気出てた。

しかしながら、文字をトントンと指すのでは無く、文字を〇で囲み始めてしまいました。
ボビーは常に斜め上!w

そこでこうやって斜めに持つのをやめて、テーブルに置いたら、今度はそこに普通に文字を書こうとしてしまいました。


しかも質問の内容では無く、
突然、自分の名前書いた。

自由すぎる。

良く言えば、全くファシリテーションができない子ってことですけどね。

ボビーは自由すぎる。

そしてオット君に言いました。

RPMって基本的に無発語で、手足や口のコントロールの不自由が目立つ子が、意思の疎通をトレーニングするには適しているけれど、ボビーみたいのには向いてなくね?

そう。私たちはIdo Kedarさんのブログも著書も読んでいます。彼はRPMで成功した人です。

自分の体験を詳しく書いてくれているので参考になります。ボビーとそっくり重なる部分もあれば、そうでない部分もあります。

オット君は言いました。

うん。正直さ。紙をビリッて破いたりとか、鉛筆でトントンとかも、ボビーにはあんまり関係ない感じがした。
年齢相応の本を読んで、それに関する質問をするというのはいいと思う。あれには反応していたよね。

同意。

他の方法も試してみよう。

私は実はちょっとショックであまり眠れず、ずっとネットで他の方法を調べたりしていました。

そして朝が来たのでとりあえず走りながらユーチューブを見ました。

次回:Day 2!



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明けましておめでとうございます!そしていきなり今年の抱負!ボビーのコミュニケーション能力を上げる!そして体力を維持する!まあ毎年これだけどね。wというわけで。この年始は、自閉症児のタイピングを取り巻く情報、そして私たちが今やっている取り組みについて書いて ... 続きを読む
明けましておめでとうございます!
そしていきなり今年の抱負!

ボビーのコミュニケーション能力を上げる!
そして体力を維持する!

まあ毎年これだけどね。w

というわけで。
この年始は、自閉症児のタイピングを取り巻く情報、そして私たちが今やっている取り組みについて書いて行きます。


まずはですね。これが起きたのは2年前くらいかな。
ボビーがまだ今の学校に入っていない頃の話ですが、深い自閉ワールドにいるボビーの知性が見える時って、こんな感じっていう話をします。



ある日の夕方、私の運転で家族で近所を移動していました。
Saltbox_00107_1
そして、街外れのこういう交差点に来ました。

なんだこりゃ?って感じでしょ?w

停止線はそこだけどさ。止まる場所ビミョーでね?

でも、このフェンスの向こうは、荒れた資材置き場みたいなとこでね。明らかに線路は使われていない。

しかし一応、線路だからこういう標識がある。
Saltbox_00107_2

踏切り
線路上で止まるべからず


でも、まあみんな線路上で止まるわな。

私も止まった。

その瞬間ですよ。

Saltbox_00107_3

ボビーがパニックに!w

やばいやばいやばい!
バックバックバック!

私もパニックです。w

とりあえず線路から外れようと思ったら、ちょうど青になったので、そのまま交差点を渡りました。

フウ…。

Saltbox_00107_4







え?


ボビーちょっと待てお前!
シレっとすんな!w

…こういうとこなんですよ。

ね。

今の時点でも、ボビーは言われた通りにタイプする事はできます。
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読む事もできます。

でも…自閉ワールドにいるんです。

このもどかしさ。

さて、私たちに何ができるのか!

今年もこのブログは熱い!

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ボビーがどうもその場の事しかやらない、記憶力に問題あるんじゃないかという話をしました。療育ではスケジュールとか視覚化のものは多く使いますよね。今までどんだけやってきたか知れません。こういう子は視覚化で理解させるしかないと。でもね…。ボビーはあまり上手くい ... 続きを読む
ボビーがどうもその場の事しかやらない、記憶力に問題あるんじゃないかという話をしました。

療育ではスケジュールとか視覚化のものは多く使いますよね。今までどんだけやってきたか知れません。
こういう子は視覚化で理解させるしかないと。

でもね…。ボビーはあまり上手くいかないところがあります。
こういう携帯スケジュール表を持って歩いていますが、
schedule1
全く理解できていないわけでは無さそうなんだけれど、時間のスパンが大きいじゃん?数十分から数時間の話でしょ?だからその都度、

「はい?」って顔されんの。w

彼の頭の中で流れになっていないんだよね。
たぶんの話だけど。
でね。
bathroom3
この手の歯磨きとか手洗いとか、作業手順系のやつあるじゃない?こういうやつの方はまだ反応がいい。

やっぱさ。物事の流れを長いスパンでは見ていないんだよね…。たぶんだけど!

