Saltbox|エクストリーム自閉症育児絵日記

米国東海岸の郊外の一家。 難易度高めの自閉症児ボビー、オモシロ定型児マイキー、マイペースなオット君、保護猫シェルどん、そして私、Cheeは自由過ぎてエクストリーム!

タグ:自閉症スペクトラム障害

ボビーの学校から連絡が来ました。来週、寮に戻れるそうです!良かった…。4月の始めからなので、1か月半頑張っています。私ら夫婦はもうちょい頑張れそうなんですけれど、マイキーがかなり限界に来ています。もうこの1カ月くらい、引きこもり状態です。出て来たくないん ... 続きを読む
ボビーの学校から連絡が来ました。

来週、寮に戻れるそうです!

良かった…。
4月の始めからなので、1か月半頑張っています。

私ら夫婦はもうちょい頑張れそうなんですけれど、マイキーがかなり限界に来ています。
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もうこの1カ月くらい、引きこもり状態です。

出て来たくないんじゃなくて、出てこられない。

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だって、最初の4週間くらいは、全裸兄ちゃんが走り回っていたし、
時々、突発的なわけわからん癇癪もある。
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今はだいぶ落ち着いたけれど。

きょうだい児は大変だよ。

親としてはもちろん、こっちも守る。
ただどうしても人手が足りないんだよね。

コロナ自粛でなくってもさ。

現実的に、ボビーみたいな子の面倒を見るスキルがある人ってレアなんです。

祖父母じゃ身体的にきついですし、話しかけ方とか視覚補助の使い方とかできないです。

というか、指導しにくい。

子育て支援ヘルパーみたいな制度はあるんですけれど、ボビーレベルの子を見られる人なんていないんです。
突発的な体当たりを受け止めて、そのまま遊び&指導に持っていけるレベルでないとダメ。(ボビーの学校の先生方は余裕でやる。)


結局、家では私がほぼ全部やって、さらにはその人の指導をする事になってしまう。そしてみんな長続きしない。で、一からやり直しになる。(面接からやる。)

バイトを雇う店長か!w

それでABAセラピスト(高い)しかなくなるわけです。

…が。
それも相性ってもんがあるからね。


なんだかんだ、私が根性で乗り切る方式なんですわ。
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しかし、さすがに胃が痛くなってきましたよ…トホホ。
いつもより運動もできないですし、コロナのせいで炭水化物に偏り始めていますからね。

子供たちを喜ばせるために、ドライブスルーに行ったり。
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今日は晴れていて気持ち良かったです。
公園も全部閉鎖だからね。空いている駐車場で食べてさ。

そこで自転車の練習をしている親子に癒されました。

ああ、私もああやってマイキーに教えたなあ。(オット君はやってない。)

私もコケて、膝すりむいて。

マイキーと今でもその事で笑う。


あっという間だね。
子供の成長は。


私のブログを見て、もしかしたら、

子育て怖い。

って思う人もいるかもしれない。
でもなんつうんだろう。

障害児育児も、普通の子育てと同じだよ。

そんなに複雑じゃない。
やれる事をやる。できない時はできない。
みんなそうだと思うよ。


障害があろうが無かろうが、18歳から20歳くらいで、まあ一応は成人するわけさ。

現実的には、高校生くらいから親離れ子離れもあるだろうし、30歳になっても手が掛かる子かもしれない。

別にそれが悪いわけでも無いしね。

その時になってみないとわからない。
何が正解とかそんなのも無い。

って書いている後ろで、ボビーがひっくり返って大爆笑している。

オ~ウ、イ~エエエエエ~~イ!!www


って。

最高だわ、この子!w

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新しい投薬が始まってから4日経ちました。ドアをバタンバタンするのと、トイレの蓋をバタンバタンするのがまず止まりました。それからですね。このカミカミのやつをずっと噛むのも止まりました。同じ言葉を繰り返すのも、ランダムな歌を歌い続けるのも減りました。笑顔が多 ... 続きを読む
新しい投薬が始まってから4日経ちました。


ドアをバタンバタンするのと、トイレの蓋をバタンバタンするのがまず止まりました。
それからですね。
このカミカミのやつをずっと噛むのも止まりました。
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同じ言葉を繰り返すのも、ランダムな歌を歌い続けるのも減りました。笑顔が多くなりました。
相変わらずウロウロはしていますが、走り回るのが止まらなかったのが、歩きになりました。

