前回の記事で紹介したコメントに「家族カウンセリングをしたほうがいい」と書かれていました。
これもとても良い指摘です。
実はバリバリ受けてました!
これからも必要に応じて、バリバリ受けます!
今日はその話です。
障がい児に関する家庭サービスで、私たちが利用したものに、「In-Home Therapy」というものがありました。うちのような家庭は、精神的にも肉体的にもクタクタになります。そんな家庭に、社会福祉士、心理の資格を持つ方がやって来て、具体的なサービスを探し出してくれたり、話を聞いてくれたり、気持ちの切り替えを手伝ってくれたりしてくれるんです。

いいでしょう?
アメリカは医療費が高いですが、いい保険に入っていたり(もちろん高い!)、州が提供する障害者の保険に加入していれば、かなりの部分がカバーされます。
前回も書きましたが、こういうのも「自責」から守るための仕組みなんですよね。
どうしても「格差」という問題が発生してしまうので、酷いように見えると思います。しかし実際は、住んでいる州や地域にそこを埋めるサービスが色々と用意されています。低収入でも適切なサービスを受けられる方法は多数あります。むしろ手厚かったりします。
In-Home Therapyは、5年間くらい、人が入れ替わったり、しばらくサービスを止めたりはありましたが、週に1回、2時間ほど来ていただいていました。我が家の事をちゃんと理解し、客観的に見てもらえるので、難しい子を育てながらの「これでいいんだろうか…?」というモヤモヤが解消できるというのが、一番の役割でした。
オット君も私も、ボビーが大変で精神的に参っている時に何度も支えてもらいました。あくまでも「ボビーの為のセラピー」ですが、結果、夫婦の危機も救われたんじゃないかと思います。笑
そして私たちは知識が付き、緊急の対処や大変な時の心の切り替えもできるようになりました。なので今は利用していません。しかし今後、また新しい課題に直面したりする時には利用すると思います。
それから学校とのやりとりって意外とストレス溜まりますでしょ?学校はもちろん一生懸命教育してくれています。それはみんなわかっているんですよね。
それでも言わないといけない事があったり、学校から言われた事に納得がいかなかったり。
ここで感情と切り離して、教育現場の立場を理解しつつ、保護者としての意見を言うって、よっぽどそこに熟練した人でないと難しいと思いません?
私には無理でした。笑
なので大事なミーティングでは、advocate(アドボケート)という人を連れて行きます。これは今でも使うサービスです。教育現場で言う「アドボケート」とは、教育の法律や権利に詳しいヘルパーです。

アドボケートは、その子に必要なものを、めちゃくちゃ客観的に指摘、親をサポート、教育してくれます。
時々、サバサバし過ぎてこっちが辛くなる時もあります。しかしですね。アドボケートの多くは、自身も障がい児を育ててきたり、障がい児に関する仕事をしてきた方だったりするんです。
彼らは学校とのミーティングやメールのやり取りでの態度、文章、喋り方、用語の使い方を教えてくれます。
カッとしてしまった時、泣きたくなった時にどうしたら良いかまで…経験者なのでこちらの立場をよくご存知です。いいでしょう?これは助かりました。
学校側も、アドボケートを連れて来るか来ないかで、態度が違ったりもするんです。
「ヤバイ奴連れてきよった!」って感じで。
学校側はどうしても「経費削減」しなくてはいけない立場です。なのでここで、専門用語が飛び交うバトルがあるのですが、そこをアドボケートが手伝ってくれるのです。お決まりの言い回しとかがあるんですよ。
そんなの保護者は普通知らないですよね。
だから必要なんです。
もちろん、アドボケートを雇うのにはお金がかかります。ぶっちゃけ時給で言うと50~80ドルくらいかな。移動時間も含め。打ち合わせとかも入れると、まあまあ毎年それなりの費用が掛かります…。
しかしですね。こういうのは州の障害関連の課に申請すると、多少補助金が出たりします。そういう形でどうにかこうにかやっていくもんなんです。
去年と今年のボビーにはそれ以上のサポートが必要になりました。弁護士やセカンドオピニオンの医師などです。こうなってくると、かなり自分たちの懐から出す事になります。
きっついですよ。弁護士は時給300ドルくらいですかねえ。泣
うちはごく普通の家庭ですからね…。
できるだけ将来のことは考えないように生きてます!笑
しかしやはりその道の専門の弁護士というものを通して学区と話し合いとなると、話の進展度が違うんですよ。
無理してでも、まあやるしかない…。
中間層は辛いよ。
実は低収入の場合はボランティアの弁護士、プロボノ(pro bono)の助けを得られます。wikiリンク:プロボノ
こんな感じで、いかに情報を集めて外部サービスを受けるかは、どの層にとっても大切な事になります。
日本の場合だと、まずは社会福祉士との相談になるのでしょうか?
保護者だけでは判断できない事はたくさんあります。
得られない情報もたくさんあります。
障害児育児だけに限らず、育児で行き詰った時には、上手に外部サービスを利用して安心を得てください!
ランキング参加してます!