構造化された学校の寮生活を繰り返しているなら、長いスパンもさすがに理解しているみたいで、問題は少ない。しかし家庭だとか家族の訪問、ホリデーなんかで、違うスケジュールになった時だよね。問題は。

たぶんこの事件はそれで起きたんじゃないかな。

急にスケジュール混乱したんじゃないかと…。
うぉおおおおお!なんで俺は家にいるんだああああ!
みたいな。

それと視覚化って言っても、なかなか見てくれない問題もあるのね。
例えばボビーはiPadのこういうやつは持っているんだけど、

proloquo01
使えないんだ。
今までたくさんの先生の手を借りてやっているけど。
どうもデジタルデバイスが上手くいかない。

今の学校がくれたこういうやつ
visual
の方がまだ使えるので持って歩いてる。

でもさ。こういうのもなんというか、これしか選択肢が無いじゃん?もっとフレキシブルにボビーに教える事はできないの?



ひらめけひらめけ~

ひらめいた!!(昭和)

でで~ん!!
IMG_20191224_100929735

夏休みに日本に行った時に無印良品で買った、4コマメモパッドと消せるボールペーン!
ちなみに夏休みエピソードはこちら。


ボビーにザックリしたスケジュールを見せて、それに従わせるんじゃなくて、ボビーがやっている事を実況絵日記化して見せてみたらどうなるんだろう?

フフフフフフフフフフフ。
天才か!

というわけで。

やってみた!

こんな感じ。スティックマン。
xmas lunch
これは学校のクリスマスディナーの席ね。

反応まあまあだったよ!

どうやってやるのかというと、

ボビーがやる事をいちいち描くの。
そして見せて読んであげるのね。
お母さんが即興で描いている変な絵だから、ボビーも思わず見るし、マイキーは「超ウケる!」みたいな感じでケタケタ笑いながらでね。楽しいわけ。

動詞はing形にしてる。

これで動詞を覚えさせると、現在形にも過去形にも名詞としても使えていいというアドバイスをブログ仲間さんに頂いたので。

その後、ディナー終わって一休みしている時に一緒に読んでみた。番号も読んだ。

たった今起きた出来事をレビューするわけよ。

週末はね。
こうやって近所の店の写真を撮ってプリントしたのを持って行ったの。
stores
そしてボビーに選ばせた。
そしてその一日を絵日記にし、その都度絵を見せ、
IMG_20191228_135701539
そして最後にレビューした。
Saltbox_00103
どうこの作戦?w
効果あるかわかんないけどさ。
少なくとも、いつものスケジュールよりはちょっと見てもらえた気がする。

要するに、スケジュールという概念を理解させる実験。

自分でお昼食べるとこ選んだしね。
自分がやった事の流れなら、少しはわかるんじゃないかなと。

どや!
bobby122019
最近のボビー野球部っぽい。w

皆さんのアイデア求ム!

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大変な進展がありました!ボビーに友達できた!!同じクラス(5人学級)の1人。先生によると、よく2人で手を取り合って、アイコンタクトがあるそう。機嫌が良いと、手をつないで一緒にジャンプしたり、くるくる回ったりするそう!自閉症あるある遊びを一緒にできるお友達 ... 続きを読む
大変な進展がありました!
ボビーに友達できた!!

Saltbox_00076

同じクラス(5人学級)の1人。

先生によると、よく2人で手を取り合って、アイコンタクトがあるそう。
機嫌が良いと、手をつないで一緒にジャンプしたり、くるくる回ったりするそう!

自閉症あるある遊びを一緒にできるお友達!

お互いほとんど喋れる子じゃないけれど、寮でもなんとなく一緒に座っていたりするらしく、複数の先生から「あれは友達関係だと思う。」って報告されました!

ボビーに友達!
これってすごい進歩だよね!