シャワーにはたまに行きますが、1日中裸で何十回も行くのは無くなりました。バスルームに入って、服を脱ぐことも無く、1分くらい過ごしてから出てくるパターンになり始めました。

だからようやく、私も一瞬だけ仕事ができるようになってきました。

爆発的な癇癪は1日に1回くらいあります。

でも自分のコントロールが効かないような癇癪では無いです。こっちは「普通の」自閉症の癇癪。
変な言い方ですが。
こっちは行動療法的な対処が効くんです。

それでね。

ボビーにブツブツ愚痴を言ってみた。w

お母さんさ。ボビーが本当は頭いい事知ってるんだよ。
ボビーも上手に伝えられなくて大変だろうけど、何でもいいから、お母さんを助けてくれないかなあ。
お父さん仕事で忙しいでしょ?
本当は、お母さんも仕事あるし、マイキーの勉強も見てやらないとけないんだけどね。
ボビーがこうやって、おやつくれだ、外連れてけだ、持ち上げて遊んでくれだで騒ぐたびに、全部中断しなくちゃいけなくなる。
疲れちゃったよ。
お母さん、もう疲れて今コロナに罹ったら死んじゃうよ。
ボビーさ。もし本当にお母さんが言っている事がわからなかったらいいんだ。
ごめんね。

涙が出てきた。

母の日に、昔の写真見てたんだ。

この子がこんな風になるなんて、想像できるかい?

泣いている私にボビーが近づいてきた。
この子は普段、りらっぱり―と食べ物くれ以外の目的では、自分から近づいて来ない。

床に置いてあったiPadのタイピングアプリを開いて渡した。すると、
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ってタイプした。

みんな助けて。私にはわからない。

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このケースを観た後も、RPM以外の方法でタイピングの能力を得たケースを調べ始めました。実は、有名なカナダ人のCarly Fleischmannさんのケースもダニエル君のケースと似ているのよね。数人がかりのセラピーを受け続けてもどうにもならなかったカーリーが、突然10歳の時に ... 続きを読む
このケースを観た後も、


RPM以外の方法でタイピングの能力を得たケースを調べ始めました。

実は、有名なカナダ人の
Carly Fleischmannさんのケースもダニエル君のケースと似ているのよね。

数人がかりのセラピーを受け続けてもどうにもならなかったカーリーが、突然10歳の時に、歯が痛いのを伝えるために、置いてあったコンピューターにHelp Tooth Hurtと打った。

それ以来、親もセラピストもビックリして、タイピング能力を上げる訓練をする。どうも生活の中でやりたい事や欲しいものを使ってトレーニングしたらしいのよね。

ABAでもそうだったけれど、ナチュラル且つ強いモチベーションがいい。

他の子の事例で面白いと思ったのは、10代の子だと、グーグルやユーチューブ検索の入力がモチベーションだったりするみたい。面白いよね。

実はボビーにも私たちそのテクニックは使っていました。

ユーチューブキッズアプリの検索ね。
自分なりに観たいのをタイプしようとしていたので、手伝ってあげていたんです。でもあの子、なぜか「eight」とか「five」とか数字を検索したがるんだよね。

だから訳の分からない事になる…。

でも今こうやって、ゼロからでは無くタイピングできるのは、こういうのをしてきたからかもです。

調べていて思ったんだけれど、タイピンングできるタイプの子にしても、本格的にコンピューターやタブレットのキーボードを使い始めるのって、だいたいボビー前後から上の年齢みたいね。ティーンエイジャーになってからの子もたくさんいる。

だからみんな焦る必要は無いヨ!

そりゃそうだよね。定型発達だって、小さい頃からタイピングする子なんてあんまいないもんね。

例の空耳、"It's my wish"事件の翌日、また学校に伺いました。この日は外に連れ出す事にしました。

まずは近所の店の写真を並べました。
元旦でも開いてそうなとこの4択です。ボビーが行きたい場所をモチベーションにしようと。
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ボビーはCVS、ドラッグストアを選びました。

意外。いつもすぐに出たがるのに。

さっそく「CVS」とタイプさせました。

CVSに着いて、店を1周して出ればいいかと思ったら、奴はすかさずドリトスを手にしました。w
なので、Doritosとタイプさせました。
Dorritosって、rが2個になってたけどね。
そして更に進むと、今度はオレオを手に取りました。w

ドラッグストアを選んだ理由が明らかに!w

なので、
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とすると、なんと素直に「Oreo」とタイプして、ドリトスを元の場所に戻しました!

