前回


1話目


医師とのミーティングの後、ソーシャルワーカーとボビーの面会に行きました。面会室は例の隔離病棟
Saltbox_00268
に直結した小さな部屋でした。

その面会室でさえ自由に出入りもできません。
トイレさえスタッフの許可をもらって鍵を開けてもらわないと入れないという空間でした。

Chee:入院のお部屋は見せてもらえないのですか?

ソ:そちらには入れません。


どうやらこの隔離施設には、発達障害の子だけでなく、精神疾患のある子、行動障害や自傷の可能性がある子もごっちゃに入っているようでした。

違う問題の子たちを一緒に…なんでよ…。


介護士に荷物を渡し、それぞれに名前を書く作業をしました。

ボビーは入ってくるなり、
Saltbox_00271
と私たちの手を引いて、車に連れて行けと催促しました。

この子に説明しても何が起こっているかなんてわからないのに…どうして彼にこんな目に合わせるのか…。

不安と驚きと怒りと哀しみでもう一杯いっぱいでした。
でもほんのちょっぴり、こう思いました。

州がわざわざ指定しているような病院だから、もしかしたら、少しは良くなるかもしれない。

泣きわめくボビーを後に帰る80キロ。
そうでも思わないとやり切れませんでした。

次の日の朝、看護師に電話を掛けました。

看護師:元気ですよ。特に変わったことがありません。

Chee:え?あの…この子、夜尿症があるのですが、どうですか?

看護師:夜尿症は見られていません。

Chee:え?1回も?今まで?はあ…不思議です。家ではほとんど毎日やってしまうもんで。

看護師:レポートに書いてありませんから。私は日中の担当なので、夜勤が報告しなければわかりません。

Chee:今度夜勤の方に聞いていただけますか?

看護師:レポートに無ければ無いんでしょう。

Chee:はあ…。


なんか信用できないんだけど。

そして翌日は面会に行きました。渋滞無しで1時間半。通勤渋滞にはまると2時間はかかります。夫婦で片道ずつ運転するようにしていました。

オット君の両親がマイキーのベビーシッターをしてくれていました。この時はまだ夏休みだったので、お泊りで預かってくれました。毎日心身クタクタだった私たちは本当に助かりました。

そして面会室に入ると、そこには…

ボロボロのボビーがいました。

Saltbox_00259
どうやったら2日でこんなことになるわけ?!

はだし。そしてブカブカで毛玉だらけのスウェットパンツを引きずっていました。上は大人用のHanesの下着みたいなシャツ。伸びきって薄汚れて肩が出ていました。

寒い地方の人はわかると思いますが、夏の終わりはもう朝晩は冷えるんですよ。まだ暖房の季節じゃないから、服装の調節が案外難しかったりしてね。
これは寒そうでした。


つか私たちが持ってきた服はどうなったのよ!

avatar_otto_03avatar_chee_suspicious
ソーシャルワーカーを呼んできてください!

ソ:あのですね。洗濯物がすべて出されてしまっていまして…戻ってくるまで待っていただければ…。

言い訳していましたが、表情に「やっちまった。」というのが薄っすら出ていました。

Chee:服が足りないなら言ってくだされば、持ってきます。どうなってるんですか?たったの2日で?
実はうちの子は夜尿症があるんで心配していたのですが、看護師によると無いっていうんですよ。
本当に無いんですか?
服が無い理由と関係ありませんか?


ソ:…私の方からスタッフに言っておきます。

オット:この辺に服を売っている店はありますか?

ソ:えっと…ウォルマートなら…。いいものは買わないでください...こういうところは紛失が多いので…。

なので慌てて買いに行きました。
安いのをたくさん。もう寄付のつもりでさ。


何このゴミ施設!

その日からも、2、3日に1回通いました。もっと通いたかったですが、仕事やマイキーのこともあるんでね。

この後、服は1,2着紛失されましたが問題は減りました。そして1週間後…

Saltbox_00274
お薬で多少は大人しくはなっていました。

というかおかしくなっていました。

また彼らとミーティングをしました。
Saltbox_00270
とりあえず退院が決定。

投薬は続行、そしてABAを週20時間やれと言われました。


あんたらに投薬とABAやりたいわ!

と思いましたが、この時はボビーを家に連れて帰れる喜びで一杯でした。

続く~まだまだ~(泣)

にほんブログ村 イラストブログ 絵日記へ