1ヶ月前に、人の気を引く行動を始めたことを書きました。(ココ
Saltbox_00057

でその後、とうとう私にもやるようになったのね。
そして次に、シェルどんに話しかけるという行動が見られました。(ココ
Saltbox_00067

先生によると、進展はこれだけでなく、

・トイレなどで列を作って待っている時などに、列から外れてウロウロ徘徊しがちだったのが改善してきた。

・先生が本を読み、「メインキャラクターは誰ですか?」という質問に答えられた。

・タイピングで天気と曜日を練習している。ヒントは与えないといけないが、よくやっている。

・算数(どっちが多い)や社会(サンクスギビングの歴史)も頑張っている。

そうです。

何かブレークスルーがあったんだろうね。

きっと友情の力!

昨日は家族で買い物したり、最近話題のPopeyesに行ってきました。確かに列で待っている時に、いつもよりは楽な感じがしました。ウロウロはしようとするんだけれど、すぐ戻って来れるようになったというか。
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これが噂のチキンサンドイッチ。
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確かにサクサクジューシーで美味しい。肉が漬け込んであるから旨味があって柔らかいのよ。
KFCよりも日本人の口に合いそう。


最近は食べる量が凄いマイキー。
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ボビーはいつも通り正座。
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そしてコーンばっかり4本も食べた。



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前回の話の続きです。自閉症の子を呼んでも反応が無いことがあるってのは、皆さんもよく聞くと思います。ボビーは見事にそれです。本当に無いのよ。聞こえないフリって難しいじゃない?余程の役者じゃないと。ボビーに声かけても本当に聞こえない人の反応だから。本当に入っ ... 続きを読む
前回の話の続きです。

自閉症の子を呼んでも反応が無いことがあるってのは、皆さんもよく聞くと思います。

ボビーは見事にそれです。

本当に無いのよ。

聞こえないフリって難しいじゃない?
余程の役者じゃないと。

ボビーに声かけても本当に聞こえない人の反応だから。
本当に入っていないんだと思う。

どうやら、こういう症状を聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder、APD)というらしいんです。

自閉症の診断がある人の場合、こういうのも全部自閉症の一部とされてしまうので、私たち保護者に気づきがあっても、専門家たちに

自閉症ですから~。」

の一言で片づけられてしまう事がよくあります。

「自閉症はスペクトラムで、それぞれ違って~。」
とか言っときながら
自閉症ですから~。」

これを聞くたびにガッカリします!

どうにか少しでも生きやすくしてやりたいと、何年何年もあちこちに走り回っている親が聞きたいのはそれじゃない。w

でもまあ、みんな「わからない」からそういうしか無いんでしょう。

ところで!

ボビーが好きだったYouTubeビデオに、手話がありました。


パティ・シュクラさん。
歌が上手なママさんユーチューバー。

たぶん幼児用の手話で本当のでは無いですが、
Saltbox_0047_6
と何度も何度も見て、手話も、画面に出る単語も、歌う方も覚えていました。なので彼女が使う「Wait」「Sit」「Stand」「More」「Please」「Stop」なんかは、私も覚えてよく使っていました。

でもボビーは自分では手を動かさないの。

自分で、正式なアメリカ英語手話辞典も買ったんですよ。
ASL
でもボビーが覚えなきゃ意味がないし、これを誰も周りに手話使える人がいない状態で、忙しい中、独学で覚えるってのは無理でした。

当時は公立学校でしたが、学校にもすぐ相談しました。
手話ビデオも説明して。
でも、みんな「ボビー君は聞こえていますし、声が出ますから。」みたいな感じで全然取り合ってくれませんでした。

それからね。
ボビーはクレイ・アニメーションが好きです。
Saltbox_0047_7
というのも、言語の説明無しでもストーリーが解るものが多いでしょう?
だから
Pocoyoとかピタゴラスイッチも好きでした。

こういうところを見ても、やっぱり物事が解らないんじゃなくて、耳から入る情報が処理できないんだって思いません?

あとね。一時期、私の口元をジーッと見ながら聞く事がよくあったんです。だから私も、わざとゆっくり大きく口を動かして話しかけたりしていました。
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すると、その方がやや反応がいいんです。

これもすぐに学校のスピーチの先生に報告しましたよ。

一笑されて終わりでした。

それは、お母さんが変な喋り方をするから、ジッとみているだけですよ!w

って。

私はそれでもしつこく何度もボビーの読み書きの能力や、耳から入る情報処理の弱さについて、学校にも家にくるABAセラピストにも持ちかけたんですけれどね…。

誰も聞いてくれないの。
「自閉症ですから。」
で。

来週はIEPのミーティングがあります。

IEPとは「Individualized Education Program」、つまり今年度の個別指導計画の法的な契約を、学校、学区と結ぶためのミーティングです。