両方欲しい!って愚図られるかと思ったら!

なのでオレオを買ってやり、車に戻り何個かあげました。残りはトランクに隠しました。
そうでないと騒ぐ。w


次はランチです。
これまた、いつでも開いてそうなところの4択ね。
彼が選んだのは…マクドナルド。

元旦マック~!w

オット君が、マクドナルドって打ってとタブレットを差し出しましたが、何度言っても、
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と打つんです。

要するに早く車出せと。w
これでも何気に進歩ですよね。
完全に自力でタイプして要求しているわけですから。


あ、そうそう。この子の場合は、タイプしたことを自分で読みます。
東田さんがそんな感じだよね。


さてどうしよう?
これでもいいんだけれど、もうちょい動詞を使って欲しい…。

なので、もう一度写真を見せて、
"Go to McDonald's."
とプロンプトを与えながら打たせてみる事にしました。

すると…

”Go to M"

まあね。McDonald'sなんて綴り難しいもんね…。

ボビーが読みました。

ゴートゥー、ムー!


ムーて!www


オット君が言いました。

あ、ホントだ。
ムーだわ。w

え?

写真見て。
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どこにもMcDonald'sって書いてなかった!w

ボビー正解!

こんな調子ですが、今年はタイピング頑張ります!

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RPM以外の方法でタイピングによる会話ができるようになったダニエル君の話を発見した私たち。オット君の表情もこうなりました。う、うん。これならできそうだ。しばらく諦めていたけれど、もう一回頑張ってみよう!で。何から始める?とりあえず昨日、図書館で落ち着いていた ... 続きを読む
RPM以外の方法でタイピングによる会話ができるようになったダニエル君の話を発見した私たち。

オット君の表情もこうなりました。
avatar_otto_01
う、うん。これならできそうだ。
しばらく諦めていたけれど、もう一回頑張ってみよう!

で。何から始める?


とりあえず昨日、図書館で落ち着いていたからさ。基本同じでいいんじゃないかな。

絵本を読んでそれに関する事を、タイプするかどうかを試してみよう。

レッツゴー!
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ビューン!
行動力!
ちょうど日本はお正月を迎えた頃です。

図書館で選んだ本は、
"If you give a mouse a cookie"
という有名な絵本。

これね。幼稚園から小学校1年生向けでしょうか。

本の内容については答える事はできませんでしたが、
センテンスの単語穴埋めは結構できました。

こんな感じで。
Saltbox_00110
本当は a glass of milkなんだけどね。

if you give a mouth a cookie
自信が無いところは、こうやって本を見せると、綴りを確認しながら打ちました。
if you give a mouth a cookie02
見ての通り、私たちは触れていません。
iPadを支えてもいません。
これは「House」と打っているところです。

使っているアプリは、ダニエル君と同じ「Proloquo2Go」です。タイプしたことを音声化してくれる機能が付いています。

まだ簡単な1単語がやっとですが、手応えを感じました。

私たちはボビーに対する話しかけ方も完全に変えました。全部理解できている設定にしたのです。

「今日はこの本読むよ。それでタイピングの練習をするよ。ボビーが何が欲しいか分かるようにするためだよ。わかっているのを証明するためだよ。いい?」

みたいな感じで。

途中で他の生徒たちが入って来くると、落ち着きを失って癇癪を起しました。でも10分くらい、上の写真のようにちゃんと自分で椅子に座ってやりとりができました。

そして不思議な事が起こりました。

ボビーが、私の目をしっかり見て、3回何かブツブツ繰り返したのです。

でも何を言っているのかわからない。
フニャフニャした早口…。

その場には、オット君もマイキーもいましたが、誰も聞き取れませんでした。でも7、8語はあるセンテンスに聞こえました。3回とも同じでした。

そして、私が「ゴメンね。わからない。」と言うと、

「いすまいふぃしゅ。」

と早口で言いました。
私は内心、「It's my fish?」と思いました。
え?何?みたいな。

するとその1秒後、オット君が声に出して、

"It's my fish?"

