今日もボビーに会いに行ってきました。
秋冬物の服が必要だったので、デパートに行きました。
週末は朝からマイキーのピアノレッスンもあり、だいたい私がずっと運転しています。

面白いのはね。
ボビーは自閉症の典型の「視線そらし」があるのですが、ミラーだとよく目が合うの。

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不思議でしょう?
話しかけても応えはしないんだけれど、ジッと見てはいるの。でも振り返ってこうやって話しかけると、
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ってなる。
それとね。1週間に1回電話の日があるんだけれど、
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電話だと「Hi.」とか「How are you?」に対して、「Fine.」くらいは言えるんですよ。普段、顔を見ているときはあんまりできないのに。

昨日なんか、オット君が「Are you tired?」って聞いたら、
「No!」って言って、ケケケケケ!って笑ってた。

もしかしてジョーク?
ボビーがジョークかましたの?!

というのも、普段は「No」って滅多に言わない子なんです。


だいたい「Yes/No」で答える質問すると、全く答えないか、全て「Yes」しか言わないか、「No」の場合で黙っているか…つまり質問しても答えがわからない!w

ところが電話だと、もうちょっと反応がある。


前回「聴覚情報処理障害」の傾向が強いんじゃないかって話を書きましたよね。

「聴覚情報処理障害」の人は、電話が苦手の事が多いらしいんです。というのも、電話の声ってちょっと聞き取りにくいじゃないですか?一般的に。障害があると、これがもっと難しいらしいんです。

だから、「あれ?ボビーはそういうわけじゃないのかな?」って、最初思いました。

でもこういうのも見つけました。
どうやらPhonakというオーストラリアの補聴器メーカーの商品、
Roger Focusというのがあって、聴覚情報処理障害や発達障害の人に役立っているらしいんです。

要するに、教室で先生の声がよく聞こえるようになる補聴器で自閉症の子が楽になったって話。

だからひょっとしたら、ボビーの場合も電話を耳に当てることで、聞こえに集中しやすくなっている可能性はありますよね。

もしかしたら、「両親と話したい!」っていうモチベーションかもしれませんけど。
(だとしたら嬉しい。)


それでね。もう少し自閉症と聴覚情報処理障害の関係に関する情報を調べてみました。
すると、なんとボビーと行ったことがある研究室がその最先端だったんです!


私たちはボストン近郊に住んでいます。ボストンは有名大学がたくさんあります。自閉症に関する研究もあちこちでされています。なので地元の私たちは協力することがあります。(体に影響ない研究ね。)

その中でも私が一番注目しているのはボストン大学です。
というのも、non-verbal/minimally verbal(話せない、もしくはボビー程度)の自閉症者に関する研究を熱心にしているからです。


Autism Speaksのサイトに、ボストン大学が行っている最新の研究の解りやすい説明がありました。

Autism and auditory processing disorder: What’s the connection?

短くまとめると、今のところ80%の自閉症者が聴覚情報処理の問題があるという見積もりがあり、数々の研究から、言語能力との関連性が示唆されていると。

おそらくこれが、なぜ3分の1もの自閉症者が言語能力を得られないのかという理由と考えられてはいるけれども、何せ喋れない人たちだから、何が起きているのか知るのが難しい。

そこで様々な条件で脳波を調べて、脳に何が起きているのかを研究、さらにはコミュニケーション改善の方法を探したいって話。

まさに私が知りたい事よ!

この研究室の凄いところはね。

自閉症の遺伝的要因とか、環境要因とかじゃなくて、

結果が見えやすい、ある程度話せる高機能の自閉症に偏った研究じゃなくて、


重度の自閉症者が、コミュニケーション能力を得るためにどうしたら良いか

っていう、障がい者側に立った研究をしているってとこなんです。

この研究室は注目してた方がいい!
あとね。MITも面白い研究が多いです。
ハーバードは割と普通に医療面の方の研究が多い印象だけど、MITはなんか一味違うのよ。君ら、自閉症者にヒントを得たロボットでも作るのか?みたいな。

ボストンは面白い街です。

しかしボビーのミラーだと目が合う現象は一体何なんだろう?

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