前回


1話目


とりあえずボビーは家に帰ってきました。

薬を飲ませるのが大変でした。

半端ない偏食の子なので、何かにまぜてもちょっとでも薬の感じがわかってしまうと吐き出してしまったりするのです。よく使われるアイスクリームとかそういうのでは無理なのです。

私はチョコレートを溶かして、製氷皿で固めてみたりもしましたが、一度バレたらもう駄目でした。
結局、砂糖たっぷりなドリンクでごまかして飲ませるしかありませんでした。

1週間くらいは
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としていましたが、だんだん前と同じ様に戻ってしまいました。

おねしょは相変わらずでした。

病院は嘘をついているとしか思えませんでした。

帰ってからすぐにソーシャルワーカーがくれたABAセラピーエージェンシーに電話を掛けましたが、
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留守電にメッセージを残しても、メールしても、どういうわけか返事が来ません。

米国ではABAが発達障害の主流の療育なのですが、あまりの需要の高さで簡単に予約できるものでは無くなっているんです。

日本でもそうだと思いますが、近年、発達障害の認識が高まり、医学的にも適用される範囲が広がったんですよね。自閉症に関しては、昔はアスペルガーとかカナーとか言われていたのが「スペクトラム」になり、保険で療育を受けられる人が増えました。

発達障害は早期の療育が大切とされるので、とても良い事ではあるのですが…

…サービスの奪い合いになってしまったのです。

当然、お金がある人はバーンと払います。

「うちの子、ちょっと言葉が遅いかも。」くらいでも、サービスを受けるために、医者に診断書書いてもらう人もいます。

だから「発達障害が急に増えた」みたいなことになってしまうのです。

そんで小学校で追いついて、「ABAのおかげで治った!」みたいなこと言うのです。

そういうケースも本当にあると思いますが…。

一方、我が家のような家庭は、すでに大きなハンデを背負って生きているのに、ここで無駄に競争にさらされます。


後で書きますが…こういうとこなんですよ。
医療、福祉、教育…本当に助けが必要な人のセーフティーネットになってなくないか?という。

そして、ABAセラピーはたとえ予約が取れても、すぐに開始できるわけではありません。

大学院を出ているような有資格者が観察、分析して指導計画を作り、必要な時間数を割り出して、保険会社に提出。それで許可されて初めて開始なんです。

すんなりいっても数週間はかかるプロセス。それなのに返事がない。

ハイ!
2週間くらいで無事2周目突入となりました。

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そして事件は起きました。

お楽しみに。


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