「私もそう思った!」と言うと、マイキーも。

ボビーにもう一度聞きましたが、答えませんでした。

帰りの車でハッと思いました。

"It's my wish."

オット君!マイキー!

"It's my wish!”

2人とも一瞬無言になりました。

オット君が言いました。

明日も来よう。

続く!


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ボビーがどうもその場の事しかやらない、記憶力に問題あるんじゃないかという話をしました。療育ではスケジュールとか視覚化のものは多く使いますよね。今までどんだけやってきたか知れません。こういう子は視覚化で理解させるしかないと。でもね…。ボビーはあまり上手くい ... 続きを読む
ボビーがどうもその場の事しかやらない、記憶力に問題あるんじゃないかという話をしました。

療育ではスケジュールとか視覚化のものは多く使いますよね。今までどんだけやってきたか知れません。
こういう子は視覚化で理解させるしかないと。

でもね…。ボビーはあまり上手くいかないところがあります。
こういう携帯スケジュール表を持って歩いていますが、
schedule1
全く理解できていないわけでは無さそうなんだけれど、時間のスパンが大きいじゃん?数十分から数時間の話でしょ?だからその都度、

「はい?」って顔されんの。w

彼の頭の中で流れになっていないんだよね。
たぶんの話だけど。
でね。
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この手の歯磨きとか手洗いとか、作業手順系のやつあるじゃない?こういうやつの方はまだ反応がいい。

やっぱさ。物事の流れを長いスパンでは見ていないんだよね…。たぶんだけど!

構造化された学校の寮生活を繰り返しているなら、長いスパンもさすがに理解しているみたいで、問題は少ない。しかし家庭だとか家族の訪問、ホリデーなんかで、違うスケジュールになった時だよね。問題は。

たぶんこの事件はそれで起きたんじゃないかな。

急にスケジュール混乱したんじゃないかと…。
うぉおおおおお!なんで俺は家にいるんだああああ!
みたいな。

それと視覚化って言っても、なかなか見てくれない問題もあるのね。
例えばボビーはiPadのこういうやつは持っているんだけど、

proloquo01
使えないんだ。
今までたくさんの先生の手を借りてやっているけど。
どうもデジタルデバイスが上手くいかない。

今の学校がくれたこういうやつ
visual
の方がまだ使えるので持って歩いてる。

でもさ。こういうのもなんというか、これしか選択肢が無いじゃん?もっとフレキシブルにボビーに教える事はできないの?



ひらめけひらめけ~

ひらめいた!!(昭和)

でで~ん!!
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夏休みに日本に行った時に無印良品で買った、4コマメモパッドと消せるボールペーン!
ちなみに夏休みエピソードはこちら。


ボビーにザックリしたスケジュールを見せて、それに従わせるんじゃなくて、ボビーがやっている事を実況絵日記化して見せてみたらどうなるんだろう?

フフフフフフフフフフフ。
天才か!

というわけで。

やってみた!

こんな感じ。スティックマン。
xmas lunch
これは学校のクリスマスディナーの席ね。

反応まあまあだったよ!

どうやってやるのかというと、

ボビーがやる事をいちいち描くの。
そして見せて読んであげるのね。
お母さんが即興で描いている変な絵だから、ボビーも思わず見るし、マイキーは「超ウケる!」みたいな感じでケタケタ笑いながらでね。楽しいわけ。

動詞はing形にしてる。

これで動詞を覚えさせると、現在形にも過去形にも名詞としても使えていいというアドバイスをブログ仲間さんに頂いたので。

その後、ディナー終わって一休みしている時に一緒に読んでみた。番号も読んだ。

たった今起きた出来事をレビューするわけよ。

週末はね。
こうやって近所の店の写真を撮ってプリントしたのを持って行ったの。
stores
そしてボビーに選ばせた。
そしてその一日を絵日記にし、その都度絵を見せ、
IMG_20191228_135701539
そして最後にレビューした。
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どうこの作戦?w
効果あるかわかんないけどさ。
少なくとも、いつものスケジュールよりはちょっと見てもらえた気がする。

要するに、スケジュールという概念を理解させる実験。

自分でお昼食べるとこ選んだしね。
自分がやった事の流れなら、少しはわかるんじゃないかなと。

どや!
bobby122019
最近のボビー野球部っぽい。w

皆さんのアイデア求ム!