今年は特に、ボビーがこのまま寮生活を続けられるかが重要なポイントになりますが、私としてはボビーの聴覚での学習の困難への対策も話し合いたいと思っています。

今の私立の学校は、親の話を真剣に聞いてくれるので、うまく行くと良いです。

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昨日は我が家の地下室の事を書きましたが、ここのところ、ボビーが週末に2時間ほど家で過ごす練習を続けています。まだまだ家に帰るとすぐに、以前の困ったボビーに戻ってしまいます。最初にやるのはこれ。もちろんおやつを探しています。その後は、地下室に行ってゴロゴロ ... 続きを読む
昨日は我が家の地下室の事を書きましたが、ここのところ、ボビーが週末に2時間ほど家で過ごす練習を続けています。

まだまだ家に帰るとすぐに、以前の困ったボビーに戻ってしまいます。最初にやるのはこれ。
Saltbox_0047_5
もちろんおやつを探しています。
その後は、地下室に行ってゴロゴロしたり、
Saltbox_0047_4
トランポリンで跳ねたり、走り回ったりします。
何とか遊びの方に持って行こうとしますが、とにかく落ち着かず、じっとしていられない子なので、非常に難しいです。

でも一応、家に帰ってきたら何らかのアクティビティをするように学校でペアレント・トレーニングを受けています。

この日は丁度、ボビーのルームメイトの誕生日でした。
なので、誕生日カードを作る事にしました。


まず私がお手本の文字を書きました。
happy birthday1
そしてボビーの手を軽く持って、どうにか書かせました。ボビーは筆圧が弱くてね。紙に字を書くのは結構難しいんです。でも昔日本で買った
「アンパンマン スラスラかけるクレヨン」
ってのが出てきました。
それを持たせたらね。
happy birthday writing 2019

書けた!

前に書きましたが(ココ)、小さい時には書けたり、言えたりしたことが、ドンドン加速してグチャグチャになってしまったと言っていたでしょう?

文字を書くのに関しては、文字を全部同じ位置に重ねて書くようになってしまっていたんですよ。何年も。

それが直ってた!

そこで久しぶりにフラッシュカードもやりました。
Saltbox_0047_3
flashcards_words
見てもわかる通り、たぶん日本の中学1,2年生レベルの英単語かな。

ほとんど言えました!

例えば、ちょっと長めの単語「excited」を「exercise」って読んじゃったり、「gh」や発音しない字が入るような単語は読めないのもありましたが、8割から9割は読めていました。

おかしいでしょう?
全然喋れなくて、私たちが言っている事を理解していないようで、知能が1,2歳とか言われているのに、読んだり書いたりできてるの。

例えば、東田直樹さんとか、この前紹介したIdo Kedarさんなんかは、耳で聞いたことを完全に理解しているタイプじゃないですか?

ボビーはまたそれとは違う気がするんですよ…。
耳で聞いた事が脳で即座にプロセスできない人なんじゃないかと…。

もちろん耳の検査は全部細かくやっていて、聞こえの問題は無いんです。音楽の先生によると、歌は音程が合っているそうですし、言語聴覚士にも発音は普通と言われています。

もしかしたら、私たちが文字で物事を教えないといけないのかも…。

もちろん視覚化はやっています。
それ以上のレベルでっていう話。

私がやってきたことはそんなに間違っていなかったのかも。
wordcards
学校に相談してみようと思いますが、もし皆さん、こういう子を知っているとか、こうかもしれないっていうのがあったら、ぜひぜひ聞かせてください!

続き

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ボビーは9月で中学生になりました!あれ?11歳で?って思いましたでしょ?そうなんです。私が住んでいる地域では一般的に6年生はミドルスクールになるんです。頭こんがらがるよね。こういう事。小学1年生が満6歳なのは一緒。でも実はキンダーが小学校教育の一部なんです。小 ... 続きを読む
ボビーは9月で中学生になりました!
あれ?11歳で?って思いましたでしょ?

