前回の話の後、

ラベルメーカーで家中にラベル貼りをしました。
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見づらいですが、手洗い手順に矢印も描きました。
b

c
手摺りまで。
ボビーはラベルを指すと読んでくれます。
そのうち身についてくれるといいです。

こういう自宅での努力の話を伝えたら、学校のスピーチセラピストがボビーが体のどこかが痛い時に伝えられるようにする作戦を練り始めてくれました!

嬉しい!

でですね。
この前、レディー・ガガさんとこのワンちゃんが誘拐されたじゃないですか?具体的な事は知りませんが。それと、言語獲得理論を勉強しているうちに、

我が家がお世話になったABAセラピストの飼っているセラピー犬が誘拐された話を思い出しました!笑

私達は渡米してすぐにホームABAセラピストの手配をしました。学校はすでにABAでしたが、それ以上に必要だったのです。しかしウェイティングリストが長くて、半年待ちとかそういう状態でした。

ABAについての記事はこちら:

悔しいのがさ。軽度だろうが重度だろうが関係無しにサービスの奪い合いになるわけですよ。

そして厳しいアメリカの現実…

金持ちは金で解決する!笑

保険通さずにポンって払える人がごまんといる国。

我が家は診断書持って民間保険を通してしか選べないけど。それでもその民間保険が日本人の感覚からしたら物凄い高いわけでさ。

別に貧乏なわけではないですが、

「ABAやりたいです。」「はいどうぞ。」
とはならないのです。そこまでのプロセスが大変なのよ。

しかたなく民間保険会社に
「どこか空き無いですかねえ?」としつこく定期的に電話しているとw、

「あ、新しく我が社のネットワークに入ったABAエージェンシーがあります。ここならまだ顧客も余りいないんじゃないかと。」

「キター!!」と電話すると、かなり英語にアクセントがある方が出ました。フロリダからボストンに来たばかりという事でした。スペイン語と英語のバイリンガル需要があって、こちらでエージェンシーを立ち上げたばかりと。

あの…スペイン語は話さないんですが…。

すると。

…あなたも英語圏の方じゃないですよね…ご苦労されているでしょう。大丈夫です!私たちは多国語、多文化環境の方のためにこちらに来たのですから!

え?いいんですか!?じゃあお願いします!

偶然見つけたエージェンシーでしたが、ボビーは5年近くお世話になりました。今思い返すと、その後我が家に来た他の有名エージェンシーよりもかなり優秀でした。

経営者のBCBAはプエルトリコ出身。スペシャルニーズ関連の修士があるだけでなく看護師の資格もある方で、こうやってボストンのスペイン語地域を助けに来ただけでなく、療育システムが遅れている南米を飛び回って指導している方でした。

本気で自閉症を救おうとする熱意が伝わってくる人。

我が家にくるABAセラピストはみんなスペイン語バイリンガルでしたが、ほとんどは英語にアクセントが無い普通のアメリカ人でした。

どうせ私もアクセントあるから気にならないし、彼らによると自閉症でもマルチリンガルは全く問題ないそうです。まあアメリカの都市部なんて2か国語以上使って当たり前みたいなとこあるからね。

ここのABAセラピストは、アットホームで明るく気さくで、付き合いやすかったです。
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療育ってそういう部分のとこが大事な気がするよ。

そうそう。このエージェンシーは、できない時は無理にDTTをしないで、生活を通して発生することの中でのトレーニング(PRT)や言語トレーニング(VB)に切り替えてくれてました。
今思うと、そういうのも自然で良かったな。

ボビーの場合、小学校在学中は、ABAは最も効率がいい方法ではないというデータに基づく結論にはなりましたが、今、中学生になってから、あの時にやったことができるようになってきた気がする。

時間差ありすぎ。
熟成まで7、8年はかかるのか。笑



で。
誘拐された犬の話?


そう。ABA始めて数年後、BCBAが自分の犬を連れて我が家にやってきたんです。

正式な「セラピー犬」では無いけれど、そういうトレーニングをしてあるそうで、もし良かったら、ボビーに触らせてみる?って話で。
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本当にいい子ちゃんだった!

普通、犬猫はボビーを見ると逃げてくんです。
やっぱり野生の勘で、

こいつは敵にしてはいけないタイプ

とわかるみたいで。笑
私思うんだけれどさ。

自閉症って案外凄いんじゃないの?
ニュータイプと先祖返りのコンボみたいな。

そういえばだけど、今までボビーに自ら近寄ってきた動物はゴリラの子供だけ。ボストンの動物園の。
もう大きくなってるだろうけど。

なぜか他にも人間の子供たちがたくさんいるのに、ガラス越しに常同行動しまくりのボビーのところに真っすぐ来たのよ。

お。こいつはできる。

って感じで。笑

コロナ禍終わったらまた会わせに行かねば!

ABAのワンちゃんはBCBAの指示に従って、ボビーのところでじっと触らせてあげていました。


さすがベテランABAの技術!
凄い!

と言うと、BCBAは言いました。

実はね。この子誘拐された事があるの。


はい~?

散歩に行くのにちょっと玄関先で待たせてたら誘拐されてね。

身代金要求されたの。

エエエ…!でどうしたんですか?

払った。

エエエ!!

警察を呼べば〇すって言われてね。
電話口に鳴き声まで…。

私も命がけだったけれど、金(2000ドル)で取り返せるならと。

…た、たしかに現実的な要求…。

死にそうなくらい痛めつけられた犬と交換した。

エエエ…犯人と直接かい。怖すぎる。

結論:
ABAの達人でも間違った行動を強化してしまうこともある。

私もシェルドンにクリッカートレーニングやってみたことあるよ!


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