前回


ERに着くと看護師が受付をしました。
オット君が事情を言うとすぐに状況を理解しました。

私は大げさと思いましたが、アメリカ的には万が一の虐待の可能性のために一通り検査するというのは普通ってことです。

オット君に「すぐに理解できなくてゴメンね。」と言いました。

マイキーを見た看護師は言いました。

「こちらのお子さんは健康なんですよね。だったら連れ帰ってください。こちらには入れません。コロナ禍でそういう決まりなのです。」

さてどうする。

Chee:私が電車で家に連れ帰るから、オット君が後はやって車で帰ってきて。道は迷っても仕方が無いよ。

オット君:…それしかないな。じゃあ僕が受付を済ませる間、ここで子供たちを見ていてくれ。これでいいですか?

看護師:それで結構です。

なので子供たちとロビーで待ちましたが…ボビーはどうしても席から立ってウロウロし始めてしまいます。
ピッタリくっついてできるだけ座らせるようにはしていましたけれどね。

普段来ない場所、人も多い場所でじっとしているというのは、自閉症者には困難なことでもあるのです。

それでも昔はこうだったのに、
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だいぶ病院でもどうにかなるようにはなってきているんです。



少なくとも小さい頃みたいな逃走の問題は無い。






なので多少ウロウロしても、こっちが落ち着いて近づいて連れ戻すというのを繰り返していました。

これが一番静かに病院のロビーで過ごす限界かな。
押さえれば余計騒がしくなるだけ。

でも看護師さんは事情を知らないので、ボビーに声掛けで「席に座って。ハイ戻って!」ってやって困っていました。なので「ノンバーバルなので、理解できなくて…。すいません。」と言って、
学校で習ったテクニックも使いつつ、
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席に戻る時でした。

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単に思った事を口にしただけかもしれません。

でもさ。
「あなたの子供、あなたと同じくらい太ってますね。」とか言わないでしょ?w

それに、そのタイミングでそれ言う?

私には「その背丈だから面倒見切れないんじゃないの?」って嫌味を言われたような気もしました。

考え過ぎと言われればそれまでですが、実際そういう事良くあるんですよ。私くらい小さいと。


私はこれから歳をとって、もっと縮んでいくでしょう。

私の事を何も知らない人から、なんで挨拶のように自分の背丈の事を言われなきゃいけないのか?

いや。知っている人でも平気で言うんだよね。
マジやめて。w

ハッキリ言って、女性やアジア人が社会的に不利なのもこれ関係あるでしょ?

と思わず看護師に言いそうになりましたが、ボビーをサッ椅子に座らせて、一緒に数えたりなんなりしながら席に着かせる努力をしました。

そこにオット君が来ました。
そして看護師に言いました。


オット君:どうしてもウロウロしちゃう子なんですけれど、ウロウロさせといていいですか?

看護師:わかりました。いいです。

いいんかい!w

こういうとこなんだよね…母親と父親との立場の違い。
本人の行動だけでなく、周りの扱いも。父親だと甘い。

ずるい!w

そしてオット君には悪いけれど、だから任せきれないとこがある。ウロウロしない練習のいい機会なのに。

でも黙ってマイキーと外に出ました。

ボビーは私に着いて来ようとしました。
あの子ね。ウロウロして見ていないようだけれど、やっぱりお母さんに着いてくんの。絶妙のソーシャルディスタンスで。

それが可愛かったので、もう許す!

そしてそこからどうやって公共交通で家に帰るかわかりませんでしたが、すぐにトローリーに辿り着けたので、電車を乗り継いでどうにか家に帰れました。
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マイキーにこんなとこに付き合わせてしまって、かわいそうと思いましたが、電車に乗れて嬉しそうだったので、ヨシとすることにしました。


続く
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