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今日は、ボビーの学校と話すために、自分の学習と考察を兼ねた記事を書いてみます。昨日のコメントにも書きましたが、ボビーに関しては、公立学校のABAベースの教育では「有効的な進展が見られなかった」というのが、6年に渡るデータに基づいて結論出されております。法的な ... 続きを読む
今日は、ボビーの学校と話すために、自分の学習と考察を兼ねた記事を書いてみます。


昨日のコメントにも書きましたが、

ボビーに関しては、公立学校のABAベースの教育では「有効的な進展が見られなかった」というのが、6年に渡るデータに基づいて結論出されております。法的な事実です。

なので、すでにできる事は全部やっていると思っていてください。

面白い事に、ボビーの学校の子の保護者、ほぼみんな同じ経験をしてきています。ウィル君もです。

ABA(応用行動分析)を批判しているわけではありません。まぎれもなくABAは物事を学ぶのに便利な方法ですから。早期療育で一番最初にやるべきことです。

ただ重度側の子たちの多くがどういうわけか効果が薄い。効果が無いわけじゃないんですよ。効果が薄い。

これは無視できない事実です。

先生のせいじゃない。
親のせいでもない。
もの凄い工夫して頑張ってきた人ばっかだからね。


ぶっちゃけ障害の重さの問題なんだわ。

しかし改善できる部分はある。
そして原因は探求するべきだと思うんです。メガネで見えるようになる人もいれば、それ以上の支援や治療が必要な人もいる。障害の程度や原因を無視するわけにはいきません。

ただ自閉症の場合は、それが複雑で何が何だか…。

私は単なる母親なので、ボビーに関してしか知りませんが、記憶能力の問題は大きいのはわかります。

だってすぐ忘れちゃう。w

何度教えてもなかなか身に付かない。
多動で集中力が無い。こっちが声掛けしたり、動作を手伝ってあげないと動けない。自主的に動けない。
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短期記憶、ワーキングメモリーが弱い。
目の前の事にしか反応しない。

今はカナーとかアスペルガーとかいう表現じゃなくて、自閉症スペクトラム障害という表現だけれど、なんだかんだスペクトラム内の能力や性質差は大きくてさ。

みんなそこ無視しちゃいかん。マジで。


ウィキペディアに自閉症と記憶についてのまとめがあったので読んでみているけれど、


やはり高機能と中低機能の自閉症者では、記憶の種類いによって差がある模様。

これなんだよね。

同じ手法で療育しても、ビジュアル化しても、カード使っても、一方は前進がより見られるのに、一方は遅々としている。

そして人口の低い重度側は放置され気味。

辛いんよ。

ちょっと面白いのを見つけた。

この記事によると、



自閉症の人たちの多くは、d
eclarative memory(宣言的記憶)を代わりに使っていると。

要するに事実や過去の経験から得た言動を当てはめながら生活している。有名な自閉症者のテンプル・グランディン氏が言うには、成長につれて演技が上手くなると。

これが使えている方がいわゆる高機能に見えるわけ。高機能の人の方が上手とも言える。

これはボビーの学校の生徒たちの成長過程にも確かに一致している。高校生以上の生徒は、明らかに指示に従ってよく動けるようになってはいる。

経験豊富な先生方が「いつかできるようになりますから。」と言うのもわかる。

しかしこうやって、生活パターンが長期記憶として焼き付くまで、長い期間繰り返し経験をさせるしかないのか?

比較的問題の無い記憶能力部分をうまく使って、より効率よく理解させる方法は無いのだろうか?

物事を単なるパターンでないレベルで理解させる事もできるんじゃないだろうか?

東田直樹さんも、時間の概念が難しいという話をしている。

彼の感覚は、上のウィキペディアのautobiographical memory(自伝的記憶)の記述とも一致する。

こういう傾向が強い人達に、私たちと同じ概念のスケジュールを教えるのではなく、彼らが理解しやすい何らかの方法があるのではないか?

たとえばビジュアル化も、よくあるような絵柄や表では無い手法があるんじゃないだろうか?

