1話目


私たちはまたこの病院に戻ってきてしまいました。


なんでこんな意味が無い事を繰り返すのか。
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「お約束」のプロセスを通さないとどうにもならない。
家に来るソーシャルワーカーが支えてくれましたが、本当に辛かったです。他のボビーみたいな子がいる家庭に聞いても、多くが同じような経験をしているんです。

助けが必要っていう証明のために。

しかし皆さんご存じの通り、最終的にはこうやって各種セラピーを用意してもらえたり、質の高い寮のある学校に入れてもらえたわけです。

だから米国のシステムが悪いとは言い切れない。

ただプロセスが酷すぎる!

2回目の入院中、例のドアから覗くと、
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ボビーが床で他の子の食べこぼしを食べていました。
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誰も何もしない。
しばらく様子を見ていましたが、気が付いている人もいるのに何もしない。

我慢の限界が来ました。
ドアをノックするとナースが出てきました。

Chee:うちの子そこで這いつくばって、床のごみ食べてますが、なんでだれも止めないんですか?

ナース:私の担当じゃないんで。

Chee:ソーシャルワーカー呼んでください。

ソーシャルワーカーに説明すると、さすがにマズイと思ったようでした。
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ソ:このユニットの責任者を呼んできます。

責任者:大変申し訳ございませんでした。私の方から指導しておきます。

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Chee:ボビーは異食がある子なのは報告されているはずです。誰かが常についていないといけないはずです。

責任者:はあ…しかし、ここではそういう体制ではありませんでして…。

オット君:という事は、この施設はボビーの安全を確保する能力が無いという事ですね。このままでは帰れません。できないというのなら、ボビーを連れて帰ります。

責任者:…少々お待ちいただけますか?

結局、責任者が1対1体制を約束してくれました。
ソーシャルワーカーには、前回の服の事も併せて、この事件を記録に残すように言いました。

ここから私たちの立場が強くなりました。

どうにか2週間ほどの入院を乗り切りました。最後の方はボビーの1時間ほどの連れ出しも認められました。


ソーシャルワーカーにABAの予約が取れない事も伝えました。すると…
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ソ:私が個人的に知っている比較的新しいエージェンシーです。評判はいいんです。ここなら予約が取れるでしょう。私の方からも連絡しておきます。

最後に良心がちょっとだけ見えました。
本当は優秀でいい人なのかもしれません。

でもシステムに乗せられて次々送られてくる子供たちをベルトコンベアのように動かしていくこの施設…

従業員も病んでしまうのかも。

実はこの病院のグーグルレビューを見てみました。
すると…1スターだらけ!w
平均では2.9になっているけれど。

マイナス5スターにしたいとか!w
トラウマになった。許せない。とか。
物が無くなるってのもありました。

そんであとは取ってつけたような5スター評価があって、それがまた嘘くさくて余計に怖い。

ユーチューブにも、男の子が「この病院怖いよ…。」と言う短い動画もありました。

本物のホラーじゃん...。

ちなみにこの病院…プライベート、つまり営利団体なんだよね。

最初のERの病院は非営利団体です。ノンプロフィット。
米国の病院は非営利が多く、一般的に満足度が高いとされているんです。慈善が前提にありますからね。

なぜ他州のあの営利病院しか選択が無いのか…

いまだに謎です。


さあ、あと2回です。
どうなったのか!


追加:行動障害のある自閉症者の入院先が無いという全国的な問題をまとめたニュースを見つけました。

ね…我が家は全然特殊なケースじゃないのよ…。
まだいい方なのかも。



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