私が知っている中で今までFC(Facilitated Communication)から入って自分の意思を触られずにタイプできるようになり、出版やブログで「自閉症はこうなんだ」的な事を書いて有名な方は、

RPM創始者のソマ・ムコパディエイさんの息子のティトさん。
これがその講演会ね。
1時間10分のうち、最後の10分が自分でタイプして質問に答える部分です。

すごいですね。そしてここまでできてもお母さんがいます。
お母さんは独特の動きをします。疑ってはいませんが、「なぜ?」とは思います。

それから、こちらの記事のリンクに動画がありますが、

Ido Kedarさん。

Ido Kedarさんは、自分と同じような人として東田直樹さんを良く言及します。彼も自力で打てるようになったようですが、なぜか近影の動画しかありません。

お母さんが右におり、やはり頭や手が動いたりボソっと何かを言ったりします。ソマさんと動きが似ているかも。
東田さんもお母さんが必ず右ですよね。
右じゃないといけない理由でもあるのでしょうか?

講演会はこれしかありませんでした。

他の人もそうですが、なぜ部屋の全体像が見えるような状況で、支援者が回りにいない状態での映像が無いのか?
いつも不思議に思います。

もう一人有名な方でCarly Fleischmannさんという、女性がいらっしゃいまして、カナダと米国のメディアにもさんざん出ておりました。この方に関しては、私もオット君も本物じゃないかと思っております。
というのも、まず、

FCを使っていない。(重要)

あと書く内容が普通の人っぽい。お話からしても、「自閉症」というより他の部分の障害が多い人なのかな?という印象。なのでこういう人はいるだろうなという。

セレブとの対談も人気でファンも多かったのに、2年前くらいから突然表舞台から消えて、みんなに心配されています。
気になるメッセージを残して…。


それでですね。
最初のTitoさんの講演の司会をされているRalph Savareseさんはですね。自分の自閉症の息子、Deejのドキュメンタリー映画も作っておられます。これがトレイラーです。

Deejは大学まで出ちゃいました。お母さんが常についてまわります。映画では思いっきりFCやってます。でも自分でポエムも書けちゃう設定で、感動作として複数の賞を取り、PBSでも放映されたようです。

そう。なぜかこの手の子はかなりの割合でポエマー。
なぜなのか?


実際のDeejさんの映像です。

お母さんがいないと何にもできず立ちあがってどこかにいってしまいます。そして焦ったお母さんが、何にも喋っていないのに全部答えてしまいます。12分くらいから。FCさえ使っていない。どういうことなのか?

私には雑バージョンの東田さんに見える。

ちなみにDeejのご両親は、「無発語の自閉症者は本当はインテリジェントなんだ。FCを人権として認めろ」というアクティビストです。

こういうとこなんですよね。私が執着してしまうのは。
これはウォッチしとかないとヤバイだろうな、と。

これでもまだDeejはマシな方で、ユーチューブ調べれば、もっと雑なのが山ほどいます。
親はそれでも信じ切っています。

FCは親が障害を受け入れられていないのでは?自分の理想を押し付けているのでは?っていうのを思われる方もいるようですが、実は私はそういうのとはちょっと違うと思っています。

FC問題は白か黒かの問題である。
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これです。

例えば地球平面説を信じようが信じまいが、あなたの明日はそんなに変わらないじゃないですか?

でも、「自閉症者のあの行動は本当の姿では無く、本当は普通」説を信じるとなると、明日どころか今すぐにでも自閉症者に対する対応を180度変えないといけなくなる。教育の仕方も変えないといけなくなる。
これが、
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これでないとつじつまが合わなくなる。
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さああなたならどちらを選びますか?

普通に最初のだろうと思うでしょう?
でも目の前の支援者がこんな感じだとしたら?
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どっちにしても大して効果が変わらない子の場合さ。

より周りから温かく見てもらえる方に行きたい。

ってなるんじゃないかな。だってどっちの方が優しそう?
これだと思うんだ。
だから間違った選択をした親を責めたくない。

私のブログを見てもわかる通り、線引きも終わりも無い自閉症療育・教育の中で、親にのしかかる大きな責任と圧力。

ある程度会話ができるレベルの子ならまだ進展の度合いが計りやすいだろうけれど、ボビー程度から重めの方の子、話さない子の場合はもう数値で表すのさえ困難なのね。
それでもかかるプレッシャー。
成長してくると、学校の後のさらに長ーい人生の不安も押し寄せます。
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そりゃ安心できるネットワークを作りたいじゃないですか?

だからわからなくもない。

ある意味宗教みたいになってしまうのは、そういうところだと思うんですよね。

だからといって何の根拠もない手法を選ぶのは危険です。

ところがここ最近、メディアがこういうのを推進してしまっていると。どんだけ無責任なのか?
わかっていてやっているとしたら酷いよ。

だってみんなあれが「本当の自閉症者」って思っちゃうでしょ?

というかすでに思っている人が多いよねえ。
あれが本当の声で、自閉症者の中身は普通の人なんだって。

おかしいよね。
どうして自閉症者みんながそうだってわかるの?
自分は特殊なケースって思う方が普通じゃない?

これって物凄い危険だよ。
だって本当の障害を無視、軽視するってことだよ。


それこそ人権問題よ?

学校や歯を食いしばって努力している親は一体?ってレベルよ?
障害に関する膨大な素晴らしい研究は一体?ってレベルよ?

なのに何の根拠も無い方がなぜここまで力を持ってしまうのか?それは…

メディア。

しかも著名な学者や作家やセレブで、自閉症児がいる親がこういうのを持ちあげちゃうからさ。また。

感動物が好きで、そこまで自閉症に詳しくない人はコロッと騙される。

どうか皆さん。
どっちを信じてもいいですが、メディアはどうにでも編集できます。都合悪いとこはカメラに入れません。そして感動的なアニメーションやナレーションや音楽を入れます。

気を付けてください。




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