そうなんです。私が住んでいる地域では一般的に6年生はミドルスクールになるんです。頭こんがらがるよね。
こういう事。
小学1年生が満6歳なのは一緒。

でも実はキンダーが小学校教育の一部なんです。

小学0年生って感じかな。これが9月で満5歳だから、義務教育の始まり年で考えると、日本より半年早い事になるんです。そこから6年って考えると、ミドルスクール1年生は11歳になります。

ミドルスクールは3年、ハイスクールは4年あります。

この年齢のタイミング、私は案外いいんじゃないかと思ってます。だって体が大人になって、中一に対して偉そうにする中三が、高一に組み込まれてるって事だからね。ざまあ!w

いや真面目な話、この方が体の成長的にも自然じゃないかと。

さて!

昨日は学校でタイピングの打ち合わせミーティングをやってきました!

新学期なので新しい先生になりましたが、ボビーの事をよく知っている小学生の時の担任、ペアレント・トレーニングの先生、学校所属のソーシャルワーカーが同席しました。

色々と話し合った結果、まずはボビーがタイプしたいと思う事をテーマにしましょうと。
私たちが週末にやって来るのを楽しみにしているので、その時にやる事を書くことになりました。

質問に答えるなどは難しい子なので、先生が紙にこんな風に書いてくれました。

On Saturday... 

1. I go _____.
2. I make _____.
3. I play with my _____.

ボビーはその紙を見ながら打ちました。先生が隣で間違えた時に直すのや、スペースキーを押すのを手伝ったりはしましたが、ちゃんと打てました。
Saltbox_0045_5
I go ho...ho....ho..m...m...,

これを思い出したよ。w
Saltbox_0045_6

さすがこの学校はやり方が上手です。
自閉症児にジャズ弾かせたり、一輪車乗せられる学校だから。褒める強化子は使いますが、おやつもトークンも使いません。

ペアレント・トレーニングの先生には、ボビーに読みを教えて来たという話の中で、この写真を送っていました。
wordcards

「ぜひ持って来て下さい。」と言われていたので、どうやって使ってきたかを見せると、大変褒めてくれました。

お母さん、ここ来る前から、この学校がやるようなことをされていたのですね!と。

嬉しかった!
今まで公立学校やセラピストに軽視されてきたからね。

他にも、小さい頃から文字や読みでコミュニケーションをとろうと努力してきたけれど、ボビーの脳が加速し続けて困難になった話をしました。
communication
一番左のマグネットお絵かきボードは、ボビーのお気に入りでした。ここに文字や数字を何度も何度も書く子だったんです。それがどんんどん加速していったんです。
やがてグチャグチャの線しか書けなくなりました。

そう…小さい頃の方が文字が書けたんです。きれいに。
発音もそう。大きくなるにつれて、ゴニョゴニョした早口になってしまいました。

スピーチセラピーはもちろんずーーーーーーーーーっとやってはいますが、そういう問題じゃないんですよ…彼の頭の中で何が起きているのか…。

先生方にその事を話すと、興味深いと言ってもらえました。もしかしたらタイピングによって、少しスローダウンして、思考しやすくなるんじゃないか、という意見も出ました。

それ!そこだわ!と思いました。

こういうのも、以前の公立学校では「は?何言ってんすか?」みたいな顔されてました。

今の学校はこういう話が通じるのが嬉しい!

写真の真ん中の本は、ボビーが人生の中で唯一自分で声を出して読んでいた本です。破いたり、食べたりしてしまうので、写真のは5冊目くらいのやつです。笑

最初は私が読んであげていましたが、全部暗記して、その後は指で辿りながら一緒に読めるようになりました。しまいにゃラップ調で読んでました。笑

これもいつしか読んでくれなくなりました。
成長してつまらなくなったからかな…。

写真の右側の本は、Ido Kedarさんという、アメリカの東田直樹さんみたいな人の初のフィクション小説です。フィクションということになっていますが、話せない自閉症児の苦労と、そこからタイピング能力を得て人権を取り戻していくという実体験に基づいた話です。(今度、こういう人達の事を別記事で書きます。)

この本も先生方に見せましたが、これは何となく引かれているのがわかりました。

「お母さん、こんな風にはなれませんよ」プレッシャーを感じました!笑

私は今回こういうのを初めて言い出しているわけでは無くて、もう期待と絶望を何度も何度も繰り返して、タイピングに関してももう10周目くらいで、敢えて真面目にこの話をしているんですけれどね…。

まあでも先生方によると、学校にもタイピングができる子はいて、中にはちょっとしたストーリーを書く子もいるそうです。なので、全くできないとは思っていないのはわかりました。

もう自分たちが事例になるしかありません!