ディズニー映画のセリフ丸覚えで喋れるようになった子いたじゃない?Life, Animated。

これ本で読んだけれど、この親も周りの理解を得るまでだいぶ苦労してるんだよね…。

それとか言葉を失った人が、歌で取り戻したりさ。
ああいう感じで。

ボビーは歌は歌えるんだよ。喋れないのに。

不思議だよね。脳みそ。


今日はそんなことを考えてた。

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ボビーの学校のホリデーコンサートに行ってきました。ボビーのいる自閉症の学校の生徒のほとんどは、言葉があまり出ない子です。中にはよく話せる子もいますが、普通の学校の特別教室でやっていくのが難しい子ばかりです。そういう子じゃないと逆に入れない学校です。それで ... 続きを読む
ボビーの学校のホリデーコンサートに行ってきました。

ボビーのいる自閉症の学校の生徒のほとんどは、言葉があまり出ない子です。中にはよく話せる子もいますが、普通の学校の特別教室でやっていくのが難しい子ばかりです。そういう子じゃないと逆に入れない学校です。


それでも、毎年たくさんのイベントをこなします。きっちりしたスケジュールの中、先生たちは一歩一歩前進できるように教え、リハーサルを何度も何度もします。

家族は一生懸命応援します。学校にはこれが身内の大事な役割と説明されています。自信、達成感、モチベーションに繋がるからです。先生も保護者も、お互い身内のような愛情で生徒たちを大事にしています。

いい学校でしょう?

この記事にも書いてあるけど。


公立学校の時は、「インクルーシブ教育」とかいいながら、いつも合唱コンサートで2分で退出させられていました。仕方なく控えの教室に行くと、そこには1分で退出させられたウィル君のお母さんが、哀しそうな笑顔で迎えてくれてました。

ウィル君の話はこれ。


みんな簡単に「インクルーシブ教育」って推してるけどさ。私はこれは気を付けた方が良いと思ってます。

個人によるよ。

障害の重さの問題じゃないのよ。特に発達障害の場合、知能や言語能力が高くても、辞めといた方がいいケースって多いと思う。

定型発達児に無理やり合わせさせて、自分は違うというのを再確認させられて、できないと放り出されて、自信を失って、本人も親も先生も苦しい思いをする「インクルーシブ教育」ってなんなん?って話。

私は、ボビーは自閉症専門の学校に来て、やっと自分と同じような子たちの中で本当の「インクルーシブ教育」をしてもらえるようになったと考えています。それでようやく開花してきているわけです。
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で、今年のホリデーコンサートはどうだったのか…。

…大惨敗。

言い方悪いけど。
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こういう子たちだから、もちろん先生方が後ろでサポートしているんだけれど、ボビーだけった。

全校でステージで大泣きして、ベテランの体の大きな先生の手取り足取りになったの。

…実は今年の運動会でも、逃走、ひっくり返り、夏休み前のコンサートでも泣いてうまくパフォーマンスできなかった…。初めてじゃないというか…毎回こうなる…。

私はオット君に言いました。
「見ているのが辛い。」
オット君も言いました。
「僕も。」

なんで?涙

なんでうちの子だけ…そりゃ他の子もたくさんサポートが必要なんですけれど、一応イベントをそれなりに楽しんでいるんです。

ボビーは、自分が何をやっているのかわかっているんだろうか?イベントという認識はあるのだろうか?

そしてステージに上がる段階になったら、泣き叫び始めました。
「最悪だ―!!」
みたいなリアクションで…そんな子はこの学校でさえ、ボビーだけでした。

コンサートの後、ボビーを押さえていてくれた先生と、私たちと毎週ミーティングするペアレント・トレーニングの先生に、ガッカリした旨を伝えました。

先生たちによるとリハーサル時にはできていたそうです。きっとたくさんの観客がいるから…と先生は言っていましたが、私とオット君は何か別の事だと思っています。

そこじゃない。

家に帰って、正式に学校にこの事についてのミーティングを要請しました。

ボビーができる事もやらないというか、できなくなってしまう原因…どこかにヒントがあると思うんです。感覚過敏や鈍麻でなく、脳のプロセスの何か…そんな風に見えます。

ボビーの1学期のレポートが来ましたが、それもボビーは何一つ自主的にできていないんです。全て先生のプロンプトと手取り足取り…ごくごく簡単な事も。できるはずの事も…。

…親はどうしたらいいの?…障害の受容なんてとっくにしている。その一方で希望を持って、子供を応援しないといけない…。

でもどうやって…。涙




母ちゃんが絶対に探してやるからな!
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