これもとても良い指摘です。
実はバリバリ受けてました!
これからも必要に応じて、バリバリ受けます!
今日はその話です。
障がい児に関する家庭サービスで、私たちが利用したものに、「In-Home Therapy」というものがありました。うちのような家庭は、精神的にも肉体的にもクタクタになります。そんな家庭に、社会福祉士、心理の資格を持つ方がやって来て、具体的なサービスを探し出してくれたり、話を聞いてくれたり、気持ちの切り替えを手伝ってくれたりしてくれるんです。

いいでしょう?
アメリカは医療費が高いですが、いい保険に入っていたり(もちろん高い!)、州が提供する障害者の保険に加入していれば、かなりの部分がカバーされます。
前回も書きましたが、こういうのも「自責」から守るための仕組みなんですよね。
どうしても「格差」という問題が発生してしまうので、酷いように見えると思います。しかし実際は、住んでいる州や地域にそこを埋めるサービスが色々と用意されています。低収入でも適切なサービスを受けられる方法は多数あります。むしろ手厚かったりします。
In-Home Therapyは、5年間くらい、人が入れ替わったり、しばらくサービスを止めたりはありましたが、週に1回、2時間ほど来ていただいていました。我が家の事をちゃんと理解し、客観的に見てもらえるので、難しい子を育てながらの「これでいいんだろうか…?」というモヤモヤが解消できるというのが、一番の役割でした。
オット君も私も、ボビーが大変で精神的に参っている時に何度も支えてもらいました。あくまでも「ボビーの為のセラピー」ですが、結果、夫婦の危機も救われたんじゃないかと思います。笑
そして私たちは知識が付き、緊急の対処や大変な時の心の切り替えもできるようになりました。なので今は利用していません。しかし今後、また新しい課題に直面したりする時には利用すると思います。
それから学校とのやりとりって意外とストレス溜まりますでしょ?学校はもちろん一生懸命教育してくれています。それはみんなわかっているんですよね。
それでも言わないといけない事があったり、学校から言われた事に納得がいかなかったり。
ここで感情と切り離して、教育現場の立場を理解しつつ、保護者としての意見を言うって、よっぽどそこに熟練した人でないと難しいと思いません?
私には無理でした。笑
なので大事なミーティングでは、advocate(アドボケート)という人を連れて行きます。これは今でも使うサービスです。教育現場で言う「アドボケート」とは、教育の法律や権利に詳しいヘルパーです。

アドボケートは、その子に必要なものを、めちゃくちゃ客観的に指摘、親をサポート、教育してくれます。
時々、サバサバし過ぎてこっちが辛くなる時もあります。しかしですね。アドボケートの多くは、自身も障がい児を育ててきたり、障がい児に関する仕事をしてきた方だったりするんです。
彼らは学校とのミーティングやメールのやり取りでの態度、文章、喋り方、用語の使い方を教えてくれます。
カッとしてしまった時、泣きたくなった時にどうしたら良いかまで…経験者なのでこちらの立場をよくご存知です。いいでしょう?これは助かりました。
学校側も、アドボケートを連れて来るか来ないかで、態度が違ったりもするんです。
「ヤバイ奴連れてきよった!」って感じで。
学校側はどうしても「経費削減」しなくてはいけない立場です。なのでここで、専門用語が飛び交うバトルがあるのですが、そこをアドボケートが手伝ってくれるのです。お決まりの言い回しとかがあるんですよ。
そんなの保護者は普通知らないですよね。
だから必要なんです。
もちろん、アドボケートを雇うのにはお金がかかります。ぶっちゃけ時給で言うと50~80ドルくらいかな。移動時間も含め。打ち合わせとかも入れると、まあまあ毎年それなりの費用が掛かります…。
しかしですね。こういうのは州の障害関連の課に申請すると、多少補助金が出たりします。そういう形でどうにかこうにかやっていくもんなんです。
去年と今年のボビーにはそれ以上のサポートが必要になりました。弁護士やセカンドオピニオンの医師などです。こうなってくると、かなり自分たちの懐から出す事になります。
きっついですよ。弁護士は時給300ドルくらいですかねえ。泣
うちはごく普通の家庭ですからね…。
できるだけ将来のことは考えないように生きてます!笑
しかしやはりその道の専門の弁護士というものを通して学区と話し合いとなると、話の進展度が違うんですよ。
無理してでも、まあやるしかない…。
中間層は辛いよ。
実は低収入の場合はボランティアの弁護士、プロボノ(pro bono)の助けを得られます。wikiリンク:プロボノ
こんな感じで、いかに情報を集めて外部サービスを受けるかは、どの層にとっても大切な事になります。
日本の場合だと、まずは社会福祉士との相談になるのでしょうか?
保護者だけでは判断できない事はたくさんあります。
得られない情報もたくさんあります。
障害児育児だけに限らず、育児で行き詰った時には、上手に外部サービスを利用して安心を得てください!
ランキング参加してます!





コメント
コメント一覧 (2)
アメリカ:カウンセリング?みんな受けるでしょ?受けてても別に変な事じゃないよ。みんななにかしらあるでしょ?プロに相談するのは普通の事よね
日本:(カウンセリング受けろと言われた時の心情として)カウンセリング?私の頭がおかしいっての?精神に問題があるっての?弱いっての?
or
そうだね私普通じゃないし受けた方がいいかも知れないね…。カウンセリング受けないといけないくらい悪いのかも…(もう自分はまともではないかのような感じ)
カウンセリングを受けることが悪いこと・隠すことのような感覚は日本はまだまだ根強い気がするな~
cheeさんの記事を読んでいると「困ってる!助けて」の声に応える力はアメリカの凄いところだと思わされます。あとみんな何かしら問題を抱えてるのは当然よみたいな感覚も羨ましいです。なんか日本は「みんな問題抱えてるんだから【あなたも頑張りましょう】」て感じ?
あーごめんなさいなんか無駄に長いし関係ないコメントになっちゃった。