まずは先生との打ち合わせ通りに、週末に楽しく過ごしときます。
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少し前にボビーがレストランで自分でご飯と醤油を注文した話を書きましたよね。(ココ)そして、買い物の際に読みがどのくらいできるのかもチェックしました。(ココ)また最近、同じタイレストランに行きました。今回もまた、ボビーは白いご飯と醤油、rice and soy sauceが ... 続きを読む
少し前にボビーがレストランで自分でご飯と醤油を注文した話を書きましたよね。(ココ

そして、買い物の際に読みがどのくらいできるのかもチェックしました。(ココ

また最近、同じタイレストランに行きました。

今回もまた、ボビーは白いご飯と醤油、rice and soy sauceが食べたい。

日本人だねえ!

それでね。そのモチベーションを使って、私のスマホにあるメモパッドアプリに、タイプできるか試してみました。
すると「rice」は見事にタイプできました。
Saltbox_0045_1
小さい画面なので、難しそうでしたけれど。
その後「soy sauce」もタイプしようとしましたが、

間違えて、「zo」って押しちゃったんですよね。

彼は直し方は知らないので、そこで集中力とやる気を失ってしまいましたが、私が促すと「zo」はそのままで、「zosoy」まで打てました。

すごいと思いませんか?

知能検査をすれば、1,2歳程度って出るような子です。
言語能力に至っては、0歳というか測定不能です。w

しかしどう見ても、本当は知的にはそんなに低くない。

意外と年相応な事に興味もあるところを見ると、精神年齢も低くない。

これが自閉症なんです。

身体や言葉がコントロールできない。
色んな感覚過敏と鈍麻が起こり、集中できない。

Saltbox_0045_2

次の記事に書きますが、東田直樹さんとか、Ido Kedarさんのような、タイプできる自閉症者がこの辺を語ってくれるようになりましたよね。


私は彼らの事を随分前から知っていたので、ABAの療育に疑問を持っていました。
言語や体がある程度コントロール効く子には良いけどね。


そこで自分で工夫して、こんなものも作りました。
wordcards
ボビーが6~7歳くらいの頃かな。

この時は紙のタイピングはできなかったけれど、カードはそれなりにコミュニケーションに役に立っていました。

もちろん学校にも持って行って見せましたよ。

でもね。ABAセラピストはこういうのが大嫌い。
どんなに東田さんやKedarさんの話をしても、
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親は素人扱いで、聞き入れてもらえないどころか、紙のキーボードに至っては、Facilitated Communicationみたいだからやめろとまで言われました。

要するに、親が本人の意志と関係ない事を手を持ってタイプさせるんじゃないかって疑われたのね。笑

病院で詳細な検査もしましたよ。
単に言語能力を調べるだけでなく、適切な言語補助デバイスを見つけるという検査。
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検査するのは、博士号があるようなレベルの人たちです。何か月も検査を待って、レポート貰って…それでもこう。最初っから決めつけてんのね。

後でわかったが、言語がほとんど出ない自閉症児はほぼ全員同じアドバイスをもらってる。笑

それでだいたい勧められるのが、
Proloquo2Go
というアプリ。
proloquo01
こんな感じで、絵カードやフォルダを選べるようになっているのね。それで例えばFeelingsのフォルダを開くと、

proloquo02
こうなっていると。
選んだカードは上の白い欄に入り、そこをタップすると音声化もしてくれる。

自閉症の方だけでなく、言葉が出ない他の症状の人ももちろん使え、米国ではかなりスタンダードなアプリとなっているんです。ボビーの今の学校でも多くの生徒が使っています。

でもね。
私、これでちゃんと文章作っている重度自閉症の人見た事ない。

みんなせいぜいフォルダを開いて1語か2語選ぶだけ。

特に食べ物フォルダ。w

ネットでも調べたのですが、やっぱみんな同じ事言っていて、このアプリで何十種類もあるフォルダを選んで、その中にあるまた何百のカードを選んでコミュニケーションするって、

難しすぎる!

オット君はできなかったよ!w


というわけで、夏休みの間に、この件で一度学校とミーティングしたんです。

今の学校の人たちは、とても柔軟で、できる事はやってみましょう!と快く言ってくれました。

そして新学期が始まったので、本格的に打ち合わせが始まりました!

「自閉症タイピング」シリーズ、開始です!

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