近年のファシリテイテッド・コミュニケーション(FC)、つまりRPMやS2C(Spelling to Communicate)に関して、あの後も調べまくりました。

残念ながら、日本でこの事に関して、ちゃんと議論をしているサイトは物凄く少ないです。これは危険です。

日本の専門家のみなさん、お願いですから今のうちに検証をしてください。

最新の米国の見解がよくまとまっている記事はこちら:


AAC(augmentative and alternative communication)の専門の先生が過去の研究を検証したのがこちら:


Systematic review of facilitated communication 2014–2018 finds no new evidence that messages delivered using facilitated communication are authored by the person with disability(これ↓)


まあ簡単に言うと、何年経っても何にも効果を示す研究が無いことを証明

ちなみに、AACとは、日本語では「補助代替コミュニケーション」といいます。スティーヴン・ホーキング博士が使われているのありますでしょ?あのくらい動きが限られる方でも操作できる道具があるわけです。AACの先生方からすれば、FCは胡散臭いなんてもんじゃないでしょう。

それでも私は実際の例、どういう経緯でそこに至ったかの記事、本人たちのブログや書記、実際の子供が文字盤を使う動画などを観まくって、親御さんの話も真剣に聞きながら分析してみました。

かなり好意的に見てみました。
信じるつもりで。
でね。私の見解ね。個人の見解ね。

ファシリテーターの意思が影響してる。

彼らは「コミュニケーション・パートナー」とか呼んでいるけれど、なぜかほとんどの場合、業者側の人間か「母ちゃん」なんだよね。「父ちゃん」ケースを見ない。

なぜ?

それは…「父ちゃん」は私みたいな性質の人が多いからではないかと。男女差別とかじゃなくてさ。お人形遊びできない系の人ね。男性でも遊べる人もいるだろうけど少数派だから、そういう意味。

おそらくこの手の人は、ファシリテーターの素養が無いんじゃないかと。

色んなケースを観察してみましたよ。
最近は文字盤が透明な人もいてね。こうやって動きが見えます。
Saltbox_00317
まあ動いてるよね。残念ながら。
そしてなぜか、突然関係無いことをつぶやくケースが多い。「おわり」系が多いかな。"Done."とか。終わってなくても。急に立ちあがってウロウロしたり。

こっちが本心なんじゃ…。

お母さんやファシリテーターに言わせると、そういうのは言葉や体がコントロールできなくて、こういう子たちは自分の言葉が引き出せなくて、信頼ある人が縦に持った文字盤を差すことできっかけになる、みたいな事を言うんですよね。

確かに私にも、ボビーがそう見える時がある。

でもどっちかというと、ファシリテーターが言葉の穴埋めしているんじゃないかな。無意識で。善意で。

面白いケースでは、ずっとお母さんと文字盤で話していて、今高校生になって、1年前から文字盤をテーブルに置いたり、パソコン入力練習を始めた子の動画。(ここにはリンク貼りません)

お母さんが「手に持った文字盤だとスラスラ答えられるのに、置いたとたんにできないんです。タブレットだろうがPCだろうが、ペンだろうが、どんなデバイスを使ってもそれは同じで言葉が出なくなるんです。それはどーたらこーたらで(RPMの謎理論)だから練習が必要なんです。」みたいな事言うのね。

でもさ。この子は絵を描くみたいだし、会話できなくても文字書ける子もいるでしょ?つまり手の操作で意思表示できているケース。

絵本出して漢字も書ける人もいる。これは「自閉症バリバリ」の方ではなくて「知的」な方の技術よね?
という事は、普通に筆談できるってことじゃないの?
大変ではあるんだろうけれど、そこまでできるなら、自分の意思の証明に使えるじゃん。
なぜタイピング入力のみ高度な話になるの?

そこがわからない。

さて。その高校生のここ1年くらいの自立タイピング練習の成果を見たんだけれど、文字盤だとかなり高度な会話なのに、先生と対面式の独立PC入力だと幼稚園程度の質問にも答えられなくなるのね。先生の顔色を伺って何度も間違えた事を言い(この子はボビー程度の発語もある)、先生が正しい答えに誘導して「そう。そうね。それをタイプして。」とやって「できた」事にしている。

文字盤の方も、テーブルに置いた場合だと「トイレ(バスルーム)に行きたい」も自発的に言えなくなる。先生はこの時点でトイレに行きたい事に気が付いているが、テーブルに置いた文字盤で打つように促す。
しかしできない。ところがいつもの透明文字盤を持つと、途端にBを差し「バスルーム!」といってトイレに行く。

私には、置いてある文字盤やキーボードは何も指示してくれないので、顔色を伺いながら先生が言った言葉の一部を打ち、そして
手に持った文字盤で先生に促されてやっと動くように見えた。

これでもお母さんは信じ切ってる。
これは見守っていきたい。
どうなるのか興味ある。

ちなみにあの有名な自閉症者であり、科学者のテンプル・グランディンさんのRPMに関するコメントはこちら。(1か月前の投稿。昨日見つけた。)

私とだいたい同じ意見です。

とにかくボードやデバイスをファシリテーターが持つのはダメと。ただ、本当に自分でタイプできる人はいるとも仰っています。デバイスを置いて、ファシリテーションできないレベルのスピードで入力できる人もいると。
彼女自身、優れた知能を行動のために疑われていた人なので、その辺は良くわかるのでしょう。

私もタイピングできる自閉症者を疑っているわけではないのです。

これはニュース映像なのでリンクつけますが、普通に学校のスピーチセラピストとAACアプリを使い、ここまでできる子もいるんです。

これが正統派だよね。

しかし私たちはどうしましょ?


とりあえず文字盤を作ってみました。持つのはダメですが、実験として私が誘導できるのかを試す価値はありますし、置いた時にどうなるのかも見てみたいです。

iPadもAACアプリ(Proloquo2Go)もあります。

それからダラーストアで、こんなの見つけました。
dry erase
持ち手付きホワイトボード。
ボビーは多少は文字が書けますからね。

まだどう使うかは決めていませんが、これなら軽いですし、自分で持って書くこともできるんじゃないかと。自分で持つ文字盤にしてもいいですし。

どうぞお楽しみに!

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