ファシリテイテッド・コミュニケーション(最近の文字盤を指すのも含む)の信憑性問題について、できるだけフェアな視点で考察するシリーズ。


とうとうやってみましたよ。ボビーに文字盤。
letter board
やってみずに批判はしたくないんでね。
実は以前にも多少は試したことはあるんですが、自分の名前を繰り返し打つだけの事が多かったんですよね。

なので今回は、何か要求がある時に使わせるとこから始めてみる事にしました。

まずですね。オット君が学校にボビーをお迎えに行ったのですが、は家に帰る途中、車で大騒ぎで大変だったそうです。途中で学校に引き返そうかと思ったそう。

COVID-19のためにしばらく隔離生活していましたからね…ストレスもたまっているでしょうし、多少の後退は覚悟でした。

ボビーは家に帰ってくるなり、いつも通り台所を漁りはじめましたが、途中でバーガーキングのドライブスルーのお昼を食べ始めると満足気で、一安心しました。

食べ終わると、
"Can I take a shower?"
とセンテンスで私に聞きました。
そこですかさず文字盤を見せ、
"Can you type it?"
と聞くと、
I-W-S
と強くひっぱたくように押しながら、
"I - Want - Shower!"
とハッキリ言いました。

スペリングじゃない。
まさかのDAI語みたいな使い方!w


まあまあまあまあ、このくらいは言葉で要求できますからね。

そしていつものごとく、バスルームで1人でご機嫌で過ごしているかと思うと、急に泣き叫ぶ声が聞こえました。
様子を見にドアを開けると、消臭スプレーや除菌シートを投げました。投げそうなものをササっと隠すと、洗面台の前の踏み台を掴んだので、それをどうにか押さえつつ、すぐ隣の主寝室に誘導しました。すると今度は私のマウスやエクササイズ道具、本、目覚ましが投げられました。PCを死守しながら、「オットく~ん!」と呼びました。
Saltbox_00156_2
オット君が来ても暴れん坊は止まらず、2人ともパンチやキックを食らいました。ボビーは私に似たのか、背の割にガッチリしているのでシャレになりません。

2人がかりでベッドやカーペットの柔らかいところで落ち着かせました。不思議な事に一度収まると、何事もなかったようにケロっとするんですよね。
自閉症あるあるでしょうが。
そしてスタスタと自分の布団に行き、うつぶせると急に眠ってしまいました。

そして20~30分後くらいかな。
また急に起きて冷蔵庫に行き、ミカンを要求しはじめました。一気に3つ食べてご機嫌なようなので、4個目の時から文字盤を使ってみました。

でもやっぱり「O」って最初の文字を押すだけでした。

ボビーはある程度読めますが、スペリングは限られた言葉しかできません。しかし最初の音はわかるようです。

ミカンを6個、リンゴを2,3個食べてすっかりご機嫌になりました。見ていないと芯まで食べてしまうのが困ります。

一体どんだけ食べるのか?
おそるべし成長期。


その食べてご機嫌の間、実際に文字盤FCをやっている動画を見せてみました。

ほら、ああやって考えていることを伝えられるんだよ。って、普通の子に話しかけるように説明しながら。

その後はまあまあ機嫌が良かったので、家族みんなで一緒に座って文字盤で答えられるかやってみました。
机に置いたり、手に持ったり、色々やりました。

ボビーのティーチャーは誰?
「…」
答えないのでボードを目の前に持つと、
Tを叩きながら、

ティーチャー!

エエエ…そうきたか…。

学校は?
Sを叩きながら、

スクール!

そして…

I-W-S I-Want-Shower!

が始まったので、ちょっと待ってもうちょい質問に答えてと、他の質問をしようとすると、何度も
"I want shower. Can I take a shower?"
のフレーズを繰り返し、最後に、

ブリッと屁でトイレに行きたい事をアピールしました。

なんということでしょう!
言語によらない新しいコミュニケーション方法を自ら生み出したのです!

天才自閉症児、感動秘話!

マイキー大爆笑!

でもマイキーは考えてくれました。

ホワイトボードに色の名前を書いて、僕が好きな色聞いてみる!
dry erase2
ダメでした。何回かやってみたらとうとう指で消し始めました。それがPinkのところだったので、「ピンクが好きなの?」と聞きましたが無視されました。


そこでもう少し見やすいのにしてみましたが、
dry erase1
完全に無視されました。

その後、ボビーは車を要求しはじめたので、また文字盤を見せてみました。いつものC-A-R、car!をやった後に、
"Ride the car"とかなんとかブツブツ言葉で言うのは聞こえました。ボビーはセンテンスごと覚えていない場合は文章で話しません。こんな感じです。

面白いのは、私が耳元で囁くように話しかけると、それを丸々エコラリアで返すんですよね。

あれはなんなんだろう?

送りは家族みんなで行きました。
ボビーはすんなりと学校に戻りました。

久々に会ったボビー。
相変わらずのボビー。

私は別にボビーに高校出て欲しいとかじゃないの。
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こんな子だから、どうにか基本的な事を何らかの形で表現して欲しい。意思が伝われば、問題行動の理由もわかりやすくなるし、本人も救われる。それだけ。

こんな切実な思いがあるのさ。

そして家に帰り、さらにFCについて調べまくりました。
そうです。さらにです。
しつこいなんてもんじゃありません。


もはや執念。

そして凄い情報を見つけちゃいました。
何かって?


FC問題で90年代に大議論になったニューヨーク州にあるシラキュース大学、ダグラス・ビクレン(ググると面白いの出てくる)の元でやっていた元ファシリテーターの告白です。

最近のFC復活問題を懸念して活動されているようでして。

次回はその衝撃的な話を書きます。



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