自閉症児をよく知る人は解ると思いますが、ボビーはこっちから近づくと磁石が反発するように離れていく子です。

幼児期から学校でも家でも各種セラピーやっても、基本的にこの性質は変わっておりません。

もちろん家族や今の学校(寮)のような重度の子たち用の構造化された環境で、毎日見慣れた人に囲まれていれば多少は軽減されますが、それでもボビー自身が「何かやってもらいたい」というのが無ければ、まあ基本ボッチウロウロを好みます。

でもね。忍耐強く見て見ぬフリしているとね。
自分から近寄ってきたりするのよ。用が無くても。
Saltbox_00250
猫みたいなのよ。
微妙な距離感で目を合わせずにシレっと近寄ってくんのね。w

かする距離まで来ても、まだこっちから声をかけたり、手を出したりすると、またスーッとどっかに行ってしまったりするので、まだここでも我慢。

ボビーの方からこっちをチラチラ見始めたところで、ボビーがブツブツ言っているのを真似すると、

一瞬、嬉しそうな目の輝きが見える。表情は変わらなかったりするのよ。でも分かる。

それでもこっちが質問形で話しかけたりなんかしたら、また離れて行ってしまう。敢えて知らんぷりして猫に話しかけたりしてると、急に隣に座ったり、寝転んだりするの。

カワイイでしょ~!!!

こういう時は、自分で私の手を引っ張って肩をくすぐってくれと要求したり、目をガッツリ合わせてきたりする。エコラリア合戦したりする。一緒に歌ったりする。

この瞬間よ!
もう幸せ。

会話では無いのに心が通じるんだよね。
せいぜい10分くらいしか持たないんだけれどね。

週末に家に2、3時間帰って来た時に、この瞬間が1回あるかないかってとこかな。

こういう事なんです。
セラピストが1、2時間、上からの指示通りをやろうとファイル持って追いかけまわしたってどうにもならないってのわかるでしょ?

ボビーの信頼を得る前にセラピストが変わっちゃったりするとまたやり直し。

本当に苦労しましたよ。

とりあえず先週末のボビーは機嫌が良かったです。
突然泣いたり、癇癪も起こさず、異食や常同行動もかなり少な目でした。

いつもこうならなあ。

いつかそういう日々が来るといいです。

にほんブログ村 イラストブログ 絵日記へ